【2年間の研修生活を振り返って】

鈴木 隆之
葛飾医療センターは慈恵医大4病院の中で医師やコメディカル・事務の方々の人数が比較的少ないです。そのため、皆で協力して働こうとする風土があり、自身も2年間の間で多くの職種の方に色々なことを教えて頂きました。職種や科の垣根も低く、バンド活動や旅行なども行われています。一方で研修期間中は忙しすぎず適度な余暇があることから、自学自習や仲間とのレクリエーションに時間を充てることも可能です。
葛飾医療センターで学んだことは多いです。大学病院としてきちんとした医療を提供する場でもあるので、多くの手技や疾患を経験することができます。病棟での患者さんへの対応の仕方はもちろんのこと、救急では軽症の患者さんから重症の患者さんまで幅広く対応する必要があり、疾患に対する検査や患者さんの外来診察の勉強になります。今後遭遇する可能性の高い疾患(common disease)も数多くあり、様々な科の先生が工夫を凝らして教えてくださいます。以上から、2年間の間で自分の医療者としての診療スキルの基礎を築くのに最適な環境であったと考えます。