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プレスリリース

ヒト胎児の肺における免疫細胞の発生・成熟と、免疫応答以外の新たな役割を解明
〜世界初、免疫細胞がヒト肺組織の発生を誘導するメカニズムを明らかに〜呼吸器疾患の病態解明・再生医療への応用に期待

 

東京慈恵会医科大学内科学講座呼吸器内科の吉田昌弘助教(University College London研究員)は、英国University College LondonのDr. Marko Nikolić、英国Wellcome Sanger InstituteのDr. Kerstin Meyerらと共同で、ヒト胎児の肺における免疫細胞が器官形成とともに発生・成熟するプロセスを詳細に解析し、また組織幹細胞との相互作用で気道形成を誘導するメカニズムを明らかにしました。
本研究成果は、ヒトの肺の免疫細胞の起源を世界で初めて1細胞レベル・分子レベルで詳細に解析したものであり、肺発生の過程において免疫細胞と上皮細胞との相互作用がこれまでに考えられていたよりもはるかに早期から行われ、肺の発育に重要な役割を果たしていることが明らかになりました。
呼吸器疾患の病態解明や、損傷した肺組織の再生医療へ向けた応用が期待されます。


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