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図書館 2008/11/04更新
データベース利用ガイド PubMed利用ガイド

 医学分野における代表的なデータベースとしてなじみの深いMEDLINEは、インターネット上でも無料で提供されています。アクセス先は、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed/です。

このページは、センター報「Monthly Announcement」に掲載された「インターネット上のMEDLINE: PubMed」の連載をまとめたものです。

PubMedの基本的な検索
絞り込みをする
Limits機能について
検索結果の概要を見るPreview機能について
定期的に最新の情報を入手する
キーワード検索の精度を高める


PubMedのPDF版利用ガイドを作成しました。このガイドとは内容も異なります。こちらもご利用ください。

PubMedの基本的な検索

 図1で、入力ボックス (クエリーボックス) にキーワードを入力します。複数のキーワードや条件をかけあわせたり絞り込みたいときは、スペースで区切りながらいっぺんに入力してかまいません。たとえば図1のように、

hypertension antihypertensive agents aged

と、つづけて入力可能です。Goボタンをクリックすればすぐに検索が実行されます。

図1 PubMedホームページ

絞り込みをする −Limits機能について

 検索結果の絞り込みには、入力ボックスの下の、Limitsという便利な機能もあります。Limitsボタンをクリックしてみてください。キーワードを入力するまえでもあとでもけっこうです。図2のような画面が表示されます。出版年その他、よく使う「限定したい条件」が、ダイアログボックスに用意されています。




図2 Limits画面

1. Search by Author
 著者名で検索する際に、「Add Author」ボタンをクリックして表示されるボックスに著者名を入力すると、著者名の候補リストが表示されます。適当な著者名を選択すると、クエリーボックスにその著者名が入力されますので、「Go」ボタンをクリックして検索を実行します。

2. Search by Journal
 雑誌名で検索する際に、[Add Journal]ボタンをクリックして表示されるボックスに雑誌名を入力すると、雑誌名の候補リストが表示されます。適当な雑誌名を選択すると、クエリーボックスにその雑誌名が入力されますので、[Go]ボタンをクリックして検索を実行します。

3. Full Text, Free Full Text, and Abstracts
 全文 (電子ジャーナル) にリンクのあるものや抄録のある文献だけに限定できます。ある程度まとまった原著論文や、レビュー論文だけが抽出されるでしょう。なお、閲覧可能な電子ジャーナルについては図書館等にお問合せください。

4. Dates
 "Added to PubMed in the Last"では、PubMedにその論文の情報が収録された日で限定することができます。「だいたいここ2〜3年」など、おおざっぱな年代の限定をするときや、たとえば同じテーマで新しい文献がでていないか定期的にチェックするときに便利でしょう。
 "Published in the Last"では、論文が出版された日で限定できます。PubMedには、だいたい1950年あたりから現在までの文献が収録されています。1999年の雑誌に載っていたはず、などと出版年代の見当がついているときに利用するとよいでしょう。年、月、日が指定できますが、わかるところまでの入力で大丈夫です。

5. Human or Animal
 研究の対象を、ヒトか動物かで限定することができます。

6. Gender
 現在の疑問が男性や女性に特有の問題である場合、性別によって研究の対象を限定することができます。

7. Languages
 主な言語で検索結果を限定することができます。

8. Subsets
 PubMedには、雑誌のスコープによっておおざっぱにグループ分けした、NLMが設定したサブセットがあります。「医学分野の雑誌」「歯学分野の雑誌」「看護学分野の雑誌」くらいのニュアンスです。文献が多くヒットしすぎてしまいそうなときなどは便利な機能といえます。

9. Type of Articles (Publication Type)
 論文にも様々なタイプがあります。すなわち普通の原著論文のほかに、レター欄の記事や、レビュー、臨床試験の報告やメタアナリシスなどです。そのような論文の形式、種類を、ここであらかじめ限定しておくことができます。

10. Ages
 論文で対象となっているヒトの年齢層を限定することができます。

11. Tag Terms (検索項目)
 最初はAll Fieldsになっているはずです。この状態なら、どんな言葉を入力しても探してきますが、入力しようとしている言葉が著者名であったり、雑誌名であったり、論文のタイトル中にこの言葉が入っていたはず、などということがはっきりしているときは、このダイアログボックスのなかから適切な項目を選んで、検索を実行したほうがよりむだのない結果が得られます。

検索結果の概要を見る −Preview機能について

・ Preview機能とは

 Preview機能を使うと、件数を確認しながら様子を見て検索が進められ、より的をしぼった検索が可能になります。

 PubMedのホームページから、「Preview/Index」のタブをクリックしてみてください。図3のような画面になります。

図3 PubMedの「Preview/Index」画面

 PubMedで検索すると、入力した条件にあてはまる文献のリストがすぐ表示されます。これも便利ですが、ヒット数が多いとき、表示に時間がかかってしまうこともあります。「Preview/Index」画面では、入力した条件にあてはまる文献が何件あるか、ヒット数だけまず見ることができるので (Preview機能)、あまりにも件数が多いときは結果の表示のまえに追加の条件を検討するなど、より能率的な検索がしやすくなっています。また、入力語にアルファベット順で近い表現を一覧することができ、より適切な表現に気づくこともあります (Index機能)。


