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■第三病院初期臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
精神神経科
カリキュラム指導医
中村 敬
カリキュラムの概略
選択科としての研修は計4ヶ月、計6ヶ月のコースを設ける。当院精神神経科外来および森田療法病棟、および週のおよそ半分は協力病院(青木病院:東京都調布市上石原3-33-17)にて研修を行なう。外来での研修では陪診、予診の経験を重ね、診断・初期治療についての知識を修得する。森田療法病棟でも選択科としての実習では症例を担当し、指導医のもとに研修する。協力病院では統合失調症、痴呆性疾患などの症例を担当すると共に社会精神医学的問題、地域医療にも積極的に関わっていく。それらを通してプライマリーケアにおいて必要とされる精神医学の基本的な知識を、6ヶ月コースではプライマリーケアのみならず精神科医としての知識・技能を身に付けることを目標とし、研修する。
精神神経科臨床研修到達目標(選択2ヶ月コース)
研修プログラム
全コースを通じて、週のおよそ半分は、協力病院において研修を行う。
選択2ヶ月コース
精神神経科外来において陪診、予診の経験を重ね、診断、初期治療についての知識を習得する。
森田療法棟において症例を担当し、指導医のもとに、森田療法の適応、面接、日記指導などについて学ぶ。
協力病院にて症例を担当し、急性期精神疾患のみならず、症状精神病、アルコール関連疾患および慢性期の精神疾患についても学ぶ。またさらに社会精神医学的問題や地域医療問題にも積極的に関わりその対処法を学ぶ。
指導医とともに当直勤務を経験する。
症例検討会に出席し、発表を行う。
  選択4ヶ月コース
1、2ヶ月目
 
精神神経科外来において陪診、予診の経験を重ね、診断、初期治療についての知識を習得する。
森田療法棟において症例を担当し、指導医のもとに、森田療法の適応、面接、日記指導などについて学ぶ。

指導医とともに当直勤務を経験する。
症例検討会に出席し、発表を行う。

3、4ヶ月目
 
協力病院にて症例を担当し、急性期精神疾患のみならず、症状精神病、アルコール関連疾患および慢性期の精神疾患についても学ぶ。またさらに社会精神医学的問題や地域医療問題にも積極的に関わりその対処法を学ぶ。
協力病院において、入院に際しての、精神保健福祉法の理解と実際を体験し、担当症例の治療に関わり、精神科治療の特徴、技法を習得する。
1.一般目標(GIO)
  一般臨床医としてプライマリーケアに必要とされる精神医学の基本的な知識、検査を下記の点に重点をおいて身につける。
1. 間の精神的領域の病態解明には身体医学と同じ生物学的方法が用いられる一方で、心理学的方法もまた用いられること、いわば生物・心理・社会的視点が他の身体医学以上に重要なことを理解する。
2. 精神医学は人間の精神的領域を扱うので、その対象、診療、予防などの方法において身体医学とは異なる面を持っていることを理解する。
3. 精神医学で扱う主な疾患の概念、原因、症状、経過、治療、予防について理解する。
4. 精神疾患の治療では、薬物療法や精神療法のみならず、種々の社会療法、リハビリテーション、さらには種々の社会資源を動員した治療システムのあることを理解する。
5. 一般診療科で起こるさまざまな心理社会的問題解決にも精神医学で培われた手段や方法が有用であることを理解する。
2.行動目標(SBO)
1. 精神機能に関連する脳機能解剖、生理を理解する。
2. 精神障害者に対する理解とその対応を理解する。
3. 精神神経科の基本的診察法を修得する。
 
1) 患者および家族との面接を通して病歴を取ることができる。
2) 病歴作成の過程で、その症例が主要な精神疾患あるいは状態像のどの範疇に属するものか見当をつけることができる。
3) 主要な心理テストの種類とその手技を修得し、また利用法を述べることができる。
4) 脳波上の正常所見および典型的なてんかん性異常所見を解読することができる。
4. 一般臨床医として精神科疾患を見極め、診断ができる。
 
1) 統合失調症者を診察してその臨床症状を的確に要約し、指摘できる。
2) 気分障害者を診察してその臨床症状を的確に要約し、指摘できる。
3) 痴呆性疾患の診断と鑑別が適切にできる。
4)

不安障害を診察してその臨床症状の把握、またその代表的な臨床類型(パニック障害、全般性不安障害、恐怖症、強迫性障害など)についてそれぞれの臨床特徴を要約し、説明できる。

5)

人格障害、身体表現性障害、ストレス関連性障害を診察してその臨床症状を的確に要約して、指摘できる。

6)

