教授 猿田 雅之猿田 雅之

大草 敏史
加藤 智弘(兼任)

准教授 小井戸 薫雄
穂苅 厚史
石川 智久
講師 小池 和彦
松岡 美佳
宮川 佳也
有廣 誠二
上竹 慎一郎
内山 幹
木下 晃吉
光永 眞人
講座(研究室)の概要
 内科学教室は、昭和25年に上田英雄を教授とする第一内科学教室と林直敬を教授とする第二内科学教室、昭和33年に古閑義之を教授とする第三内科学教室と上田泰を教授とする第四内科学教室が創設された。青戸分院内科は、永野允を教授とし昭和51年に、第三分院内科学教室は、大平一郎を教授として昭和43年に、柏総合内科学教室は、渡邊禮二郎を教授として昭和62年に創設された。このようにして、4つの附属病院において7つの内科学教室により運営されていたが、平成12年4月の内科臓器別編成に伴って8つの講座、診療科に再編成され、それに伴い消化器・肝臓内科が設置された。消化器・肝臓内科の教授、診療部長には、内科学講座第一の戸田剛太郎教授が就任した。平成16年3月戸田剛太郎教授の定年退任後、平成17年4月田尻久雄が内科学講座消化器・肝臓内科教授に就任し、同時に診療部長に就任した。平成27年3月田尻久雄教授の定年退任後、平成28年4月より猿田雅之が内科学講座消化器・肝臓内科教授に就任し、同時に診療部長に就任し、現在に至っている。平成12年4月の内科の臓器別編成に伴って、消化器・肝臓内科が創設され、それに伴い4つの附属病院それぞれに消化器・肝臓内科が設置された。附属病院は、内科学講座第一のほとんどが消化器病医でありそれに内科学講座第三の膵臓研究グループが合併して消化器・肝臓内科が形づくられた。青戸病院では、消化器病専門の医師がおらず、従来は内科一般として診療をしていたが、平成12年4月の内科臓器別編成に伴って、内科学講座第一から相澤良夫を部長として5人の消化器病医が派遣され、青戸病院の消化器・肝臓内科が開設された。平成28年3月相澤良夫教授の定年退任に伴い、4月から穂苅厚史が部長となり診療にあたっている。第三病院では、第三分院内科学教室第一が、田中照二教授と中心として消化器病診療にあたっていた。平成12年4月の内科臓器別編成と田中照二教授の定年退任に伴い、内科学講座第一から山内眞義が部長として着任し、第三分院内科学教室第一に所属していた消化器病医を中心として診療にあたった。その後、平成13年から高木一郎が部長、平成19年から中島尚登が部長、平成22年から西野博一が部長、平成28年3月西野博一教授の定年退任に伴い、4月から小池和彦が部長代行となり診療にあたっている。柏病院では、昭和62年に柏総合内科学教室が新設された時から、内科学講座第一から消化器病医が関連病院として派遣され、その後、藤瀬清隆らが柏総合内科学教室に移籍していた。平成12年4月の内科臓器別編成に伴って、柏総合内科学教室の藤瀬清隆を部長として、柏病院の消化器・肝臓内科が開設された。平成19年藤瀬清隆教授の退任に伴い、平成19年4月に大草敏史が診療部長に就任した。
医学科教育について
1. 消化管疾患の病態生理を正しく理解し、診断することができるようになるために、疾患の概念及び病因を病理学的観点も含めて学び、症候、身体所見および臨床検査を総合的に把握しながら、問題解決できる能力を身につける。また、消化管疾患の治療ができるようになるために、薬物療法のみならず、生活指導、患者の心理的、社会的側面も重視する知識、技能を身につけ、外科治療の対象となる疾患における手術の適応と術式について理解する。
2. 肝胆膵の各々の疾患について、その病因・病態生理、疫学、特徴的症状、症候、検査異常をよく理解し、診断と治療を正しく選択する能力を身につける。
大学院教育・研究について
 消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸)疾患、肝疾患、胆道疾患、膵疾患がわれわれの研究対象である。研究のモチベーションは常に患者にあり、研究成果は診断、治療、病態解明に役立てることが目標である。そのような観点から、機能性消化管障害の脳腸相関を中心とした病態に関する研究、炎症性腸疾患の病態解明と治療、ストレスと消化管との関係に関する研究、樹状細胞を用いた特異的癌免疫療法に関する基礎的検討とその臨床応用、自己免疫性肝疾患の病態の解明とその診断・治療、遺伝子解析による疾患感受性因子の解明、肝癌の脱分化過程と画像診断・集学的治療、B 型・C 型慢性肝炎の病態解明と治療、非アルコール性脂肪性肝炎、肝障害の病態生理学的研究、急性肝不全の病態解明とバイオ人工肝臓の開発、肝臓におけるレチノイド代謝に関する研究、胆石症、膵炎、胆道癌、膵臓癌の病態、診断、治療などに力を注いでいる。研究テーマによっては本学基礎医学部門あるいは本学以外の研究機関との密接な連携の中で研究を進めている。臨床系臨床コースでは、大学院在学期間中はリサーチレジデントとして、カリキュラムに則って診療に従事し、高度な診療技術の習得ならびに臨床的研究を進める。
講座(研究室)からのメッセージ
  東京慈恵会大学付属4病院はいずれも都心の好立地な場所にあり、内科学講座消化器・肝臓内科は、80名の助教、講師、准教授の有給定数を擁し、関連病院、レジデントを含めると150名を越す日本でも最大数の消化器内科の医局です。消化管疾患、肝臓病、膵臓病、内視鏡に関する指導医として豊富な人材を擁し、研修教育病院としてきわめて充実しています。研究活動については、日本消化器病学会、日本肝臓学会、日本消化器内視鏡学会など消化器関連の全国規模の学会に毎回30〜40演題の発表を続けており、常に日本のオピニオンリーダーとしての役割を担っています。また世界最大の消化器関連学会である米国Digestive Disease Weekでは、毎年30演題前後が採択され、その採択数は日本のトップランクであり国際的にも高い評価を得ています。さらに毎年、NIH, Mayo Clinic, Harvard University, University of Pittsburgh, London Universityなどに3〜5名海外留学しており、希望者は研究内容に応じて国内外の留学を積極的に推進しています。例年、消化器内科を志望する後期レジデントには東京慈恵会医科大学以外の全国各地の大学出身者も採用され、活躍しています。当科では診療と研究の両立を目指し、常に若い医師にとって理想の学びの場であり続けたいと願っています。
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教育担当
講義科目名称と対象学年

