教授 大木 隆生教授写真
講師 吉澤 穣治
芦塚 修一
助教 馬場 優治
金森 大輔
大学院生 平松 友雅
講座(研究室)の概要
 記録上慈恵医大で行われた最も古い小児外科手術は、1942年(昭和17年)に高田善教授が、腸間膜裂孔小腸嵌頓の腸閉塞症に対する手術です。この症例では12歳男児(国民学校児童)で、虫垂炎の診断のもと腰髄麻酔で手術して、内ヘルニア修復術を行ったというものでした。それ以降、小児外科疾患の多様性から、術式も多種にわたり、現在では、新生児・小児外科手術に対して胸腔鏡・腹腔鏡などの技術をとりいれた低侵襲治療を行っています。新たな治療法についての臨床研究の他、基礎研究では小児悪性腫瘍に対する新しい治療法の開発研究(腫瘍血管新生抑制・腫瘍免疫)や胎児治療(胎児骨髄移植・横隔膜ヘルニアの胎児治療)の研究を行っています。
医学科教育について
 医学科4年生時に小児外科疾患の病態・診断・治療に関する知識を講義で修得させ、5、6年生では、手術見学・bed side teachingによって小児外科疾患治療現場を体験させています。5年生にはsmall group teachingで 小児外科の主要疾患について、国家試験を念頭においた知識のまとめをしています。6年生の選択実習では、米国において小児医療の基礎・臨床実習をおこなうことが可能です。
大学院教育・研究について
 胎児外科治療の研究を米国の大学と共同で行っていますので、大学院在学中には、米国での研究が可能です。
また、小児腫瘍に関する研究については、社会人大学院生として、日常の診療を行いながら、研究を行うことができます。
講座(研究室)からのメッセージ
 小児外科疾患の多くは発生過程の異常ですが、その原因のほとんどは不明です。疾患の本質を突きとめる研究の他、次世代の新しい治療法を目指した若い研究者のアイデアを実際にいかせる研究体制を提供しています。そのため、学内外の研究機関と共同した研究体制で研究を進めていますので、是非、われわれと一緒に研究しましょう。
▲ このページのトップへ
教育担当
講義科目名称と対象学年
小児外科(医学科4年):小児外科の主要疾患についての病因・診断・治療についての講義をおこなっています。
実習科目名称と対象学年
小児外科(医学科5・6年):臨床実習では多くの手術に参加して、小児外科治療の実際を肌で感じられるようにしています。
▲ このページのトップへ
主な研究テーマ
実験研究

小児固形腫瘍(特に神経芽腫)の血管新生抑制や腫瘍免疫を用いた転移抑制に関する研究

胎児手術の臨床導入に向けた研究
主な共同研究施設
University of California San Francisco, Fetal Treatment Center
Stanford University School of Medicine, Division of Pediatric Surgery, Lucile Packard Children’s Hospital
Children’s Hospital of Philadelphia, Department of Surgery, Division of Pediatric Surgery
▲ このページのトップへ
主な業績
Kanamori D, Yoshizawa J. A review of laparoscopic percutaneous extra peritoneal closure (LPEC) for the treatment of pediatric inguinal hernia. J Surg Transplant Sci 2016; 4: 1029-32.

Kurobe M, Baba Y, Otsuka M. Inguinal hernia in very low-birthweight infants: Follow up to adolescence. Pediatr Int 2016; 58: 1322-27.

Tanaka K, Yoshizawa J, Akiba T. Effective Treatment of thyroglossal duct cysts in young children with OK-432: Three Case reports and literature Review. Jikeikai Medical Journal 2015; 62: 41-4

Laparoscopic percutaneous extraperitoneal closure for inguinal hernia: learning curve for attending surgeons and residents.
Yoshizawa J, Pediatr Surg Int. 2013 Dec;29(12):1281-5

Delayed primary reconstruction of esophageal atresia and distal tracheoesophageal fistula in a 471-g infant.
Ito K, Int J Surg Case Rep. 2013;4(2):167-9

[受賞論文・発表]
1.日本小児外科学会2000年度年間最優秀論文賞受賞
マウス神経芽腫肝転移モデルにおける血管新生物質の転移抑制効果.

2.2002年Award of American College of Surgeons受賞
Successful in utero gene transfer using a gene gun in mid-gestational mouse fetuses.

3.2002年度小児外科年間最優秀論文賞受賞(2003年)
ラット胎児肺の気管閉塞による変化

4.2003年Award of American College of Surgeons受賞
Fetal surgery for repair of myelomeningocele allows normal development of anal sphincter muscles in sheep.

5.日本小児外科学会2005年度年間最優秀論文賞受賞
ハイブリッドリポソーム単独投与によるマウス神経芽腫転移抑制効果.

6.日本小児外科学会2010年度ベストポスター賞
胸腹壁に異なる消化管発生以上を合併した先天性側彎の1例

7.日本小児外科学会2010年度ベストポスター賞
小児のsolid pseudopapillary neoplasm(SPN)に対して幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PpPD)を施行した2例
▲ このページのトップへ
主な競争的研究費
○ 厚生労働省 平成28年度子ども・子育て支援推進調査研究事業(補助型調査研究)「保育人材確保に関する調査研究」
○ 厚生労働省 平成27年度子ども・子育て支援推進調査研究事業(補助型調査研究)「保育所入所児童のアレルギー疾患罹患状況と保育所におけるアレルギー対策に関する実態調査」
○ 厚生労働科学研究補助金 地域医療基盤開発推進研究事業 「要救護者・救急隊・医療機関でシームレスな多言語緊急度判断支援ツールの開発普及研究」平成27年度・28年度
○ 厚生労働科学研究補助金 地域医療基盤開発推進研究事業 「全国統一マニュアル作製および研修制度化のための小児救急電話相談事業の実態調査研究」平成25・26
○ 厚生労働省がん研究助成金「マウス神経芽腫肝転移モデルを用いて、さまざまな血管新生抑制物質の抗腫瘍効果」
○ 文部科学省科学研究費「Gene Gunを用いた脾臓内遺伝費導入による神経芽腫遺伝子治療」
○ 文部科学省科学研究費「神経芽腫の新たなバイオマーカーとしてのエクソソーム含有microRNAの有用性」
○ 文部科学省科学研究費「神経芽腫の増殖、浸潤に対する血管新生阻害物質の有効性の定量評価」
▲ このページのトップへ
その他

全国の小児外科医を対象とした「安全に内視鏡外科手術を行うための技術講習会」の運営を担当している。

日本小児外科学会評議員(吉澤穣治・芦塚修一・平松友雅・馬場優治)

日本胎児治療学会幹事(吉澤穣治)

日本小児内視鏡外科・手術手技研究会世話人(吉澤穣治)

▲ このページのトップへ
講座(研究室)独自のホームページURL
東京慈恵会医科大学 小児外科
www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/pedi-surg/
www.jikei.ac.jp/hospital/honin/sinryo/19.html
▲ このページのトップへ