准教授 箕輪 はるか
助教 青木 勝彦
客員教授 朝倉 正
訪問研究員

吉川 英樹
岸本 充弘
阿部 智行
緒方 良至
小島 貞男

研究技術員

小山 由起
池内 新司

講座(研究室)の概要
 本施設の前身である共同利用研究部アイソトープ研究室は、大学創立100年を記念して旧大学2号館2・3階に設置され、昭和56年11月5日より利用が開始された。平成14年には旧施設を廃止し、5月5日に大学1号館2階へ移転した。新施設は床面積が約500平米あり、病原体や遺伝子組換え生物を扱うためのP1、P2、P3実験室や動物実験室(実験室P1A)・飼育室(P1A)、暗室等が備えられ、機器として液体シンチレーションカウンタ、ガンマカウンタ、バイオイメージアナライザ、分光・蛍光光度計、ナノドロップ等の測定器の他にPCR関係機器一式、ゲル撮影装置、自動現像機、超遠心機、CO2インキュベーター、マイクロプレートリーダー(RI、吸光、蛍光、発光)等が用意されている。これらの設備・機器は、放射線管理区域への立ち入り条件を満たしていれば、放射性同位元素を用いない実験での使用も可能であり、氏名章を用いた入退室管理システムにより夜間・休日も利用できるようになっている。
医学科教育について
 研究室配属や選択実習では、放射線に耐性のある生物クマムシを用いて、耐性機構の解析や18S-rDNA塩基配列および形態による同定を行い、小動物の採取と観察から分子生物学的解析まで体験してもらっている。また、がんの薬剤耐性獲得機序の解析と耐性克服薬の開発およびドラッグデリバリーシステムの開発、耐性獲得に伴う上皮間葉転換機序の解析を行い、臨床応用に結びつく内容を実施している。
大学院教育・研究について
 アイソトープに関する共通カリキュラムにおいて4日間の講義と実習を行っている。放射性同位元素の利用、安全取扱いと測定法等の基礎技術を習得し、さらに放射性同位元素を用いた応用実習として細胞増殖能の測定やRIA・ELISAを用いたホルモンの定量を行い、放射性同位元素を用いた分析法の基礎を学ぶ。また、大学院において放射性同位元素を用いた研究を行う場合に、指導やアドバイスを行っている。
講座(研究室)からのメッセージ
  当施設は、本学における放射性同位元素を用いた基礎医学・生化学研究の実施と支援を行っている。3Hや14C化合物をはじめ、125I、35S等によるタンパク質や化合物の標識と検出から、がんの研究や再生医療、さらには環境放射能や日用品に含まれる放射能の解析等、幅広い知識と技術の蓄積があり、これらを必要とする教員・研究者・学生に門戸を開いている。組換えDNA実験室を備えていることから、病原体や組換えDNA生物を用いた実験も受け入れているので、ぜひ多くの人に利用していただきたい。
▲ このページのトップへ
教育担当
講義科目名称と対象学年

分子から生命へ 講義 2年(青木)
ヒトの時間生物学 講義 3年(青木)
免疫と生体防御 講義 3年(青木)
医学英語専門文献抄読  3年(箕輪、青木)

実習科目名称と対象学年

「分子から生命へ」生化学実習2年 (箕輪、青木)
免疫学実習 3年(青木)
症候学演習 3年(箕輪、青木)
感染・免疫演習 3年(箕輪、青木)
研究室配属 3年 (箕輪、青木)

▲ このページのトップへ
大学院担当科目名称
アイソトープ実験研究施設 共通カリキュラム(箕輪、青木)
▲ このページのトップへ
主な研究テーマ
実験研究

  1. 環境放射能
    福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質の調査・研究
    環境中の放射性ストロンチウム分析法の開発
    ラジウム・ラドン温泉の放射能に関する研究
  2. 放射線生物学
    クマムシの放射線耐性機構の解析
  3. がんの生化学的研究
    抗がん剤耐性獲得機序の解析と耐性克服薬の開発
    がん細胞の脆弱性に関する研究
    ミセルを用いたドラッグデリバリーシステムの開発
    プロテアソーム阻害剤耐性獲得に伴う上皮間葉転換機序の解析
    薬剤耐性がん細胞に対するクルクミンによる化学療法
    呼気腫瘍マーカーの解析とがんの早期発見法の開発

▲ このページのトップへ
主な業績
  1. Kawamura A, Yoshida S, Aoki K, Shimoyama Y, Yamada K, Yoshida K. DYRK2 maintains genome stability via neddylation of cullins in response to DNA damage. J Cell Sci. 2022 Jun 1;135(11):jcs259514. doi: 10.1242/jcs.259514.
  2. Yamada K, Oikawa T, Kizawa R, Motohashi S, Yoshida S, Kumamoto T, Saeki C, Nakagawa C, Shimoyama Y, Aoki K, Tachibana T, Saruta M, Ono M, Yoshida K. Unconventional Secretion of PKCδ Exerts Tumorigenic Function via Stimulation of ERK1/2 Signaling in Liver Cancer. Cancer Res. 2021 Jan 15;81(2):414-425.
  3. Yoshida S, Aoki K, Fujiwara K, Nakakura T, Kawamura A, Yamada K, Ono M, Yogosawa S, Yoshida K. The novel ciliogenesis regulator DYRK2 governs Hedgehog signaling during mouse embryogenesis. Elife. 2020 Aug 6;9:e57381.
  4. Kumamoto T, Yamada K, Yoshida S, Aoki K, Hirooka S, Eto K, Yanaga K, Yoshida K. Impairment of DYRK2 by DNMT1?mediated transcription augments carcinogenesis in human colorectal cancer. Int J Oncol. 2020 Jun;56(6):1529-1539.
  5. Asakura T, Yokoyama M, Shiraishi K, Aoki K, Ohkawa K. Chemotherapeutic Effect of CD147 Antibody-labeled Micelles Encapsulating Doxorubicin Conjugate Targeting CD147-Expressing Carcinoma Cells. Anticancer Res. 2018 Mar;38(3):1311-1316.
  6. Okabe H, Aoki K, Yogosawa S, Saito M, Marumo K, Yoshida K. Downregulation of CD24 suppresses bone metastasis of lung cancer. Cancer Sci. 2018 Jan;109(1):112-120.
  7. Yamamoto T, Taira Nihira N, Yogosawa S, Aoki K, Takeda H, Sawasaki T, Yoshida K. Interaction between RNF8 and DYRK2 is required for the recruitment of DNA repair molecules to DNA double-strand breaks. FEBS Lett. 2017 Mar;591(6):842-853.
  8. 箕輪はるか, 緒方良至, 加藤結花, 小島貞男:ケイ酸バリウムを主成分とする吸着剤への海水・陸水における Sr の吸着特性, 第21回環境放射能研究会 Proceedings, KEK Proceedings 2020(4) 176-179
  9. Minowa H. Image analysis of radiocesium distribution in coniferous trees two years after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident. J Radioanal Nucl Chem 2015; 303: 1601-5
主な競争的研究費
  • 箕輪はるか(代表)「水中の放射性ストロンチウムの安全、迅速、安価な分析法の開発」
    原子力規制庁 令和3年度放射線安全規制研究戦略的推進事業費. 2021年
  • 箕輪はるか(分担)「「日常の科学コミュニケーション」が変化する局面の多角的分析」
    日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2019年- 2023年
その他

一般社団法人 日本放射化学会 監事(箕輪)

▲ このページのトップへ