教授 中野 匡教授写真

敷島 敬悟
郡司 久人
准教授 高橋 現一郎
渡辺 朗
酒井 勉
林 孝彰
柴 琢也
講師 久米川 浩一
増田 洋一郎
加畑 好章
後藤 聡
高階 博嗣
堀口 浩史
神野 英生
小川 俊平
講座(研究室)の概要
 明治24年4月、初代宮下俊吉教授の就任で東京慈恵会医科大学眼科学教室の歴 史の幕が開かれました。その後、第二代日高昴教授、第三代村上俊泰教授、第四代大橋孝平教授、第五代舩橋知也教授、第六代松崎浩教授、第七代北原健二教授、第八代常岡寛教授らに引き継がれ、平成29年4月より、現職の第九代中野匡教授のもと、八十余名の在籍医局員のチームワークで、あらゆる眼疾患に対応できる体制を整えています。
医学科教育について
 慈恵医大眼科は、すべての分野で専門医がおり、基本的事項の教育を洩れなく受 けることができます。系統講義は、眼科一般検査に始まり、眼球運動、瞳孔、ぶ どう膜炎、斜視弱視、角結膜疾患、緑内障、網膜疾患、白内障、視神経症、眼窩 疾患など眼科学の全分野にわたり網羅して詳細に行われております。 当科はわが国でも有数な外来患者数ならびに手術件数を誇る診療科です。臨床 実習では、各専門外来で指導医のもと、基本的な検査手技、多彩な症例、多数 の手術見学の経験が積めます。また、手術用顕微鏡下でのマイクロサージェリー を、豚眼を使用して、実際に体験してもらいます。
大学院教育・研究について
 慈恵医大眼科は、わが国でも有数な外来患者数ならびに手術件数を誇る診療科で、 各専門分野の指導医のもとに最先端の医療を提供しています。このような豊富な スタッフと症例数を背景に、「視覚情報処理機構の生理・病態に関する研究」を 主テーマとして、眼科領域全般にわたる幅広い分野において、診断・治療に直結 した基礎的・臨床的研究が行われていることが特徴です。 最初は、近年の研究動向や展望を掌握し、将来の研究への礎とするため、眼解剖 組織学、眼病理学、眼免疫学、眼光学、眼生理学、電気生理学、眼疫学手法に関 する研究領域の基本事項を修得してもらい、眼科領域全般にわたる研究意義の本 質を考える能力を培います。その後、各専門領域の研究班において研究計画を立 案し、問題点を抽出し考案する能力を養います。日々の診察から課題を見出し、 各自の研究の成果を診察にフィードバック出来ることを目標とします。 また、海外、国内の多くの研究施設に留学生を派遣し、国内外の施設との共同研 究も精力的に行っています。
講座(研究室)からのメッセージ
 本学眼科学講座は、各専門外来において非常に多くの臨床研究を行っていますが、 眼科の広い分野で臨床に直結した基礎研究も積極的に行っています。海外及び国 内の大学や研究施設とタイアップして、視機能、遺伝子、免疫、放射線医学など に関連する研究を活発に行い、各専門学会で多数の発表を行っています。
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教育担当
講義科目名称と対象学年
臨床医学 I(医学科4年)ユニット「眼」
実習科目名称と対象学年

臨床医学 II(医学科5年)ユニット「臨床実習 眼科」
選択実習(医学科6年)

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大学院担当科目名称
眼科学
眼科学総論(前期)(中野教授)
眼科学総論(後期)(敷島教授)
眼科学特論(後期)(各講師)
眼科学演習 I(中野、敷島、各教授)
眼科学演習 II(各講師)
眼科学実習(中野、敷島各教授、渡辺(朗)准教授、各講師)
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主な研究テーマ
実験研究
Ⅰ.白内障に関する研究
極小切開白内障手術の視機能についての研究
多焦点眼内レンズ挿入眼の視機能についての研究
乱視矯正眼内レンズ挿入眼の視機能についての研究
小切開創眼内レンズ縫着術の開発
フェムトセカンドレーザー白内障手術についての研究
Ⅱ.眼腫瘍・病理・形態に関する研究
 
角膜上皮内癌に対する5-FUパルス点眼療法の研究
外眼部腫瘍の臨床所見、眼病理に関する統計解析
眼内悪性リンパ腫と眼瞼脂腺癌の多施設共同解析
眼内悪性リンパ腫の細胞診、免疫学的検索、遺伝子検査による評価
IgG4関連眼疾患の全国調査に関する他施設共同研究

