| 診療内容(外傷)
 
           大腿骨近位部骨折病態と症状
 70-90代高齢者に特に多い骨折で、加齢によって骨がもろくなった方が、転倒やベッドから転落することで起こります。ももの付け根が痛み、歩くのが困難となります。多くはレントゲン検査で診断がつきますが、レントゲン検査で骨折がはっきりしない場合は、MRI検査も行います。
 
 
治療手術治療が主流です。術後は早くから歩いてリハビリテーションを行います。
 ・観血的整復固定術
 骨折部をもとの形に戻して、金属で固定します。固定材料には様々な種類があり、骨折の形態によって選択します。
 ・人工骨頭挿入術
 骨折部のずれが大きい場合は、大腿骨の付け根(=骨頭)を金属製のインプラントに置き換える手術を行います。
 
 
  
 
           橈骨遠位端骨折60-70代の女性に特に多い骨折で、転倒時に手をついて受傷します。
 
 
治療手の骨が乗っているボウルのような面が割れておらず、徒手整復で比較的まっすぐに戻せた場合はギプス治療が可能です。手術をした場合、早い時期から動かせるメリットがあるのと、ギプス治療では骨がつくのに2か月弱要するため、当院では手術治療を中心におこなっています。
 
 |