精神看護学は、概論、各論・演習、実習の流れで構成されています。「概論」では、精神保健の視点で社会の中の精神的な健康課題について学修します。「精神看護方法論Ⅰ」では、主な精神疾患・精神障害の症状とその治療と看護の原則を学修します。「精神看護方法論 Ⅱ 」では、 精神看護方法論Ⅰで学んだ知識を対象者に応用するための看護の方法論を学び、並行して「看護過程Ⅲ」では精神を病む人の看護過程を学修します。また、通常の講義の他に、精神疾患を患っている当事者の体験を聞く機会や、ロールプレイングを交えた演習を設けています。「精神看護学実習」「総合実習」では、臨床体験を通じて、対象者が自らの強みを理解し、自ら回復に向かうための行動をとれるような関わりを学びます。精神看護学を通してどの領域にも通じる普遍的な看護観を身に付けてほしいと考えています。
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