視神経鞘髄膜腫の診断と新しい定位放射線治療(IMRT)の有効性に関する研究

眼腫瘍全国登録システムの開発・運用

Ⅲ.神経眼科に関する研究
 
小動物用超高磁場MRIによる視神経疾患の病態解析
非動脈炎性虚血性視神経症に対するウノプロストン点眼治療の有効性に関する多施設共同RCT試験
抗AQP-4抗体陽性視神経炎の疾患感受性遺伝子のゲノムワイド解析

抗AQP-4抗体陽性視神経炎と抗MOG抗体陽性視神経炎の臨床像についての多施設共同研究

難治性視神経症に対する新しい治療法の開発

Leber 遺伝性視神経症の病態解析と全国疫学調査

拡散テンソル画像によるMeyer’s loopの評価
Ⅳ.視覚神経心理に関する研究
  1fMRIを用いたヒト視覚機能のメカニズムの解明
Ⅴ.視覚脳機能画像に関する研究
 
1) fMRIとMRI拡散強調画像を用いた緑内障症例のデータ解析
2) fMRIを用いた近視と正視群の視覚刺激に対する脳賦活の研究
3) fMRIを用いた両眼加重現象と斜視患者における脳賦活の研究
Ⅵ.緑内障に関する研究
 
ヘッドマウント視野計の開発(産学共同研究)
緑内障点眼薬の眼圧下降効果と使用感についての検討
緑内障スクリーニング法の開発
OCTによる緑内障判定法の確立
各種緑内障治療薬の臨床研究
緑内障患者の性格傾向とアドビアランスの関連性
機能選択的視野検査による早期緑内障の検出精度
Ⅶ.遺伝子診療・分子生物学に関する研究
 
先天黒内障 (Leber先天盲)、網膜色素変性、錐体杆体ジストロフィに対する遺伝子解析
次世代シークエンサを用いた全エクソン解析および全ゲノム解析
遺伝性視神経症に対するハイブリダイゼーションキャプチャー法を用いた遺伝子解析
小児期発症の網膜疾患の診療および遺伝子解析
炎症性眼疾患および遺伝性網膜疾患に対するmultimodal imaging解析、多局所網膜電図を用いた網膜機能解析研究
Ⅷ.網膜炎症に関する研究(黄斑疾患、網膜変性疾患、ぶどう膜炎)
  当研究班では,視細胞死と炎症の関与について研究を行っている。基礎研究をおこないながら臨床治療への応用を目指している。
また、黄斑疾患、網膜変性疾患、ぶどう膜炎の臨床研究も行っている。現在以下の研究内容を行っている。
 
網膜変性疾患におけるマイクログリア活性化のメカニズムと視細胞死への関与についての検討
ぶどう膜炎における血中・眼内液中のサイトカイン・ケモカインの発現動態
網脈絡膜の循環障害および炎症が関与する眼疾患の画像および機能評価
フォークト-小柳-原田病に対するステロイドパルス療法とステロイド内服+免疫抑制剤併用療法の有効性と安全性に関する前向き群間比較多施設協同臨床試験
網膜外層障害を呈する網脈絡膜疾患における抗網膜抗体の検出と臨床所見の関連
実験的自己免疫性ぶどう膜炎に対するステルス型ナノシクロスポリンの治療効果
実験的自己免疫性ぶどう膜炎におけるマイクログリア活性化と視細胞死の関連
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主な業績

1.Sakai T, Ishihara T, Higaki M, Akiyama G, Tsuneoka H.Therapeutic effect of stealth-type polymeric nanoparticles with encapsulated betamethasone phosphate on experimental autoimmune uveoretinitis. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2011;52:1516-21.

2.Sakai T, Matsushima M, Tsuneoka H. Endothelin-1 in Neovascular AMD. Ophthalmology 2011;118:1217.

3.Sakai T, Watanabe H, Kuroyanagi K, Akiyama G, Okano K, Kohno H, Tsuneoka H. Health- and vision-related quality of life in patients receiving infliximabtherapy for Behcet uveitis. Br J Ophthalmol. 2013 Mar;97(3):338-42.

4.Sakai T, Shikishima K, Matsushima M, Tsuneoka H. Genetic polymorphisms associated with endothelial function in nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy. Mol Vis 2013; 19: 213-9.

