教授 竹森 重教授写真
講師 山内 秀樹
訪問研究員 黒坂 裕香
講座(研究室)の概要
 体力医学研究室は昭和52年11月に大学医学部、医科大学で体力医学に関する単独の研究室としては本邦初の試みで開設されました。開設から昭和59年の定年退官を迎えるまで、第一生理学教室増田允教授が研究室主任を兼務し、その後、リハビリテーション医学講座米本恭三教授が研究室主任を引き継いでいます。平成7年6月1日、体力医学研究室は国領校保健体育教室と合併されると同時に、リハビリテーション医学講座内へと統合されました。これ以降平成24年3月31日まで、研究室主任はリハビリテーション医学講座教授が兼務しています。平成24年4月1日付けで体力医学研究室は分子生理学講座に所属変更され、竹森重教授が研究室主任となり、現在に至ります。
医学科教育について
 健康教育の一環として、運動の実践と講義を通して学生に身体活動の重要性を理解してもらい、習慣的に運動を実践する動機付け支援となるよう目指しています。また、実験演習では基本的な生理学的、生化学的、組織化学的手法を用いて、学生自身の興味あるテーマのなかで骨格筋や脳神経組織の可塑性を理解し、基礎実験の楽しさに触れられるよう心掛けています。
大学院教育・研究について
 現在の研究室のテーマは「運動トレーニングに伴う骨格筋の可塑性」、「廃用性筋萎縮とリハビリテーションの効果」などで実験動物を用いた研究がほとんどです。少子高齢化の現代社会を鑑み、「健全な心身の発育発達」や「抗加齢医学と健康長寿」もキーワードとして掲げています。個体としての機能との関連性も念頭に置きながら、組織、細胞、分子レベルの観察から様々な生命現象のメカニズムを解明することを目指しています。他大学との共同研究では、筋肥大、栄養摂取状態と運動効果、運動と免疫能力、運動・食事療法による肥満の発症予防と改善に関する研究など幅広い分野にわたっていて、今後も発展させていきたいと考えています。
講座(研究室)からのメッセージ
 学内外との共同研究を積極的に行い、医科大学における体力医学的研究の一拠点として、活発に研究活動を進めていきたい。
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教育担当
講義科目名称と対象学年
保健体育講義(看護学科1年)
実習科目名称と対象学年
研究室配属(医学科3年)
保健体育実技(看護学科1年)
保健体育実技(第三看護専門学校1年)
基礎医科学I(医学科2年)ユニット「自然と生命の理」演習・実習
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大学院担当科目名称
成育・運動機能病態・治療学 >筋生理学(竹森)
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主な研究テーマ
実験研究
骨格筋の可塑性に関する研究
骨格筋の損傷・修復に関する研究
加齢性ならびに廃用性筋萎縮とその予防に関する研究
生活習慣病の予防・改善に関する研究
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主な業績

【総説】

1)Udaka J, Fukuda N, Yamauchi H, Marumo K. Clinical definition and diagnostic criteria for sarcopenia. J Phys Fitness Sports Med 3: 347-52, 2014.

2)Yamauchi H, Takeda Y, Tsuruoka S, Takemori S. Effects of aging on unloading-induced atrophy and subsequent recovery in rats. J Phys Fitness Sports Med 2: 417-22, 2013.

 

【原著論文】

1)Kurosaka Y, Shiroya Y, Yamauchi H, Kitamura H, Minato K. Characterization of fat metabolism in the fatty liver caused by a high-fat, low-carbohydrate diet: A study under equal energy conditions. Biochem Biophys Res Commun 487: 41-6, 2017.

2)Kurosaka Y, Shiroya Y, Yamauchi H, Kaneko T, Okubo Y, Shibuya K, Minato K. Effects of habitual exercise and dietary restriction on intrahepatic and periepididymal fat accumulation in Zucker fatty rats. BMC Res Notes 8: 121-7, 2015.

3)Kimura M, Iida M, Yamauchi H, Suzuki M, Shibasaki T, Saito Y, Saito H. Astaxanthin supplementation effects on adipocyte size and lipid profile in OLETF rats with hyperphagia and visceral fat accumulation. J Functional Foods 2: 114-20, 2014.

4)黒坂裕香,北村裕美,山内秀樹,代谷陽子,湊久美子.Zucker肥満ラットの肝脂肪蓄積の抑制に対する運動習慣と食餌制限の効果.体力科学 63: 223-9, 2014.

5)Sato K, Fujita S, Yamauchi H, Shiroya Y, Kitamura H, Minato K, Iemitsu M. The exercise-induced improvement in hyperglycemia is mediated by DHT produced in the skeletal muscle of Zucker diabetic rats. J Diabetes Metab 4: 239, 2013.

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主な競争的研究費

○平成27年度東京慈恵会医科大学研究奨励費.
「骨格筋機能回復に対する温熱療法と運動療法の併用効果」研究代表:山内秀樹

○平成27年〜29年文部省科学研究費補助金基盤研究(C)(一般)
「ポリアミン蓄積はスポーツ心臓の不整脈の誘因か?」研究代表者:山口眞紀

○平成25年度東京慈恵会医科大学研究奨励費.
「高齢期における運動器障害後の再生遅延に対する温熱ストレスの効能−内在性筋幹細胞とAkt,カルシニューリン活性からの検討−」
研究代表者:山内秀樹

○平成21〜23年度科学研究費補助金挑戦的萌芽.
「リハ実施は移植神経幹細胞の生着率・分化に影響し、脳卒中後の麻痺回復を促進するか」研究代表者:安保雅博

○平成20〜22年度科学研究費補助金基盤研究(C)
「高齢期の長期臥床に伴う筋萎縮とリハビリテーションによる軽減効果の機序解明」研究代表者:山内秀樹

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その他
【社会的活動】
Journal of Physiological Sciences誌編集委員(竹森)
日本体力医学会編集委員(竹森・山内)
日本体力医学会理事(竹森・山内)
日本体力医学会学術委員会スポーツ医学研修会実行委員長(山内)
日本体力医学会学術委員長(竹森)
日本体力医学会学術副委員長(山内)
日本体力医学会ガイドライン検討委員会(竹森)
日本体力医学会渉外委員(山内)
日本運動生理学会評議員(山内)
Jikeikai Medical Journal誌編集委員(竹森)

【賞罰】
○平成17年日本体力医学会桃太郎アワード桃太郎賞受賞.木村真規,篠崎智一,依田絵美,山内秀樹,鈴木政登,柴崎敏昭.運動療法および食事療法時の体重減少速度と末梢性および中枢性摂食調節因子の関係−過食性肥満モデルOLETFラットを用いた検討−.
○平成15年日本リハビリテーション医学会論文賞最優秀賞.山内秀樹,刈谷文彦,田端淳一,宮野佐年.長期非荷重に伴う筋萎縮とミオシン重鎖分子種の発現変化.リハ医学 2002, 39: 236-244.
○平成14年日本リハビリテーション医学会論文賞奨励賞.殷祥洙,益子詔次,山内秀樹,猪飼哲夫,米本恭三.大腿骨骨萎縮の予防に関する実験的研究.リハ医学 2001, 38: 203-10
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