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■第三病院初期臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
麻酔部
カリキュラム指導医
三尾 寧
カリキュラムの概略
【概要】
第三病院麻酔部は、現在、麻酔科指導医3名と専門医2名、ローテータースタッフ2-3名、ローテーターレジデント2-3名と充実した人員のもと、手術室9室、ICU6床をカバーしています。麻酔科管理症例は昨年度約3000件。そのうち全身麻酔症例が約2500件、ICU入室症例が約400件あります。
必修科目としての麻酔部での研修は、1年目2ヶ月と2年目の1ヶ月(重症患者管理)にわけて行なわれます。1年目には合併症の少ない症例に実際全身麻酔を施行し、緊急時に対応できる基本的な手技、知識を習得することに重点がおかれます。2年目には、重症患者管理のプログラム(後掲)のもと合併症を有する症例、大手術症例の麻酔、術後集中治療室での治療を通じて、重症患者の基本的な管理を習得することに重点がおかれます。

また選択科目として、さらなる麻酔部での研修が可能です。
麻酔部研修到達目標(1年目2ヶ月必修科目)
1 一般目標
中等度以下の合併症を有する症例(PS I度、II度)の全身麻酔を行い、麻酔法ならびにその管理を理解することにより、一般医療、ならびに救急医療における基本的な手技を習得すると共に術中の適切な全身管理ができる能力を習得する。
2 行動目標
1) 術前回診の意義を理解することにより、患者に不安を与えず適切に麻酔の説明ができる。
2) 術前患者の病態を評価し、麻酔に関連した問題を指摘できる。
3) 主たる麻酔薬、麻酔補助薬の特徴を述べ、その使用量を指示できる。
4) 麻酔管理を理解することにより下記のことができる。
1 術中輸液を適切に実施でき、かつ輸血、血管作動薬の適応を述べ指導医のもとで使用できる。
2 麻酔中に使用される各種モニターの役割と情報の意義について説明できる。
3 指導医の指導下で麻酔後の抜管の時期を提示できる。
5) 臨床麻酔を実施することにより下記の手技を習得する。
1 マスク及び気管内挿管による気道の確保ができる。
2 静脈血管の確保ができる。
3 指導のもとエコー下、透視下にて中心静脈カテーテル挿入、観血的血圧測定のための動脈ルートの確保ができる。
6) 用手人工換気ができる。
プログラム
第1〜2週
1) 指導医の指導のもとに基本的手技(気管挿管、静脈路の確保など)を習得する。
2) 指導医の指導のもとに正しい術前回診、術後回診、麻酔記録の記載法を習得する。
3) 指導医の指導のもとに主に吸入麻酔薬による全身麻酔を行ない、基本的な麻酔管理を身につける。
4) 指導医の指導のもとに代表的な術中循環動態、呼吸状態の変化を理解しその対処法を習得する。
5) on callにより救急麻酔を経験する。
6) 用手人工換気により全身麻酔中の呼吸管理を行ない、用手人工換気の技術を身につける。
7) 合併症のない患者の低侵襲手術の一般的な麻酔について理解し、指導医の指導のもとに行なう。

第3〜8週
1〜2週のプログラムに加え
1) 人工呼吸器により全身麻酔中の呼吸管理を行ない、人工換気の基本を身につける。
2) 軽度の合併症のある患者の軽から中等度侵襲手術の一般的な麻酔について理解し、指導医の指導のもとに行なう。

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