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プレスリリース

マウスにおいて恐怖による摂食抑制を担う神経基盤(lPB-PSTN経路)を世界で初めて解明
〜 ストレスと摂食制御を関連づける中枢メカニズムの解明に期待 〜

 

東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター臨床医学研究所の永嶋宇ポストドクトラルフェローと渡部文子教授らは、大阪大学大学院薬学研究科の橋本均教授らと共同で、マウスの脳幹にある外側腕傍核(lPB)から視床下部の傍視床下核(PSTN)への経路が、恐怖によって生じる摂食抑制に重要な役割を担うことを発見しました。ストレスや恐怖が摂食行動に影響を与える神経回路メカニズムの解明において、大きな進歩となることが期待されます。また、傍視床下核に豊富に存在する神経修飾ペプチドの1つ(下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP))が、嫌悪学習と摂食制御に重要であることも発見し、分子レベルから個体レベルに至る一連の知見を見出しました。 この成果は、日本時間2022年12月30日に国際科学誌「Nature Communications」に掲載されました。


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