診療内容

乾癬
全身療法、光線療法(ナローバンドUVB療法)、生物学的製剤を含む最新の治療を行っています。
患者さんの生活の質(QOL)改善を目指した最善の治療法を選択しています。


アトピ−性皮膚炎
ガイドラインに沿った標準的治療を基本に行っています。新しく開発された薬剤や治療法も積極的に取り入れています。スキンケア外来では光線療法、スキンケアの指導、メンタルケアなども行っています。

接触性皮膚炎
原因が多岐にわたるため専門外来において精査を行っています。家庭用品による接触皮膚炎については原因物質特定に力を入れています。


皮膚癌(有棘細胞癌、基底細胞癌、メラノーマ、パジェット病など)
視診、ダーモスコピー検査、病理診断、手術療法(センチネルリンパ節生検を含む)、放射線療法、化学療法など診断から治療、経過観察まで一貫して行っています。退院後も専門外来で経過観察しています。

皮膚良性腫瘍
外来日帰り手術を中心に手術療法を行っています。適応があればレーザー療法も行います。

■ 皮膚レーザー治療室(血管腫・色素性病変)
当科初診後レーザーの適応を検討し、その後当科担当医が皮膚レーザー治療室で治療を行っています。血管腫、太田母斑、異所性蒙古斑などが対象です。また、適応のあるシミには、自費による治療も行っています。

神経線維腫症(レックリングハウゼン病および神経線維腫症2型)
専門外来で経過を長期にわたり観察しています。必要に応じて集学的検査、腫瘍の切除などを行っています。

疣贅(いぼ)
尋常性疣贅、尖圭コンジローマ、扁平疣贅、疣贅状表皮発育異常症などに対し、液体窒素法、接触免疫療法などの治療を行っています。

■ ヘルペス
 ●単純疱疹

口唇ヘルペス、性器ヘルペスなどに対し、蛍光抗体法を行い迅速診断、抗体価測定で単純ヘルペスの型判定を行うとともに、認識療法、抑制療法などの治療や生活指導を行っています。

 ●帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛(PHN)
帯状疱疹の初期では必要に応じ入院治療を行い、皮疹の治癒後も長期にわたり帯状疱疹後神経痛の管理を行っています。帯状疱疹後神経痛に関しては外来通院治療中心に行い、MRIなどの画像診断で脊椎疾患などを鑑別します。

■ スキンケア外来
まず、一般皮膚科外来を受診され医師にご相談ください。治りにくい皮膚疾患の治療や、スキンケアの指導などを行っています。
 ・乾癬、アトピー性皮膚炎、白斑、皮膚T細胞性リンパ腫などに対する、ナローバンドUVB及びPUVA全身照射装置による光線治療
 ・皮膚疾患の漢方治療
 ・にきびに対するケミカルピーリング(自費)
 ・専門技術指導員によるスキンケアの指導
 ・あざ、湿疹、にきびといったスキントラブルのある方への化粧
  (セラピーメイク)を有名化粧品メーカーの専門美容技術指導員が個人指導
 ・皮膚疾患のメンタルケア


■強皮症・膠原病
全身性強皮症、エリテマトーデス、皮膚筋炎、混合性結合組織病といった皮膚症状を伴うことが多い膠原病の診療を行っております。診断、精査、治療のみならず、生活の質を上げるために生活指導やリハビリテーションの指導も積極的に行っております。