医療・保健・福祉関係者及び介護をされる皆様へ

認知症疾患医療センターとは

当院は平成27年9月より認知症疾患医療センターを開設し、東京都より"地域連携型認知症疾患医療センター"の指定を受けました。医療機関相互や医療と介護の連携の推進役を担い、認知症の方とそのご家族が安心して暮らしていける地域づくりを進めるにあたり、以下の活動を行っています。

①専門医療相談

ご本人、ご家族、関係機関からの認知症に関する医療相談に専門知識を有する相談員が対応します。状況に応じて、外来受診予約や他の医療機関・介護施設等のご紹介、各種サービスのご案内などを行います。

②認知症の鑑別診断と対応

認知症の鑑別診断(画像診断・心理テスト等)はもちろんのこと、日常生活の状況、他の身体疾患等の状況も踏まえて、専門医が総合的な評価を行います。診断の結果に基づき治療方針を決定し、関係機関と情報共有を図り、医療・介護・福祉の連携を図りながら生活面の支援を行うと共に、入院治療が必要な場合は他の医療機関などをご紹介いたします。

③地域連携の推進

認知症の支援に携わる関係者(区市町村、地域包括センター、かかりつけ医、介護保険事業所等)との連絡・調整役を担い、センターを含む地域全体で受入れを促進していく体制の構築を目指します。

④人材育成・情報発信

認知症医療に関する知識の向上を図るために、保健・医療・福祉及び介護関係者向けの研修会や講演会を実施すると共に、院内職員の育成にも努めています。また、地域住民に対して正しい理解を広めるため、家族会や市民講座を通して啓蒙・情報発信を積極的に行います。

以上