「臨床医学 I 消化管および肝胆膵 ユニット」 4年生、5年生

実習科目名称と対象学年
「臨床医学 I 消化管および肝胆膵ユニット」4年生、5年生
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大学院担当科目名称
器官病態・治療学 > 消化器内科学
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主な研究テーマ
実験研究
炎症性腸疾患における新規バイオマーカーの検討
クローン病における内視鏡的バルーン拡張術の有用性の検討
炎症性腸疾患における血管新生の役割に関する研究
炎症性腸疾患における細胞外マトリックスの検討
  1. 消化器癌に対する新規分子イメージング法およびイメージングをガイドとした光線治療法の開発
  1. 腫瘍親和性物質5-アミノレブリン酸を用いた炎症性腸疾患関連大腸腫瘍の光線陸学的診断に関する研究
  1. 共焦点内視鏡を使った潰瘍性大腸炎における生体内病理学的観察
  1. 潰瘍性大腸炎に対する抗菌薬多剤併用療法の有効性と適応についての研究
  1. 大腸癌、腺腫に関与する腸内細菌のメタゲノム解析
  1. 消化器癌に対する免疫療法(樹状細胞療法やペプチドワクチン)に関する研究
  1. 原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎の疾患感受性遺伝子の解明
  1. B型慢性肝炎の抗ウイルス療法における、ウイルス遺伝子変異と臨床病態に関する研究
  1. C型慢性肝炎治療における臨床背景と治療奏功に関する因子の解明
  1. 非アルコール性脂肪性肝炎、肝障害の病態生理学的研究
  1. 急性肝不全の病態解明(特に肝性脳症の発症)とバイオ人工肝臓の開発
  1. 肝硬変における脳症と栄養学的不均衡に関する研究
慢性肝疾患における脂質代謝異常に関する研究
肝疾患における血中最近のメタゲノム解析と病原性の検討
潜在性肝性脳症に対する非侵襲的呼気診断法の確立
超音波や内視鏡を用いた癌の分子イメージング技術の開発
内視鏡画像強調観察による消化器病変の診断
Image-Enhanced Endoscopy(IEE) を利用した、炎症性腸疾患の診断、並びに治療の評価に関する研究
IEE を用いたPeyer's patchを中心とした消化管免疫機構に関する研究
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主な業績
1. Mitsunaga.M, Ogawa M, Kosaka N, Rosenblum LT, Choyke PL, Kobayashi H. Cancer cell-selective in vivo near infared photoimmunotherapy targeting specific membrane molescules. Nature Medicine 2011;17(12):1685-91