アルコール依存の臨床的特徴をあげ、アルコール精神病についても類型分類ができる。

5. 精神科における代表的な治療法についてその概要と適応をあげることができる。
 
1) 主要な精神科治療薬の種類と適応を挙げることができるか。
2) 森田療法を中心に、いくつかの精神療法の特徴を要約し、説明できるか。
3. 評価
 
1. 精神機能に関連する脳生理解剖、生理を理解することができたか。
2. 精神障害者に対する理解とその対応を理解することができたか。
3. 精神神経科の基本的診療法を修得することができたか。
 
1) 患者および家族との面接を通して病歴を取ることができるか。
2) 病歴作成の過程で、その症例が主要な精神疾患あるいは状態像のどの範疇に属するものか見当をつけることができるか。
3) 主要な心理テストの種類とその手技を修得し、また利用法を述べることができるか。
4) 脳波上の正常所見および典型的なてんかん性異常所見を解読することができるか。
4. 一般臨床医として精神科疾患を見極め、診断ができる。
 
1) 統合失調症者を診察してその臨床症状を的確に要約し、指摘できるか。
2) 気分障害者を診察してその臨床症状を的確に要約し、指摘できるか。
3) 痴呆性疾患の診断と鑑別が的確にできるか。
4) 不安障害を診察してその臨床症状の把握、またその代表的な臨床類型(パニック障害、全般性不安障害、恐怖症、強迫性障害など)についてそれぞれの臨床特徴を要約し、説明できるか。
5) 人格障害、身体表現性障害、ストレス関連性障害を診察してその臨床症状を的確に要約して、指摘できるか。
5. 精神科における代表的な治療法についてその概要と適応をあげることができるか。
 
1) 主要な精神科治療薬の種類と適応を挙げることができるか。
2) 森田療法を中心に、いくつかの精神療法の特徴を要約し、説明できるか。
精神神経科臨床研修到達目標(選択4ヶ月コース)
1. 一般目標(GIO)
  一般臨床医のみならず、専門医として必要とされる精神医学の知識、検査および治療法を下記の点に重点をおいて身につける。
1. 従来の精神医学に終始するのではなく、身体疾患における精神的側面、さらには広く健康な人間の精神生活までをも取り扱うことを理解する。
2. 人間の精神的領域の病態解明には身体医学と同じ生物学的方法が用いられる一方で、心理学的方法もまた用いられること、いわば生物・心理・社会的視点が他の身体医学以上に重要なことを理解する。
3. 精神医学は人間の精神的領域を扱うので、その対象、診療、予防などの方法において身体医学とは異なる面を持っていることを理解する。
4. 精神医学で扱う主な疾患の概念、原因、症状、経過、治療、予防について理解する。
5. 精神疾患の治療では、薬物療法のみならず、種々の社会療法、リハビリテーション、さらには種々の社会資源を動員した治療システムのあることを理解する。
6. 一般診療科で起こるさまざまな心理社会的問題解決にも精神医学で培われた手段や方法が有用であることを理解する。
2. 行動目標(SBO)
1. 患者および家族との面接を通して病歴を取り、診断に必要な情報を収集し、精神医学的用語を用いて記載できる能力を修得する。そのための基礎として、特に下記の疾患について知識を身につける。
1) 患者および家族との面接を通して病歴を取り、診断に必要な情報を収集し、精神医学的用語を用いて記載できる能力を修得する。そのための基礎として、特に下記の疾患について知識を身につける。
2) 気分障害者を診察してその臨床症状と背景要因を的確に要約し、指摘できる。
3) 不安障害を診察してその臨床症状の把握、心理社会的な背景要因を把握し、またその代表的な臨床類型(全般性不安障害、恐怖症、強迫性障害など)についてそれぞれの臨床特徴を要約し、説明できる。
4) 思春期青年期の患者を診察して、その臨床症状を指摘し、いくつかの病態(境界例などの人格障害、摂食障害など)の臨床的特徴を要約し説明できる。
5) 身体表現性障害、ストレス関連性障害を診察してその臨床症状、心理社会的な背景要因を的確に要約して、指摘できる。
6) てんかんの発作型の分類とその臨床特徴の概要を説明できる。
7) 痴呆患者を診察して、中核症状、周辺症状に分けて指摘できる。さらに各種の器質性疾患を挙げ、全般症状と局所症状の概要が説明できる。
8) せん妄などの意識障害を含む症状精神病の分類と診断ができる。
9) アルコール依存者の飲酒パターンの特徴、社会、身体障害ならびに離脱症状について説明できる。また主要な薬物依存の臨床特徴をあげ、類型分類ができる。
10) 種々の睡眠障害の診断と治療について説明できる。
11) リエゾン・サービスの実務を体験する。精神科以外の医療現場で起きる心理社会的出来事の特徴を説明できる。
2. 精神神経科における代表的な検査についてその概要と適応を挙げることができる。
1)
脳波検査 覚醒時、睡眠時の正常脳波の特徴を説明できる。典型的なてんかん性異常波が解読できる。また脳波検査の対象となる疾患を挙げ、その臨床的意義を説明できる。
2)
画像診断 頭部X線CT、MRI像で脳萎縮、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などの変化を読影できる。
3)
心理検査 主要な心理検査の分類ができる。さらに主要な心理検査の実施に関与し、その技法を習得し、さらに臨床応用について述べることができる。
3. 代表的な治療法について、その概要と適応をあげることができる。
 
