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　平成14年11月8日に東京慈恵会医科大学附属青戸病院で発生した医療事故に関する報道が平成15年9月25日にありました。
　手術を受けられ亡くなられた患者さまとそのご家族の皆様に対して、心より深くお詫び申し上げます。
　患者さまの命を尊重するという医療の基本理念をもう一度確認して、このような医療事故が再び起こらないように最大限の努力をしてまいります｡社会に対しても多大なご迷惑をおかけし、重ねてお詫び申し上げます。
　私たち学校法人慈恵大学の関係者一同、この医療事故を一人ひとりが深刻に受け止め、再びこのような医療事故が起こらないように、全教職員が本学附属病院における医療の安全管理と質の向上に気持ちを引き締めて、今後取り組んでまいります。
　本学では、この事故の原因を徹底的に洗い出し、改善計画を立ててご家族と社会に対して提示し、今後、改善計画の実行状況を開示してまいります。
　本学としてまず危機管理委員会を設置し、事実の確認と広報、再発防止の緊急対策、および改善計画を立てましたのでご報告申し上げます。
　本学はこれまで、患者さまの命を第一とする良き医療人の育成に努めてまいりましたが、今後、安全管理と倫理の卒前・卒後教育、病院スタッフ研修の充実・改善を進め、医療人育成システムの再構築と組織の改革を積極的に行なってまいります。重ねて、亡くなられた患者さまとご家族の皆様、および社会の皆様にお詫び申し上げます。