高橋会長は、平成23年5月の会長就任を報告後、全国の支部長・学術連絡委員ならびに栗原学長をはじめとした大学関係諸氏に対し、本会の出席と日頃のご支援に感謝の意を表した。続いて、3月11日の東日本大震災で被災された同窓へのお見舞いと本部より被害の大きかった岩手、宮城、福島、茨城4支部に、振興基金から東北を中心に東日本の被災会員にお見舞金を送ったこと、また公的義援金として日本赤十字社に寄付をしたことが報告された。 次に、第57回通常総会の議決にもとづき、公益法人から任意団体への移行にあたり、学校法人慈恵大学に1億円の寄付を行ったことが報告された。最後に、大学創立130年記念事業募金への協力を会員に呼びかけ、同窓会は会員および大学に対し惜しみない支援をするとの力強い意志を示して挨拶を結んだ。
栗原敏学長・理事長は、各支部長・学術連絡委員に対し、日頃の理解と協力への感謝の言葉を述べた。次に、卒業式の学長式辞を行っていたとき発生した東日本大震災についてとその後の大学の対応を説明し、被災同窓にお見舞いを述べた。今年の日本列島は天災に見舞われ、甚大な被害を被った。しかしそれにもまして日本の政治、経済、社会福祉、医療が不安定であり、その中で安全で安心な東京慈恵会医科大学を構築していくために、所々に配慮し確実に歩みを進めて行くと語った。
退任役員表彰は本郷可夫君(昭27)ほか6名に、退任支部長表彰は高橋浩昭君(昭24)ほか8名に感謝状と記念品が贈呈された。なお任期中に逝去された内藤裕郎君(昭45)の令夫人かつみ様が代理として出席された。
佐藤俊介理事(昭53)が、振興基金の現況、海外派遣者への助成、生涯学習センターへの援助および東日本大震災被災同窓への見舞金などについて報告した。
高木敬三理事(昭48)より、平成22年1年間に36回の学術講演会が開催され、学術連絡委員を通して依頼された講師は学内教員が30名であり、学術交流が積極的に図られているとの報告があった。
須田健夫副会長(昭50)より、法人移行と任意団体設立の進捗状況について報告があった。 現行法人は平成25年5月の総会をもって解散を決議する目標にむけ準備をすすめており、解散議決後は清算業務を1〜2ヶ月で終了する予定である。一方、新団体に関しては平成24年5月の通常総会終了後、直ちに任意団体設立総会を開催し、会員の決議を得、活動を開始する旨であるとの説明がなされた。須田副会長は社団法人から任意団体に変わっても内実は変わらない組織構成をしたいと述べ、会員の協力を仰いだ。
福島支部長の大平謹一郎君(昭45)は、東北支部を代表して東日本大震災に際し、同窓からの励ましの言葉、同窓会からの義援金や役員の訪問、大学からの医療チームの派遣など熱い支援を受け、支部会員一同、慈恵ファミリーのありがたさを強く感じたと感謝の意を述べた。
高橋会長が、東日本大震災、台風など災害状況の把握に苦慮しており、同窓各位からの情報提供を仰いだ。また、同窓会で開催される各種会議の交通費に関しては、現在検討中であると述べた。
高木専務理事より、平成22年10月1日から平成23年8月31日の累計で、申込件数693件、申込金額475,274,510円で、達成率は23.76%と報告された。同窓並びに各位よりの寄附に対して謝意を表すと共に、更なる協力をお願いした。
南雲和顧問(昭27)が東日本大震災において被災した同窓へのお見舞いと本部の迅速な対応に敬意を表した。南雲顧問は学生時代から医局員時代の慈恵について語り、当時と比較すると現在の慈恵の発展は目を見張るものがあり、大学の努力、同窓各位の慈恵に対する愛情に加え、栗原学長の功績が大きいことを強調し、エールを送るとともに創立130年記念事業募金への協力を呼びかけた。 以上で予定された議案、報告が終了し、香川草平副会長(昭47)の閉会の辞をもって会議は終了した。引き続き中央講堂にて記念撮影が行われ、その後会場を東京プリンスホテルに移し、学長招待の懇親会が催された。