病理の主な業務としては、細胞診断、生検組織診断、術中迅速診断、手術で摘出された臓器・組織の診断、病理解剖と多岐にわたります。いずれも直接患者さんと接することはありませんが、これらの業務を通して患者さんにとって大切な診断、治療に関わることができていると強く感じております。また、週に一度は外勤日がありますので、市中病院にて外来や往診、企業にて産業医等も可能です。もちろん収入や待遇面でも心配はありません。
日々の教育については病理専門医の諸先輩先生方から直接細かい指導を受けています。そこで基礎的な知識から幅広いものの見方・考え方、さらに専門的なことまで一つ一つ丁寧に身につけています。また、臨床各科とは定期的にカンファレンスが行われるため、臨床の先生方の病理に臨む点を含めさらに勉強することができます。さらに、臨床病理検討会(CPC)が定期的に開催されており、担当診療科の先生方、初期臨床研修医、学生と多くの参加者とともに、非常に内容のある密度の濃いものとなっています。
病理診断は全科の知識を身につけることが必須であり、その学問の深さゆえに日々勉強であることにかわりはありませんが、とても興味深いものでもあります。少しでも興味がある方は是非一度見学にお越しください。 |