教授 小島 博己教授写真

山本 裕
鴻 信義
飯田 誠
千葉 伸太郎
准教授 飯村 慈朗
講師 櫻井 結華
近澤 仁志
山本 和央
福田 智美
濱 孝憲
森 恵莉
志村 英二
小森 学
助教 31名
大学院生 6名
その他 時短勤務:5名
関連病院:36名
海外留学:3名
国内留学:4名
レジデント:33名
言語聴覚士:4名
研究技術員:1名
研究補助員:2名
講座(研究室)の概要
 本学の歴史は、高木兼寛により、明治14年(1881)5月1日、東京慈恵会医科大学の前身・成医会講習所を開設され、日本最古の私立医学校を創設されました。
 当教室は金杉英五郎先生が明治25年(1892)9月に東京慈恵医院医学校において耳科・鼻咽喉科学の講座を開設され、日本で最初の耳鼻咽喉科を一つにまとめた専門科を標榜しました。
 初代金杉英五郎教授、二代目佐藤敏夫教授、三代目佐藤重一教授、四代目高橋良教授、五代目本多芳男教授、六代目森山寛教授を経て、平成25年より小島博己が着任しております。
 また明治26年、金杉先生と同志により「耳鼻咽喉科雑誌」が刊行され、日本耳鼻咽喉科学会の機関誌となりましたが、当教室では昭和32年に「耳鼻咽喉科展望」を創刊して以来、耳鼻咽喉科実地医家の向上を目的に発刊しています。
 そして、約20年前から全国の大学や病院からの医師が参加する「内視鏡下鼻内手術の研修会」と「中耳の手術研修会」を年に1回ずつ開催し、先端医療の普及に努めています。さらにアジア(韓国、台湾、カンボジア)の医師に対しても年1回の内視鏡下手術研修会を開くなど国際的な貢献を果たしています。
医学科教育について
  耳鼻咽喉科学の講義では耳鼻咽喉頭・頭頸部領域に関しての基礎的な解剖学、生理学などの総論から各疾患の病態生理から治療方法までを中心とした各論まで総合的に理解を深められるようにしています。
 臨床実習では外来、病棟、手術などを総合的に経験し、各自担当症例を割り振られ疾患理解を深めるように工夫されています。
大学院教育・研究について
 臨床では耳科領域(慢性中耳炎、滲出性中耳炎、難聴、神経耳科、耳管)、鼻科領域(鼻副鼻腔、アレルギー)、喉頭領域(音声、嚥下)、睡眠時無呼吸、頭頸部腫瘍などの研究班による幅広い活動を行っています。
 大学院での共通カリキュラムでは実験動物やアイソトープの取り扱い方、また遺伝子操作研究法や形態学研究法、免疫学的研究法の基礎を学び、選択カリキュラムではそれぞれの指導教官のもとでそれぞれテーマにそって、基礎系のテーマの学生は実験し、臨床系のテーマの学生は臨床統計をとり論文を作成しています。
講座(研究室)からのメッセージ
 当教室は総医局員数が130名をこえる大きな医局であり、4つの附属病院と多くの関連病院へ勤務しております。特に本院では専門性を高めた診療を中心に行なっており、手術件数も年間1600件をこえております。ここ最近は入局者数が毎年10名を超えており、他大学からの入局者も増えております。マンパワーがあること、また明るい医局員が多いこともあり、非常に活気のある教室です。
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教育担当
講義科目名称と対象学年
耳鼻咽喉科・頭頸部外科(医学部4年生)
実習科目名称と対象学年
臨床医学演習(医学部4年生)
基本的臨床技能実習(医学部4年生)
臨床実習(医学部5年・6年生
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大学院担当科目名称
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学(小島 博己)
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主な研究テーマ
実験研究
耳班(中耳炎担当)
中耳真珠腫成因解明(先天性および後天性真珠腫の発生機序の検討・解明)
中耳真珠腫新規診断法・治療法の開発
細胞シート工学を用いた中耳粘膜再生(培養鼻腔粘膜上皮細胞シート移植による中耳粘膜再生医療の実現)
耳科学会術後聴力成績判定基準(2010)に基づく術後成績の検討
日本耳科学会中耳真珠腫進展度分類2015年改定案に基づく病態分析、術式、疫学調査の検討
病態による術式の選択
内視鏡下耳科手術の手術法の研究(新たな術式の開発)
頭蓋底手術(Lateral Skull Base Surgery)における手術法の研究
耳班(難聴担当)
 
