報告

血管外科ライブ手術事例について

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２６年８月１１日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京慈恵会医科大学附属病院 院長　丸毛 啓史

　平成２４年８月、当院において、血管外科ライブ手術中に死亡事例が発生しました。亡くなられた患者様と御遺族の皆さま
に、心よりお悔やみを申し上げます。
　本事例に関し、当院では同年１０月「血管外科事例検討会」（以下、検討会）を設置し、日本心臓血管外科学会（以下、学会）から推薦された外部委員３名を交え、専門的な見地から検証・評価等を行いました。平成２５年４月、検討会は、学会に調査結果を報告し、第三者の専門家による検証を依頼しました。平成２６年３月、検討会は、学会事例評価委員会の「東京慈恵会医科大学事例評価報告書」（PDFはこちら）にて指摘された問題点、改善案を検討し、同年５月、最終報告書を学会および病院に提出しました（詳細は「血管外科ライブ手術中の死亡事例の概要と再発予防について（PDFはこちら）」）。
　今後は再発防止に向け、全医療スタッフ一丸となり、更なる法令遵守、医療の安全性向上に努める所存です。なお、今後のライブ手術の開催については、学会のガイドラインを遵守するとともに、慎重かつ細心の準備のもと開催するよう指導を徹底いたします。

調査委員会の構成：外部委員３名、内部委員１５名　　合計１８名