東京慈恵会医科大学 森田療法センター
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森田療法とは
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  森田療法とは
   森田療法とは、慈恵医大精神神経科・初代教授の森田正馬(もりたまさたけ)が自らの神経症体験を通して創始した、入院を基本とする神経症の精神療法です。
 日本で生まれ、独自に発展したこの治療法の特徴は、神経症の不安や恐怖を排除するのではなく「受け入れること」で「とらわれ」から脱出するという点、また、自分の中にある健康な力や自然治癒力を最大限に生かしていくという点にあります。
 恐怖や不安はより良くより良く生きようとする欲望(生の欲望)と表裏一体のものであり、人間誰もが持っている自然な感情です。しかし神経症に陥る方は、不安や恐怖を「あってはいけないもの」として「排除しよう」とするあまり、かえってそれにとらわれるという悪循環に陥ってしまうのです。
 森田療法では、不安を「あるがまま」に受け入れながら、よりよくより良く生きようとする欲望を建設的な行動という形で発揮し、自分らしい生き方を実現することを目指しています。入院治療の中でのさまざまな体験によって、不安や悩みを受け入れながら、症状への「とらわれ」から離れることができ、本来の健康な欲求が生かされてくるのです。
 
・どのように悩み・不安・恐怖に「とらわれ」るのでしょうか?



 悩み・不安・恐怖などの不快な反応に注意を向けると、不快な反応はますます強まります。するとさらに不快な反応に目が奪われる、という悪循環が起こってしまいます(これを精神交互作用と呼びます)。
 さらに、これらの反応を「こうあってはならない」「もっと強くならなければならない」という考えによって排除しようと努めれば努めるほど、一層それを強く意識してしまいます(これを思想の矛盾と呼びます)。このようにして神経症の症状を固着させることになってしまうのです。

・森田療法における「とらわれ」から脱出する方法とは?

 悩み・不安・恐怖などの不快な反応は、「より良く生きたい」という意欲と裏表一体のもの。つまり、私たちは「より良く生きたい」という欲望があるからこそ、悩みや不安が生じるのです。
 森田療法では、不快な反応を取り去ろうとするのではなく、「あるがまま」に受け入れることが、「とらわれ」の悪循環から脱出する方法だと考えています。悩みを持ったまま、入院治療を通じてさまざまな体験をしていく中で、自分の内にある健康な力や豊かな感情に目が向くようになっていくます。
 
  うつ病復帰期の方々に対しての社会復帰サポート
 
 現在、うつ病の増加と、うつ病からの社会復帰の難しさが、新聞でも大きく報道されるなど、深刻な社会問題になっています。
 最近では特に、うつ病の急性期を過ぎても「なんとなく気分がすっきりしない」「だるさが残る」「意欲が出ない」などの症状が長期間続く、慢性のうつ状態に悩む方が増えています。うつ病の治療のために3ヶ月の予定で休職をしたものの、半年、一年たっても「いまひとつ自信が持てない」ために復帰に踏み切れないことも少なくありません。「心身の状態がすっきりしていないと何もできない」「活力に満ちていなければ本来の自分ではない」と考え、身動きがとれなくなってしまうこともあるでしょう。また、性格的に「こうあるべきだ」と考える傾向が強く、現実とのギャップに悩み、うつ状態に陥り、そこからなかなか抜け出せなくなっている方も多いようです。
 森田療法はもともと神経症を対象にした精神療法ですが、このようなうつ病の回復過程にも森田療法の「あるがまま」という視点を生かすことができます。抗うつ薬を中心とした薬物療法と休息という基本的なうつ病治療に加えて、誰もが持っている自然回復力を生かし、「うつから抜け出すためには、どのような姿勢を身につければよいか」ということを日常の生活の中で探っていくわけです。
 仕事をされている方、学校へ通われている方には、外来での治療も積極的におこなっています。 慢性的なうつ病に悩まされている方は、是非一度ご来院ください。



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