診療内容・専門分野
放射線部は3部門からなり、医師、診療放射線技師、看護師が協力して様々な検査・治療を行っています。
【画像診断部門】
【核医学部門】
【放射線治療部門】
特色
当科の診療は画像診断、核医学、放射線治療からなります。当科の医師は6名の放射線診断専門医と1名の放射線治療専門医がおり、各診療科と連携して診療を担当しております。また、病診連携の充実をはかっており院外医療機関からの画像診断依頼(主にCT、MRI、超音波検査、核医学)は、当院の医療連携室経由で受け付けております。地域医療の中核としての責務を果たすべく努めております。
画像診断部門
CT、MRI等の画像検査では、各診療科の依頼医の要望に応じて撮影方法(プロトコール)を決定し、診療放射線技師が撮像した画像に対し,放射線診断専門医が画像診断報告書を作成しております。なお検査、撮影と画像処理は診療放射線技師が行っております。
各診療科とは電話連絡、カンファレンスなどでも連携しており、密な連絡・意見交換・協力体制を心がけております。
IVR(Interventional Radiology 画像下治療)では、CTを用いて病変部位を確認しアプローチする生検法(CT下生検)やドレナージ(膿瘍,体内の液体貯留等)の非血管系IVR、血管撮影技術を用いた悪性腫瘍の治療・出血性病変の止血等の血管系IVRを施行しております。これらは各診療科から依頼されて施行しております。
核医学部門
CT、MRI検査等では得られない、脳血流、甲状腺機能、骨格、腫瘍および炎症性疾患の診断など臓器の機能画像を,放射線診断専門医が報告書を作成しています。撮影は診療放射線技師が行っております。
放射線治療部門
放射治療専門医が放射線を用いて悪性腫瘍の治療を行っております。治療計画、定期の診察と必要に応じた随時の診察を行っております。放射線照射と装置管理は専門の診療放射線技師が行っております。
主治医と協力してゾーフィゴやメタストロン投与による治療も行っております。
特殊検査・高度先進医療
特殊検査:超音波・CT・血管撮影手技を用いたNon-vascular およびvascular intervention(血管拡張術、ステント留置術、腫瘍塞栓術、膿瘍ドレナージ、生検など)を施行しています。
主な医療機器・設備
CT 装置 |
SOMATOM Definition AS+(128列) Siemens社製
SOMATOM Perspective(64列) Siemens社製 |
MRI 装置 |
SIGNA Explorer Newgrade 1.5T GE社製
MAGNETOM Symphony 1.5T(TIM system) Siemens社製 |
RI 装置 |
Discovery NM 630 GE社製 |
超音波装置 |
AplioI-800 Canon社製
AplioXGSSA-790A Canon社製
Aplio300 Canon社製
NemioSSA-660A Canon社製
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CT シミュレータ |
Aquilion LB Canon社製 |
リニアック |
PRIMUS Mid-Energy M2-6745 Canon社製 |
TV装置 |
SONIALVISION safire 17 Super 島津社製 |
骨密度測定装置 |
DCS-600EXV 日立社製 |
乳房撮影装置 |
FDR MS-100 富士フイルム社製 |
血管撮影装置 |
INFX-8000V Canon社製 |
患者数・症例数・生検数・手術数・診療成績等
[ 2022年度検査件数 ]
CT検査 |
32,707件 |
MRI検査 |
11,410件 |
超音波検査 |
7,672件 |
核医学検査 |
1,680件 |
血管撮影検査 |
658件 |
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単純撮影 |
56,325件 |
X線TV検査 |
1,254件 |
骨密度測定 |
1,286件 |
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[ 2022年度放射線治療実績 ]
救急・時間外診療の対応
救急・時間外診療は診療スタッフのオンコールにて対応しています。
専門医・認定医等 (2023年4月1日現在)
専門医一覧 |
放射線診断専門医 |
6名 |
放射線治療専門医 |
1名 |
健診マンモグラフィー読影認定医 |
3名 |
PET核医学認定医 |
1名 |
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