へき地医療プログラム(地域保護・医療)

大学名

東京慈恵会医科大学附属病院 臨床研修

プログラム・コース名

へき地医療プログラム(地域保健・医療)

対象者

研修医 2年次生

修業年限(期間)

4~8週間

養成すべき人材像

 本学では卒前教育で、地域での障害者、重症心身障害児、健康な子ども(児童館やプレーパークなどでは発達障害や軽度の知的障害、生育環境に問題がある児とも接触する)、高齢者、という時間軸、さらに在宅医療(高齢者だけでなく、難治性疾患患者、精神疾患患者、生活保護受給患者やその家族)、開業医ネットワークを中心とする都市型地域医療、在宅や病院での多職種連携協働といった多様な「場」での医療ニーズの体験をするが、東京都内にある医科大学としての弱点として「へき地医療・離島医療」についての体験の場の欠如を解決する必要がある。そこで、臨床研修で「へき地医療プログラム」を必修化することで、研修医が自分の進路を決める前に、都市型地域医療だけでなく、へき地医療についても経験させる。

修了要件・履修方法

 各派遣先施設における研修プログラムを90%以上遂行し、自己評価を行うとともに、指導医、コメディカルからの評価を受ける。

履修科目等

  1. 診療所、地域基盤病院における外来診療を体験
  2. 訪問診療、訪問看護、訪問リハビリに随行し在宅医療の見学·介助
  3. 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)など地域の看護・介護施設体験
  4. 地域基盤病院において急性期一般、療養、回復期リハビリテーションなど、退院支援
  5. 健診、産業医活動、小中学校の保健授業での講義など
  6. 「健康増進のためのイベント」「まつり」「スポーツ大会」「花見」など地域行事に参加し、住民との交流

教育内容の特色等 (新規性・独創性等)

 平成22年6月より新潟県小千谷市魚沼市医師会、南魚沼郡市医師会、十日町市中魚沼郡医師会の協力を得て、年間8名の2年次初期研修医を派遣し、地域保健・医療プログラムのブラッシュアップを試みた。平成24年度からは新潟県での地域医療研修医枠を15名に拡大するとともに、25年度からは介護老人保健施設、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターを併設する福島県東白河郡の塙厚生病院、いわき市のかしま病院、静岡県静岡市の桜ヶ丘病院においても、年間15名が研修を行っている。今後は、上記施設の指導医と定期的な話し合いの場を設け、地域医療研修の質の向上と派遣人数の増加を図るとともに、希望者には8週間の地域医療研修が可能なシステムに改良することで、2年次初期研修医全員が遠隔地で質の高い地域医療研修を行える環境を整えていく。

指導体制

  1. 新潟県各医師会:上村医院、北村医院、さわなか医院、片貝医院、浦佐萌気園診療所、宮医院、富田医院等の診療所・クリニックの院長。新潟県立小出病院、小千谷総合病院、町立津南病院等の指導医
  2. 塙厚生病院(福島県東白川郡塙町):佐川恵一病院長を始めとする指導医
  3. かしま病院(福島県いわき市鹿島町):中山元二前理事長、中山大理事長、石井敦(福島県立医科大学医学部地域・家庭医療学講座助教)を初めとする指導医
  4. 社会保険桜ヶ丘総合病院(静岡県静岡市清水区):島田孝夫病院長を初めとする指導医

受入開始時期

平成25年4月1日

受入目標人数

対象者 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度
初期研修医
(遠隔地)
15 40 51 51 51 208
15 40 51 51 51 208

教育プログラム・コース

東京慈恵医科大学