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2019/11/01更新

オープンサイエンスセミナー

 近年、論文だけではなく、関連する研究データも公開・共有するオープンサイエンスの取り組みが普及しつつあります。研究データの公開・共有は、研究成果の再利用性を高め、研究活動の効率化を向上させるとともに、研究公正の担保にもつながるとして関心がもたれています。
 学術情報センターでは、本学における研究データ管理の今後のあり方について考えるために、標記セミナーを企画しました。本セミナーでは、大学における研究データ管理に関する講演のほか、粗悪雑誌への対応例についての報告を行ないました。
日時: 平成31年 (2019年) 1月15日(火)17:30-18:30 →終了しました
場所: 大学1号館17階カンファレンスC・D
プログラム:
 17:30-18:20
  講演 研究データ管理と大学 〜現状と課題〜
  国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター 特任研究員 尾城 孝一 氏
 18:20-18:30
  報告 粗悪雑誌への対応について
  学術情報センター 担当者

■講演 研究データ管理と大学 〜現状と課題〜

概要
 近年、論文だけではなく関連する研究データやソフトウェアなども社会的に広く、公開・ 共有するオープンサイエンスの取り組みが活発化しています。研究データの公開・共有は、研究成果の再利用性を高め、研究の効率化を向上させるとともに、研究公正の担保にもつながります。こうしたオープンサイエンスの有効性を具体化するためには、研究者による 日々の研究データ管理 (RDM: Research Data Management) が必要になってきます。国立情報学研究所では、政府や学術機関からの要請を受けて、研究活動中に生成されるさまざまなデータを管理・公開・検索する基盤の整備、および研究データ管理を支える人材育成のためのオンライン教材の開発を通じて、全国の大学や研究機関と共に、日本のオープンサイエンスの展開に貢献しているところです。本セミナーは、オープンサイエンスの推進および研究公正の確保にとって不可欠なRDMの現状と課題について共通認識を形成し、RDMに関わるさまざまなステイクホルダーと共に、大学における今後のRDMのあり方について議論する機会とします。

■報告 粗悪雑誌への対応について

粗悪学術雑誌への投稿を回避するには1つだけでなく、複数項目で確認するようにしてください。
(1) 一定の評価基準で選別された雑誌である (2) 発行元の出版社が、次の団体に加盟している (3) 投稿する際の参考サイトでチェックする

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