2. Shigeo Koido, Sadamu Homma, Masato Okamoto, Yoshihisa Namiki, Hisao Tajiri, et al. Augmentation of antitumor immunity by fusions of ethanol-treated tumor cells and dendritic cells stimulated via dual TLRs through TGF-β1 blockade and IL-12p 70 production PLoS One. 2013 May 24;8(5):e63498

3. Arai Y, Arihiro S, Matsuura T, Kato T, Matsuoka M, Saruta M, Mitsunaga M, Matsuura M, Fujiwara M, Okayasu I, Ito S, Tajiri H. Prostaglandin E-major urinary metabolite as a reliable surrogate marker for mucosal inflammation in ulcerative colitis. Inflamm Bowel Dis. 2014 Jul;20(7):1208-16

4. Itagaki M, Saruta M, Saijo H, Mitobe J, Arihiro S, Matsuoka M, Kato T, Ikegami M, Tajiri H.  Efficacy of zinc-carnosine chelate compound, Polaprezinc, enemas in patients with ulcerative colitis. Scand J Gastroenterol. 2014 Feb;49(2):164-72.

5. Takakura K, Shibazaki Y, Yoneyama H, Fujii M, Hashiguchi T, Ito Z, Kajihara M, Misawa T, Homma S, Ohkusa T, Koido S. Inhibition of Cell Proliferation and Growth of Pancreatic Cancer by Silencing of Carbohydrate Sulfotransferase 15 In Vitro and in a Xenograft Model. PLoS One. 2015 Dec 7;10(12):e0142981.

6. Odahara S, Uchiyama K, Kubota T, Ito Z, Takami S, Kobayashi H, Saito K, Koido S, Ohkusa T. A Prospective Study Evaluating Metabolic Capacity of Thiopurine and Associated Adverse Reactions in Japanese Patients with Inflammatory Bowel Disease (IBD). PLoS One. 2015 Sep 11;10(9):e0137798.

7. Oikawa T, Kamiya A, Zeniya M, Chikada H, Hyuck AD, Yamazaki Y, Wauthier E, Tajiri H, Miller LD, Wang XW, Reid LM, Nakauchi H. SALL4, a stem cell biomarker in liver cancers. Hepatology. 2013 Apr;57(4):1469-83

8. Iwaku.A, Kinoshita A, Onoda H, Fushiya N, Nishino H, Matsushima M, Tajiri H.The Glasgow Prognostic Score accurately predicts survival in patients with biliary tract cancer not indicated for surgical resection. Med Oncol. 2014 Jan;31(1):787-94

9. Saijo H, Tatsumi N, Arihiro S, Kato S, Okabe M, Tajiri H, Hashimoto H. Microangiopathy triggers, and inducible nitric oxide synthase exacerbates dextran sulfate sodium-induced colitis. Lab Invest. 2015 May 4 [Epub ahead of print]

10. Uchiyama K, Odahara S, Nakamura M, Koido S, Katahira K, Shiraisihi H, Ohkusa T, Fujise K, Tajiri H. The fatty acid profile of the erythrocyte membrane in initial-onset inflammatory bowel disease patients. Dig Dis Sci. 2013 May; 58(5):1235-43
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主な競争的研究費
1) 文部科学省科学研究費 基盤研究(C)
2) 三井生命構成事業財団平成25年度第48回がん研究助成金
3) 日本イーライリリー研究助成金
4) 文部科学省科学研究費 基盤研究(C)
5) 細胞科学研究財団 研究助成
6) AMED革新的がん医療実用化研究事業(分担)
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講座(研究室)独自のホームページURL
東京慈恵会医科大学 消化器・肝臓内科
http://www.jikeisyounai.ac.jp/
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