心臓外科

ご挨拶

その一刻を、一生の安心へ ~慈恵の伝統と新体制の機動力で、地域の心臓・大血管診療を支えます~

急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、急性冠症候群、弁膜症に伴う急性心不全、心筋梗塞後機械的合併症など、緊急手術を要する可能性のある心臓・大血管疾患について、原則として24時間365日、心臓外科医が直接相談をお受けします。

東京慈恵会医科大学心臓外科学教室は、1973年の創設以来、心臓外科医療の発展に取り組んできた歴史ある教室です。東京慈恵会医科大学附属柏病院
心臓外科は、その精神を受け継ぎながら、千葉県北西部・東葛地域における心臓血管外科診療の基幹施設として、地域医療と高度専門医療の双方を担ってまいりました。
2026年7月より、新体制のもとで東京慈恵会医科大学附属柏病院
心臓外科の診療を担当させていただくこととなりました。
心臓外科医療に求められるものは、高度な手術技術だけではありません。患者さんとご家族に安心して治療を受けていただくこと、地域の先生方から迅速にご相談いただけること、 tそして院内の多職種が一体となって重症患者さんを支えることが何より重要です。
これまで柏病院が築いてきた地域からの信頼を大切にしながら、より安全で、より迅速で、より質の高い心臓外科医療を提供できる体制を整えてまいります。
千葉県北西部・東葛地域の皆さまに、安心してご相談いただける心臓外科を目指し、スタッフ一同、誠実に診療に取り組んでまいります。

診療部長 配島 功成

診療内容・専門分野

大動脈外科
低侵襲心臓手術
ステントグラフト治療
成人心臓外科全般
成人心臓外科一般

特色

新体制となった当科では、以下の3つを診療の柱としています。

1.急性大動脈解離・大動脈瘤破裂などに対する迅速な救急対応

2.循環器内科・血管外科・救急部・麻酔科・集中治療部門・看護部・臨床工学部門と連携したハートチーム医療

3.次世代の心臓外科医療を見据えた教育と学術発信

診療スタッフ

診療部長

配島 功成

診療医長

桐谷 ゆり子

診療医員

星野 理

備考

2026.7.1現在

当科の診療方針

1.救急に強い心臓外科

急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、急性冠症候群、重症弁膜症に伴う急性心不全など、心臓・大血管疾患の中には、診断から治療開始までの時間が予後に大きく影響する疾患があります。

当科では、救急部、循環器内科、麻酔科、手術室、ICUと連携し、緊急症例に迅速に対応できる体制を整えています。近隣医療機関や救急隊からのご相談には心臓外科医が直接対応し、必要に応じて手術・集中治療・血管内治療を含めた治療方針を速やかに検討します。

2.大動脈疾患に対する生涯管理

大動脈疾患では、初回治療の成功だけでなく、将来的な大動脈拡大や追加治療の可能性を見据えた治療戦略が重要です。

当科では、急性大動脈解離、胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、慢性大動脈解離などに対し、患者さんごとの年齢、全身状態、大動脈の形態、解離範囲、遠隔期リスクを総合的に評価します。

そのうえで、人工血管置換術、Frozen Elephant Trunk法、ステントグラフト治療などを組み合わせ、救命だけでなく、その後の人生まで見据えた治療方針を検討します。

3.診療科の垣根を越えたハートチーム医療

心臓血管疾患の治療は、外科手術だけで完結するものではありません。高齢化や透析医療の普及に伴い、心疾患、血管疾患、腎機能障害、脳血管疾患などを複合的に抱える患者さんが増えています。

当科では、循環器内科、血管外科、救急部、麻酔科、集中治療部門、看護部、臨床工学技士、リハビリテーション部門などと連携し、患者さん一人ひとりに適した治療方針を検討します。

診療科の垣根を越え、患者さんにとって最善の治療を選ぶことを大切にしています。

4.標準治療を大切にした低侵襲治療

弁膜症に対しては、病変の部位や重症度、年齢、全身状態、生活背景を総合的に判断し、弁形成術または弁置換術を選択します。特に僧帽弁閉鎖不全症では、自己弁を温存できる可能性がある場合、僧帽弁形成術を重要な選択肢として検討します。

冠動脈や大動脈弁疾患に対しては、循環器内科と連携し、カテーテル治療と外科手術の適応を検討します。カテーテル治療が困難な重症冠動脈病変や、弁膜症・大動脈疾患を合併する症例では、冠動脈バイパス術・大動脈弁置換術を含めた外科治療を行います。

また、患者さんの状態に応じて、低侵襲心臓手術や心拍動下冠動脈バイパス術など、身体への負担を軽減する治療法も検討します。ただし、低侵襲手術はすべての患者さんに適しているわけではありません。当科では、安全性を最優先に、個々の病態に応じて慎重に適応を判断します。

患者さん・ご家族へ

心臓や大動脈の病気と診断されることは、大きな不安を伴います。 

当科では、患者さんとご家族に病状と治療方針をできるだけわかりやすく説明し、納得して治療を受けていただけるよう努めています。

手術が必要な場合には、手術の目的、危険性、術後の見通しを丁寧にお伝えします。また、手術だけでなく、術後の回復、リハビリテーション、退院後の生活、長期的な通院管理まで含めて支援します。

地域の皆さまが「ここに相談してよかった」と思っていただける診療科であり続けられるよう、スタッフ一同努めてまいります。

地域医療機関の先生方へ

平素より多くの患者さんをご紹介いただき、誠にありがとうございます。

当科では、心臓・大血管疾患の緊急症例から定期手術症例まで、地域の先生方と連携しながら診療を行っています。急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、重症弁膜症、冠動脈疾患、心不全を伴う複合症例など、判断に迷う症例がございましたら、どうぞ早めにご相談ください。

「この段階で紹介してよいのか」と迷われる症例でも構いません。 

早期に情報を共有することで、患者さんにとってより安全で適切な治療選択につながります。

千葉県北西部・東葛地域の心臓血管診療を支える一員として、地域医療機関の先生方、救急隊の皆さまと密に連携してまいります。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

外来受診・紹介について

紹介状をお持ちの患者さんは、曜日を問わず外来で対応いたします。 

緊急性が高い場合や、早期の手術判断が必要な場合には、外来日以外でも可能な限り迅速に調整いたします。

心臓外科Instagram

更新日:2026年7月1日現在

午前

交替制

【手術日】

紹介枠

【ペースメーカー外来】

【手術日】

紹介枠

交代制

紹介枠

午後

配島 功成