■スギ花粉粒に内在する免疫促進物質(アジュバント)及びその免疫受容体が明らかになった。 ■スギ花粉に含まれるアレルゲンタンパク質以外のアレルギー発症に関わる原因分子はこれまで明らかにされていなかったが、今回の研究により、スギ花粉粒内に潜在する多糖成分がアレルゲンに対するIgE抗体産生を促進させることが明らかになり、さらに発症に関わる免疫細胞及び多糖成分に対する受容体の役割も明らかになった。 ■スギ花粉症を根本的に治療するための新たな治療ターゲットになると期待される。
本研究成果は、日本アレルギー学会 英文雑誌Allergology International に掲載され、 JSA/WAO Joint Congress 2020(第69回日本アレルギー学会学術大会・国際アレルギー学合同会議、9月17日-10月20日オンライン開催)で発表されます。