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ご挨拶

 

 本学の附属病院では、建学の精神である「病気を診ずして病人を診よ」に基づいて、病気の治療のみでなく、病者の不安や悩みなどを少しでも軽くするような心を持って診療にあたっております。すなわち、患者さんの立場にたった医療の実践や質の高い医療の提供を目指すとともに、医育機関病院の使命である"よき医療人の育成"にも努力しております。

 附属4病院(本院、葛飾医療センター、調布狛江の第三病院、千葉の柏病院)と晴海の診療所(慈恵医大晴海トリトンクリニック)は、本院を中心とし各病院が首都圏エリアに位置し、相互に機能分担と医療連携を行っております。4附属病院あわせて、約2,700ベッドを有し、1日の外来患者数は約7,500名で、日本国内において大きな規模を有する大学附属病院のひとつであります。

 本院は、厚生労働省から承認された特定機能病院であり、画像機器など最新の医療・検査機器導入や、治験センターによる最新の薬物治療など、先進的医療の開発にも積極的に取り組むとともに、看護師をはじめとするコメディカルスタッフとチーム医療を行うことにより、患者さんが安心して医療を受けられる環境を整えております。

 入院病棟は中央棟(地上21階、地下3階)をはじめ11階建のE棟、産科医療・周産期医療を担う総合母子健康医療センターなど1,075ベッドを有し、最新で質の高い医療をより安全に提供できる環境が整っています。

 外来診療では、患者さんのニーズに合わせて臓器別(疾患別)の診療科方式を採用しながら、ウィメンズクリニック、スポーツ・ウェルネスクリニックなどの機能別外来を開設しております。そして、診療録の一元化、オーダリングシステムによる情報の共有化をはかり、相互に密接に連携しながら集学的に患者さんを治す診療を目指しております。

 また、全科当直のもと、休日においても24時間体制の救急外来を行っております。

 医療が急速に高度化、複雑化しているなかで、良質・安全な医療の提供ならびに低侵襲的治療や先進医療の実践を推し進めて、21世紀をリードする大学附属病院を目指し、患者さんや関係各機関の皆様のご期待にお応えできるよう、なお一層の努力をしてまいります。