5.Katagiri S,Yoshitake K,Akahori M,Hayashi T,Furuno M,Nishino J,et al. Whole-exome sequencing identifies a novel ALMS1 mutation (Q2051X) in two Japanese bothers with Alstrom Syndrome.Mol Vis 2013; 19: 2393-406.

6.Katagiri S,Akahori M,Sergeev Y,Yoshitake K,Ikeo K,Furuno M,et al. Whole exome analysis identifies frequent CNGA1 mutations in Japanese population with autosomal recessive retinitis pigmentosa.PLoS One 2014; 30; 9: e108721.

7.Katagiri S,Hayashi T,Ohkuma Y,Sekiryu T,Takeuchi T,Gekka T,Kondo M, Iwata T, Tsuneoka H. Mutation analysis of BEST1 in Japanese patients with Best's vitelliform macular dystrophy. Br J Ophthalmol 2015;99:1577-82.

8.Kohno H, Koso H, Okano K, Sundermeier TR, Saito S, Watanabe S, Tsuneoka H, Sakai T. Expression pattern of Ccr2 and Cx3cr1 in inherited retinal degeneration. J Neuroinflammation. 2015;12:188.

9.Ogasawara M, Meguro A, Sakai T, Mizuki N, Takahashi T, Fujihara K, Tsuneoka H, Shikishima K. Genetic analysis of the aquaporin-4 gene for anti-AQP4 antibody-positive neuromyelitis optica in a Japanese population. Jpn J Ophthalmol 2016; 60: 198-205.

10.Nakano T, Inoue R, Kimura T, Suzumura H, Tanino T, Yamazaki Y, Yoshikawa K, Tatemichi M. Effects of Brinzolamide, a Topical Carbonic Anhydrase Inhibitor, on Corneal Endothelial Cells. Adv Ther. 2016 Aug;33(8):1452-9.

11.Itoh Y, Nakamoto K, Horiguchi H, Ogawa S, Noro T, Sato M, et al. Twenty-Four-Hour Variation of Intraocular Pressure in Primary Open-Angle Glaucoma Treated with Triple Eye Drops. J Ophthalmol. 2017. 2017: 4398494.

12.Nakano T, Hayashi T, Nakagawa T, Honda T, Owada S, Endo H, Tatemichi M. Increased Incidence of Visual Field Abnormalities as Determined by Frequency Doubling Technology Perimetry in High Computer Users Among Japanese Workers: A Retrospective Cohort Study. J Epidemiol. 2018 Apr 5;28(4):214-9.

13.Katagiri S, Hosono K, Hayashi T, Kurata K, Mizobuchi, Matsuura T, Yoshitake K, Iwata T, Nakano T, Hotta Y. Early onset flecked retinal dystrophy associated with new compound heterozygous RPE65 variants. Mol Vis 2018;24:286-96.

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主な競争的研究費

○独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金「ヒトの視覚野における高空間分解機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)の研究」(吉田正樹)

○文部科学省・科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「輝度情報処理のダイナミズムと羞明のメカニズムの解明」(堀口浩史)

○文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「安定同位体医学応用研究基盤拠点(SI医学応用研究基盤拠点)の形成」(松藤千弥)「プロテオミクス解析による加齢黄斑変性のバイオマーカーの探索」(酒井勉)

○文部科学省科学研究費 研究活動スタート支援「網膜変性における炎症をターゲットとした新規治療戦略の解明」(神野英生)

○文部科学省科学研究費 若手研究(B)「 CCL3-CCR5ケモカイン経路に着目した網膜変性における新規治療戦略の開発」(神野英生)

○厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業)「神経免疫学的視点による難治性視神経炎の診断基準作成」(敷島敬悟)

○科学研究費補助金 基盤研究(C) 「錐体機能不全の病態解明に向けた臨床的、遺伝学的研究」(林孝彰)

○科学研究費補助金 基盤研究(C) 「Stickler症候群の網膜剥離の治療に向けた臨床・遺伝子研究」(代表:近藤寛之、分担:林孝彰)

○日本医療研究開発機構研究費(AMED)「オミックス解析による遺伝性網脈絡膜疾患、家族性緑内障、先天性視神経委縮症の病因・病態機序の解明」(代表:岩田岳 、分担:林孝彰)

〇日本医療研究開発機構研究費(AMED)「眼部腫瘍の全国症例登録システムの構築に関する研究」(代表:鈴木茂伸、分担:敷島敬悟)

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講座(研究室)独自のホームページURL
東京慈恵会医科大学 眼科学講座
http://www.jikei-eye.com/index.html
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