代謝異常疾患の内耳生理
難聴遺伝子の解析と臨床応用
人工内耳の手術成績の検討
幼児聴力と言語発達の相関研究
神経堤由来細胞の発生異常のモデルマウスを用いた先天性難聴の病態解明
ヒトiPS細胞を用いた内耳オルガノイド(培養皿上で作製する人工組織)の作製
小型霊長類コモンマーモセットを用いた難聴治療研究
神経耳科班
 
前庭誘発筋電位(c-VEMP、o-VEMP)による耳石器の機能評価
BPPVに対する頭位治療,非特異的頭位治療の治療効果
新規発症のBPPVにおける持続性知覚性姿勢誘発ふらつき(PPPD)発症予測因子の解明(前向きコホート研究)(多施設共同研究)
鼻副鼻腔班
 
好酸球性副鼻腔炎の病態解明と新たな治療戦略の構築
アレルギー性鼻炎に対する免疫療法の確立と評価
嗅覚障害の診断と治療
歯性上顎洞炎に対する病態分類と治療指針の作成
内視鏡下鼻副鼻腔手術とくに前頭洞手術と良性腫瘍摘出術に関する術後成績の検討
頭蓋底疾患および鼻副鼻腔悪性腫瘍に対する内視鏡下経鼻的手術の確立と手術成績の検討
鼻中隔弯曲症に対する新たな術式分類、術式選択基準の作成
内視鏡下鼻副鼻腔手術の客観的技術評価システムの開発
遠隔医療による手術技術指導の試み
頭頸部腫瘍班
 
HPV陽性中咽頭癌に関する分子病態解明とがんへの進化の研究
頭頸部癌における抗体依存性細胞傷害活性と癌免疫監視機構に関する研究
鼻副鼻腔悪性腫瘍に対する内視鏡下経鼻的手術の確立と手術成績の検討
頭頸部がんに対するビタミンD療法の開発
喉頭摘出患者の嗅覚障害の予後や嗅覚リハビリテーションに関する臨床的検討
喉頭班
 
音声外科手術
痙攣性発声障害の診断と治療
嚥下障害の評価と治療
SLEEP APNEA班
 
OSAの病態の解析と新しい診断法の開発
OSAの外科治療法の開発
睡眠中の鼻呼吸調節と睡眠の質に関する研究
小児OSAの治療適応の検討
舌脂肪とメタボリックシンドロームに関する研究
睡眠遠隔医学(telesomnology)
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主な業績

1. Takaishi S, Saito S, Kamada M, Otori N, Kojima H, Ozawa K, Takaiwa F. Evaluation of basophil activation caused by transgenic rice seeds expressing whole T cell epitopes of the major Japanese cedar pollen allergens. Clin Transl Allergy. 2019 Feb 20;9:11. doi: 10.1186/s13601-019-0249-8.

2. Komori M, Tada T, Koizumi H, Takahashi M, Sanpei S, Morino T, Motegi M, Miura M, Yamamoto K, Sakurai Y, Yaguchi Y, Yamamoto Y, Kojima H. Practical analysis of pars flaccida cholesteatoma with classification and staging system proposed by Japan Otological Society: a comparative study. Acta Otolaryngol. 2018 Nov;138(11):977-980.

3. Morino T, Takagi R, Yamamoto K, Kojima H, Yamato M. Explant culture of oral mucosal epithelial cells for fabricating transplantable epithelial cell sheet. Regen Ther. 2018 Dec 17;10:36-45.

4. Sugimoto N, Nakayama T, Kasai Y, Asaka D, Mitsuyoshi R, Tsurumoto T, Takaishi S, Omae S, Kojima H, Tanaka Y, Haruna SI. The role of ADAM-like decysin 1 in non-eosinophilic chronic rhinosinusitis with nasal polyps. Acta Otolaryngol. 2018 Sep;138(9):830-836.

