診療内容

■ 皮膚悪性腫瘍
皮膚悪性腫瘍には、日光角化症やボーエン病、有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外パジェット病、悪性黒色腫、皮膚リンパ腫などがあり、これらの診断は皮膚科医による視診や、病変の一部を数mm取る皮膚生検の結果よりなされます。治療は疾患ごとに異なり、手術のほか、光線療法、化学療法や放射線療法などより選ばれます。


■ 皮膚良性腫瘍
粉瘤、脂肪腫、脂漏性角化症などの皮膚良性腫瘍に対して、手術療法や液体窒素を使った冷凍療法などを施行しています。


■ 乾癬
主にビタミンD外用薬やステロイド外用薬を使いますが、症状によっては適量の免疫抑制剤やビタミンA誘導体の内服を一時的に併用することもあり、これら治療法を交互に使うことも効果的です。


■ 帯状疱疹
痛みを伴う皮疹などより診断し、抗ウイルス薬を初期に内服します。初期の痛みの多くは、時間とともに穏やかになり消退していきます。


■ アトピー性皮膚炎
皮疹の経過や分布などの特徴より診断されます。皮膚科医が視診により一つ一つの皮疹の重症度を判断し、それに合った外用剤を選び治療します。寛解が得られた後も、保湿剤により皮膚機能を補正し良い状態を保つことも大切です。