・Preview機能をつかう

 検索したい言葉を入力したあと、ふつうに検索するならばGoボタンですが、「Preview」ボタンをクリックすると、図4のような画面になります。ここではhypertensionと入力してみました。


図4 Previewボタンで検索を実行したときの画面

 hypertensionというキーワードを入力し、Previewボタンで検索を実行した例。
 この検索の結果は集合の1番 (#1)として残り、とりあえず件数だけが表示されている。

1. 入力した条件にあてはまる文献が何件あるか、とりあえず件数だけみることができます。結果がみたければ、青く反転した件数を示す数字をクリックします。新しい文献から順に表示されるので見やすいと思います。

2. 件数が多すぎる、少なすぎるようなら、上の入力欄でべつの言葉を入力し直します。最初に入力した言葉は消してしまってかまいません。

3. 検索結果は1番目の集合として残ります (PubMedでは #1と表示されます)。新たに入力した言葉によって検索を実行すると、その結果は別の集合として (#2, #3, …と表示されます) つくられるので、それぞれの集合をあとでかけ合わせることもできます。

 図5は、図4のあとhypertensionという言葉を消して、antihypertensive agentsという言葉を入力し、Previewボタンで検索を実行したときの画面です。

図5 新しいキーワードを入力したときの画面

 集合が2つできました。これらをかけ合わせるには、画面上にも注意書きがありますが

#1 AND #2

のように、集合番号に#をつけ、AND、OR、NOTのような、どんなかけ合わせ方をしたいかを表す演算子でつないで入力してください。なお、この演算子AND、OR、NOTは原則として大文字で入力してください。

 検索の実行はやはり、Goボタンで実行してもよいし、Previewボタンで実行すると、かけ合わせの結果がまず件数だけ表示されます。図6はPreviewボタンで実行したあとの画面例です。

図6 かけ合わせ検索を「Preview」ボタンで実行した例

 もっとつけ加えたい条件があるときは、さらに新しいキーワードを入力してもいいのです。Limits機能もつかえますから、出版年代や言語の限定も、いつでもできます。


定期的に最新の情報を入手する

 PubMedの機能はいろいろな調査に活用できます。今回は、定期的に同じテーマを追いかける、便利な方法をご紹介します。
 同じテーマで最新の情報だけを定期的に取りだす方法は、SDI (エス・ディー・アイ: Selective Dissemination of Information) またはAuto Alertと呼ばれるものです。

1. Webブラウザを立ち上げ、PubMedにアクセスします。URLは、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed/です (図7)。

2. 入力ボックスに、スペースで区切りながらキーワードを入力します。

図7 PubMedホームページ
 キーワードを入力し、Goボタンをクリックするだけで、1950年ごろ〜現在までの医学文献を調べることができます。

 ここでGoボタンをクリックすると、PubMedに収録されている全文献 (1950年ごろ〜現在) を検索します。

3. キーワード入力の前でも後でも、検索実行の前でも後でもいいのですが、画面右上かサイドバーにある My NCBI をクリックしてみてください。図8のような画面が表示されます。検索を実行した後なら、クエリーボックスの右横に表示される [Saved Search] をクリックしても図8のような画面になります。

図8 Sign In 画面

4. はじめての方は登録 (register) を行い、すでに登録済みなら User Name と Password を入力して Sign In してください。すると、図9のような画面になりますので、"Would you like to receive e-mail updates of new search results?" を Yes にチェックをすると、設定画面が開きます (図10) 。設定後に、[OK]ボタンをクリックすれば、直前の検索式 (ここでは、computer graphics dimension three) に合う、新規データが自動的に配信されてきます。データの送り先は登録時に設定した電子メールアドレスになります。

図9


図10

図9,10 Entrez Dateの指定方法: その2

注意していただきたいこと

 "Publication Date"は「文献が発行された年月日」を指定するためのものです。たとえば1999年に出た雑誌に載っていた論文を探したい、などというときに使います。


キーワード検索の精度を高める

 PubMedは、スペースで区切りながらキーワードを入力するだけで正しい結果が得られる工夫がなされていますが、ヒット数が極端に少なかったり、意図したものと食い違う結果が出たときには、PubMedが下した判断を確認することができます。

 Goボタンをクリックすると、すぐに結果 (文献リスト) が表示されます。入力ボックスの下の"Details"タブをクリックすると、下のような画面が表示されます。

図11 Details画面

 PubMed Queryの欄をみると、"computer graphics"という入力語はPubMed (MEDLINE) 専用のシソーラスであるMeSH Termとしても、Text Wordとしても検索しています。論文の著者がどんな表現をしていても、内容がcomputer graphicsに関することであればMeSH Termが付与されますし、付与されていなくても文章中でcomputer graphicsという表現が使われていれば探してきていることを示します。

 "dimensional"や"three"はMeSH Termではないので、文中、雑誌名、著者名などどこかにその表現があれば探してくる検索になっています。もし"three dimensional"がMeSH Termにあれば置き換える機能がPubMedにはありますので、キーワード入力の順序は気にしなくてもさしつかえありません。


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