糖尿病・代謝・内分泌内科では、糖尿病を中心とした代謝疾患、および甲状腺、下垂体・副腎、性腺などの内分泌疾患を対象とした幅広い診療を行っている。糖尿病に関する研究と診療については伝統を有し、我が国における先駆的な実績を残している。中でも、糖尿病の臨床疫学と先進的治療法の開発、糖尿病性血管合併症の成因の解明と治療法の確立、心理学的側面を踏まえた患者教育に力を入れており、これらの分野に豊富なスタッフを擁している。また、内分泌領域では貴重な症例報告を通じて、着実な診療業績をあげている。このような背景から、当科のプログラムは、確固とした内科学的見識をもとに代謝・内分泌疾患の診療を行う専門的臨床技能の修得、ならびにEBMに基づいた科学的判断能力の啓発を到達目標とし、21世紀にその社会的使命を全うする専門医の育成を目的としている。 |