麦ごはん

東京慈恵会医科大学の創始者で、脚気が食事によって予防できることを発見した高木兼寛先生の教えに基づき、当院では毎日麦ご飯をお出ししています。麦は白米に比べてビタミンB1や食物繊維を豊富に含んでいます。
麦ごはんは、米と麦を7対3と食べやすい割合にして炊き込んであります。麦の味と食感を味わってください。
 学祖、高木兼寛(たかき かねひろ)は、「食餌(しょくじ)の改善によって脚気(かっけ)予防に初めて成功した人」です。当時、軍隊で流行していた脚気に対して、海軍軍医であった高木は※食物原因説を唱え、麦飯を取り入れた食事を実践する事により、脚気を激減させました。(※そのころ陸軍軍医の森林太郎(森鴎外)は、細菌説を唱え、予防、治療法について対立していました。)
高木兼寛の伝記については、たくさんの著書が出版されています。
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
東京慈恵会医科大学附属柏病院栄養部 
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