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プレスリリース

第一世代抗うつ薬のリゾホスファチジン酸受容体を介した
新たな薬理作用を解明
〜新しい治療薬の創薬標的として期待〜

 

東京慈恵会医科大学の宮野加奈子特任准教授、上園保仁特任教授、熊本大学大学院生命科学研究部の竹林実教授、梶谷直人特任助教、国立病院機構呉医療センターの岡田麻美研究員、東京大学の青木淳賢教授、東北大学の井上飛鳥教授らの研究グループは、共同研究により第一世代抗うつ薬がLPA1受容体バイアス型作動薬として働き、抗うつ作用に関与することをうつ病モデルマウスを用いて明らかにしました。重症うつ病患者には、現在臨床で最もよく使用されている第三世代抗うつ薬よりも第一世代抗うつ薬の方が重症例に治療効果が高く、そのメカニズムは不明でした。本研究成果により、第一世代抗うつ薬の高い治療効果を説明する可能性のある新たな薬理作用を示すことができました。今後、LPA1受容体バイアス型作動薬が新しい治療薬の創薬標的として期待されます。


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