5. Kurihara S, Fujioka M, Yoshida T, Koizumi M, Ogawa K, Kojima H, Okano HJ. A Surgical Procedure for the Administration of Drugs to the Inner Ear in a Non-Human Primate Common Marmoset (Callithrix jacchus). J Vis Exp. 2018 Feb 27;(132). doi: 10.3791/56574.

6. Yamamoto-Fukuda T, Akiyama N, Takahashi M, Kojima H. Keratinocyte Growth Factor (KGF) Modulates Epidermal Progenitor Cell Kinetics through Activation of p63 in Middle Ear Cholesteatoma. J Assoc Res Otolaryngol. 2018 Jun;19(3):223-241.

7. Nakayama T, Okada N, Yoshikawa M, Asaka D, Kuboki A, Kojima H, Tanaka Y, Haruna SI. Assessment of suitable reference genes for RT-qPCR studies in chronic rhinosinusitis. Sci Rep. 2018 Jan 25;8(1):1568.

8. Yamamoto K, Yamato M, Morino T, Sugiyama H, Takagi R, Yaguchi Y, Okano T, Kojima H. Middle ear mucosal regeneration by tissue-engineered cell sheet transplantation. NPJ Regen Med. 2017 Mar 24;2:6. doi:10.1038/s41536-017-0010-7.

9. Kobayashi T, Morita M, Yoshioka S, Mizuta K, Ohta S, Kikuchi T, Hayashi T, Kaneko A, Yamaguchi N, Hashimoto S, Kojima H, Murakami S, Takahashi H. Diagnostic criteria for Patulous Eustachian Tube: A proposal by the Japan Otological Society. Auris Nasus Larynx. 2018 Feb;45(1):1-5. doi: 10.1016/j.anl.2017.09.017. Epub 2017 Nov 15. PubMed PMID: 29153260.

10. Shimura E, Hama T, Suda T, Ikegami M, Urashima M, Kojima H. The Presence of HPV DNA in Neck Lymph Node Metastasis Correlates with Improved Overall Survival of Patients with Oropharyngeal Cancer Undergoing Surgical Treatment. Oncology.2017;92(2):87-93.

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主な競争的研究費

1) 小島博己. 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)再生医療実用化研究事業
「中耳真珠腫および癒着性中耳炎に対する自己由来鼻腔粘膜細胞シート移植による医師主導治験」


2) 小島博己. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究B
「中耳再生医療における鼻腔粘膜細胞シートの作用機序の解明」


3) 鴻 信義. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C
「ナビゲーション情報を利用した内視鏡下鼻副鼻腔手術における手術技術定量評価法の開発」


4) 山本 裕. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C
「中耳粘膜再生医療 -経粘膜換気能の評価による最適な細胞ソースの検討-」


5) 櫻井結華. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C
「超高齢化社会における加齢性難聴患者に対するヒアリングサポート方法の研究」


6) 福田智美. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C
「中耳真珠腫腫瘍幹細胞同定:神経堤由来細胞の可能性と腫瘍幹細胞化Key分子の同定」


7) 山本和央. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C
「細胞シート移植を用いた中耳粘膜再生医療の実現」


8) 森 恵莉. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「小児嗅覚検査の開発」


9) 森野常太郎. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「培養鼻粘膜上皮細胞の異所移植によるin vivo解析:再生医療の応用展開に向けて」


10) 大村和弘. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「術後鼻粘膜における創傷治癒促進因子の解明および細胞シートによる機能的再建法の確立」


11) 高橋昌寛. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「中耳真珠腫におけるエピジェネティクス制御機構の解明」


12) 菊地 瞬. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「家兎鼻疾患モデルの作成および鼻粘膜上皮細胞シートによる粘膜再生の検討」


13) 葛西善行. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究B
「鼻腔粘膜細胞シート移植後の作用機序解明をめざしたin vitro解析」


14) 鄭 雅誠. 文部科学省科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽)
「次世代拡散テンソルイメージングを用いた匂いの地図の可視化:他覚的嗅覚検査法の開発」


15) 栗原 渉. 文部科学省科学研究費補助金 研究活動スタート支援
「霊長類社会モデルを用いた難聴と認知症をつなぐバイオマーカーの探索」


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講座(研究室)独自のホームページURL
東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室
http://www.jikei-ent.com/

耳鼻咽喉科展望会
http://www.jibitenbou.gr.jp/
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