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指導医・主治医の定義と役割
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指導医・主治医・上級医・担当医の定義と役割
1. 臨床研修指導医
 
1) 臨床研修指導医(以下,「指導医」という)とは,7年以上の臨床経験を有する常勤の者であって,研修医に対する指導を行うために必要な経験及び能力を有し,とりわけプライマリ・ケアを中心とした指導を行うことができる医師をいう。 指導医は,厚生労働省が示す「医師の臨床研修に係る指導医講習会の開催指針」に基づく指導医講習会を受講していることとする。
2) 指導医は,研修医に対する指導に関する責任者又は管理者の立場にあるものであり,研修医による診断・治療とその結果について直接の責任を負う。研修医の記載記録・内容を確認して承認するとともに指導内容を診療記録に残す。指導医が研修医を直接指導することだけでなく,指導医の指導監督の下,上級医(研修医よりも臨床経験の長い医師をいう。以下同じ)が研修医を直接指導すること(いわゆる「屋根瓦方式」)も想定している。
3) 指導医は,担当する分野における研修期間中,研修医ごとに臨床研修の目標の達成状況を把握し研修医に対する指導を行うとともに,研修期間の終了後には研修医の評価をプログラム責任者に報告する。研修の評価及び認定において,指導医は,研修医の指導を行った者,あるいは研修医とともに業務を行った医師,看護師その他のコメディカルスタッフと十分に情報を共有し,それぞれの評価を把握した上で,責任を持って評価を行うべきである。
4) 指導医は研修医と良く意思疎通を図り,実際の状況と評価との間に大きな乖離が生じないように努める必要がある。また,研修医の身体的,精神変化を観察し,問題の早期発見とその対応を行う。
2. 上級医
 
1) 上級医とは,臨床研修医に対する指導を行うために 2年以上の臨床経験および能力を有している者で,指導医の要件を満たしていない医師のことをいう。
2) 上級医は臨床研修の現場で,指導医の管理の下に臨床研修医の指導にあたる。上級医は,研修医の診断・治療・記録等を監査して,指導内容を診療記録に残す。
3. 主治医
 
1) 主治医とは,患者の診療に主たる責任を有する医師のことをいう。入院患者さんに対しては、通常、複数の医師がチームを組んで診療にあたるが,その際にも患者の診療に責任を持つ主治医が個々の患者ごとに明確でなければならず,患者や家族に対して誰が「主治医」なのかをはっきりと明示しなければならない。
2) 主治医は,原則としてレジデントを修了した卒後6年以上又はそれに相当する医師とする。 また、その資格は専門医,認定医の資格を有するか,あるいは同等の診療能力があることを必要条件とし,当該診療科責任医師(診療部長等)が認定する。
4. 担当医
 担当医とは、主治医とともにチームの一員として責任を持って診療にあたる医師のことをいう。研修医が担当医として診療に参加する場合は,常に指導医や主治医の指導の下で診療を行わなければならない。
臨床研修医の診療行為について
1. 臨床研修医は,指導医のもとで診療を行うことを原則とする。
2. 臨床研修医は,単独で主治医となることはできない。
3. 臨床研修医は,単独で診断書類等の証明書類(公文書)を発行することはできない。
4. 臨床研修医は,臨床研修施設以外にて診療行為(アルバイト等)を行うことはできない。

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