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総合診療部


2025年4月現在
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診療部長代行:泉 祐介

診療スタッフ 診療フロア
診療部長代行 泉 祐介

医師数

 

常勤 9名


非常勤 3名
レジデント3名


総合診療研修センター


診療内容・専門分野


【診療科の特徴と専門分野】
 病気を臓器別に分けて診るのではなく、患者さんの生活などの背景も含めて様々な視点から一人の『病める人』として診断・治療する全人的医療の実践を目指し、外来および入院患者さんの診療に当たっています。「患者さんの病気を診療する」のではなく、「病気を持った患者さんを診療する」というコンセプトを大切にしています。
 診療科としては2000年4月に設立され、現在は内科学講座に属する9診療科の1つとして機能しています。2018年4月より日本専門医機構の総合診療専門医制度が開始され、日本の医療において“generalist(総合診療医及び総合内科医)“は重要視されている一つの専門分野となっております。地域の先生方との連携もとりながら様々な症状で不安を抱えられた患者さんを受入れ、一人一人に適切な包括的医療を提供できるよう尽力します。
 また大学附属病院として、“学生・若手医師への全身を統合した診方や包括的医療を学ぶ場”、そして“generalist(総合診療医及び総合内科医) を育成する場“の役割を果たしていきます。
  さらに、当科では総合診療医であり緩和ケアを専門とする医師が、患者さんのからだやこころなどのつらさの緩和に努めています。これにより、疾患の治療だけでなく、患者さんの生活の質(QOL)向上を目指した包括的な医療を提供しています。がん診療連携拠点病院として、各診療科や地域の医療機関と密接に連携し、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供できる体制を整えています。


【診療内容】

外来診療  外来では、罹患臓器を特定できない患者さん、特に不明熱、長期にわたる微熱、関節痛、リンパ節腫脹、全身倦怠感、浮腫、原因不明の食欲不振、体重減少などを主な症状として来院された患者さんを中心に診療し、必要に応じて臓器別専門診療科で治療するシステムをとっています。診断結果次第では、必要に応じて臓器別専門診療科をご紹介しております。また自己免疫疾患や多くのプロブレムを抱えている患者さんなど大学病院での管理が望ましいと考えられる方に関しては当科で継続診療しております。
 また緩和ケア外来では、主にがん患者さんの症状緩和を行っています。からだのつらさだけでなく、こころのつらさや社会的な問題に対するつらさに、がん末期だけでなくがん診断時から、他の職種とも連携しながら対応します。
入院診療  不明熱など罹患臓器を特定できない診断が困難な方、罹患臓器が複数あり優先診療すべき臓器が複数である方、専門診療科での入院加療を必要としない内科一般疾患や炎症性疾患、その他総合診療部での診療が適切と判断される方などの入院診療を行っています。必要に応じて各専門診療科と連携を行い、患者さんを中心においた診療を常に心がけています。
また緩和ケア病床を10床運用し、院内外から入院で症状緩和が必要ながん患者さんの治療とケアを行っています。

 感染管理チーム、抗菌薬適正使用支援チーム、栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、認知症ケアチーム、院内迅速対応システムチーム、臨床倫理コンサルテーションチームなど院内の様々な医療チームにも参加し活動中です。


患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等


外来診療:
 2024年の初診患者数は1,811人(1日平均6人)、再診を含む1日平均受診患者数は42人でした。 紹介率は84.2%、逆紹介率は50.3%でした。緩和ケア外来は、週に3日(2.5単位)で、1年間で延べ923人でした。うち新規は78人でした。


入院診療:
 2024年の入院患者数は425人、1日平均入院患者数は21で平均在院日数は17.1でした。入院病名の内訳は、感染症39%、悪性腫瘍21%、膠原病・リウマチ疾患16%などが主であり、臓器別では下記のグラフのように様々な臓器に病を抱えた患者さんの入院診療を行っております。
 このうち緩和ケア症の入院患者数は102人(外来からの入院が35人、在宅医療からの入院が18人、院内転科が48人)で、在宅復帰率は48.9%でした。



外来担当医表


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通常外来は全て予約診療です。