1)
薬物療法 向精神薬の種類を挙げ、その代表的な薬物名を知っている。さらにその作用機序、用法、副作用、適応を説明できる。
2)
精神療法 支持的精神療法のみならず、森田療法を体験し、その実際を説明し、その適応を述べることができる。
3)
社会療法 作業療法、レクリエーション療法、社会復帰訓練などの概略と臨床的意義について説明できる。
4)
精神科における入院制度 精神保健福祉法で規定されている精神障害者の範囲を知っている。任意入院、医療保護入院、措置入院、応急入院について説明できる。
5)
家族への対応 家族や職場の関係者との接触から患者ならびに病態への心理社会的影響について指摘し、その対策法を述べることができる。
3. 評価
 
1. 患者および家族との面接を通して病歴を取り、診断に必要な情報を収集し、精神医学的用語を用いて記載できる能力を修得したか。そのための基礎として、特に下記の疾患について知識を身につけたか。
 
1) 統合失調症者を診察してその臨床症状と背景要因を的確に要約し、指摘できるか。
2) 気分障害者を診察してその臨床症状と背景要因を的確に要約し、指摘できるか。
3) 不安障害を診察してその臨床症状の把握、社会心理的な背景要因を把握し、またその代的な臨床類型(パニック障害、全般性不安障害、恐怖症、強迫性障害など)についてそれぞれの臨床特徴を要約し、説明できるか。
4) 思春期青年期の患者を診察して、その臨床症状を指摘し、いくつかの病態(境界例などの人格障害、摂食障害など)の臨床的特徴を要約し説明できるか。
5) 身体表現性障害、ストレス関連性障害を診察してその臨床症状、力動、背景要因を的確に要約して、指摘できるか。
6) てんかんの発作型の分類とその臨床特徴の概要を説明できるか。
7) 痴呆患者を診察して、中核症状、周辺症状に分けて指摘できる。さらに各種の浮き質性疾患を挙げ、全般症状と局所症状の概要が説明できるか。
8) せん妄などの意識障害を含む症状精神病の分類と診断ができる。また外因反応、通過症候群についても説明できるか。
9) アルコール依存者の飲酒パターンの特徴、社会、身体障害ならびに離脱症状について説明できる。また主要な薬物依存の臨床特徴をあげ、類型分類ができるか。
10) 種々の睡眠障害を診断と治療について説明できるか。
11)

リエゾン・サービスの実務を体験する。精神科以外の医療現場で起きる心理社会的出来事の特徴を説明できるか。

2. 精神神経科における代表的な検査についてその概要と適応を挙げることができるか。
 
1)
脳波検査 覚醒時、睡眠時の正常脳波の特徴を説明できるか。典型的なてんかん性異常波が解読できるか。また脳波検査の対象となる疾患を挙げ、その臨床的意義を説明できるか。
2)
画像診断 頭部X線CT、MRI像で脳萎縮、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などの変化を読影できるか。
3)
心理検査 主要な心理検査の分類ができるか。さらに主要な心理検査の実施に関与し、その技法を習得し、さらに臨床応用について述べることができるか。
3. 代表的な治療法について、その概要と適応をあげることができるか。
 
1)
薬物療法 向精神薬の種類を挙げ、その代表的な薬物名を知っているか。さらにその作用機序、用法、副作用、適応を説明できるか。
2)
精神療法 支持的精神療法のみならず、森田療法を体験し、その実際を説明し、その適応を述べることができるか。
3)
社会療法 作業療法、レクリエーション療法、社会復帰訓練などの概略と臨床的意義について説明できるか。
4)
精神科における入院制度 精神保健福祉法で規定されている精神障害者の範囲を知っているか。任意入院、医療保護入院、措置入院、応急入院について説明できるか。
5)
家族への対応 家族や職場の関係者との接触から患者ならびに病態への心理社会的影響について指摘し、その対策法を述べることができるか。
週間スケジュール
週に2、3回当院精神神経科外来にて研修を行なう。
週に3日は協力病院にて研修を行なう。
当院での研修日に森田療法病棟での研修を行なう。
第1・第3月曜日夕刻は海外文献を中心とした抄読会、第2・第4月曜日は症例検討会に参加する。(4ヶ月、6ヶ月コースでは症例検討会で発表を行う。)
水曜日午後1時半より医局会(森田療法棟入院症例の検討会を含む)に参加する。

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