脳血管内治療部
診療部長：村山雄一
| 診療スタッフ | |
|---|---|
| 診療部長 | 村山 雄一 |
| 診療副部長 | 石橋 敏寛 |
| 診療医員 | 結城一郎、郭樟吾、 西村健吾、菅一成、 森良介、渡邊充祥 |
診療内容
脳血管内手術は血管の中に極微細のカテーテルを頭蓋内血管まで挿入し、レントゲン透視下に血管の内部から脳血管障害（脳卒中）やある種の脳腫瘍等を治療する新しい分野です。従来の開頭方法による手術では治療困難であった様々な疾患が、この方法によって治療可能となってきました。慈恵医大脳血管内治療部では脳血管障害を中心に最先端の診療および研究を行っています。現在、脳血管内治療部では以下のような病気に対する治療を行っています。
脳血管内治療を主に行う疾患
- 出血性疾患
脳動脈瘤（破裂、未破裂）
脳動静脈奇形
硬膜動静脈瘻
脊髄動静脈奇形、脊髄動静脈瘻 - 虚血性疾患
急性期脳梗塞、脳塞栓症に対する血栓除去術
頚動脈および頭蓋内動脈狭窄に対する血管形成術、ステント留置術 - その他
脳腫瘍塞栓術
脳腫瘍選択的化学療法
椎体形成術
特色
- 脳血管内治療専用手術室およびリアルタイムナビゲーション手術室。
- 開頭手術、脳血管内治療 双方に対応した手術室でより安全な治療を行う。
- ER to OR 24時間体制で救急患者に対応。
- 大学研究棟にも最新DSAを導入。新しい診療材料の開発や血管内治療のトレーニングを行っている。
診療スタッフ
診療部長 村山雄一
診療副部長 石橋敏寛
診療医員 結城一郎、郭樟吾、西村健吾、菅一成、森良介、渡邊充祥
特殊検査・先進医療
脳動脈瘤
- 新型コイル、頭蓋内ステントを用いた脳動脈瘤コイル塞栓術
- 脳動脈瘤塞栓術支援のための新しい頭蓋内ステントの開発
- 次世代Bioactive coilの開発
- 術中血管撮影、ICGを用いた脳動脈瘤クリッピング
- 高解像度DSAを用いた脳動脈瘤塞栓術脳動脈瘤における流体力学および形態学と脳動脈瘤コイル塞栓術後の臨床情報を基にしたコンピューター解析に対する多施設共同研究
- 未破裂脳動脈瘤の自然歴に関する疫学的調査
脳卒中診療
- 新たな診療支援画像診断システムを駆使した包括的脳卒中治療
- 新しい血栓除去デバイスを用いた急性期脳梗塞治療
頸部頸動脈狭窄、頭蓋内動脈狭窄
- MRIによる新たな頸動脈狭窄プラーク性状評価を基にした頸動脈内膜剥離、頚動脈ステント留置
- 高性能脳血管撮影装置を用いた、頸動脈病変治療前後の脳循環検査
- バイパス手術における術中頭蓋内血流評価の開発
脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻：
- 新型液体塞栓物質（オニクス）を用いた脳動静脈奇形に対する塞栓術
- 手術室内血管撮影装置を使用した血管内治療と直達手術の複合的治療
その他
- DSAの新しいナビゲーションシステムの開発
- 高解像度 術中DSAを用いた頭部CT画像の有効活用
患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等
2013年 新規受診患者数 578名
（脳動脈瘤：434 頸動脈狭窄：90 脳動静脈奇形：17 動静脈瘻：17 その他：20）
2013年 脳血管内治療部 手術件数 255
未破裂脳動脈瘤 171 (血管内手術 141 クリッピング術 30）
破裂脳動脈瘤 17 (血管内手術 15 クリッピング術 2）
頚動脈ステントおよび内膜剥離術 20
脳動静脈奇形 6
硬膜動静脈瘻 17
脊髄血管奇形 2
頭蓋内腫瘍塞栓術 6
頭頚部病変塞栓術 2
脳動脈再開通療法 10
外来担当医表
月曜日から金曜日まで脳血管内治療の専門外来を行っております。
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