1) |
一般的事項 A.基本的検査、処置
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(1) |
腹部の診察(直腸指診を含む)ができる。 |
(2) |
腹部単純X線検査を適切に指示し、結果を解釈できる。 |
(3) |
採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。 |
(4) |
注射法(皮内・皮下・筋肉・点滴注射、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。 |
(5) |
救急処置一般ができる。 |
(6) |
輸血(成分輸血を含む)の効果と副作用について理解し、適切に実施できる。 |
(7) |
病態に応じて適切に輸液、高カロリー輸液ができる。 |
(8) |
経管栄養の適応を選択し、適切に実施できる。 |
B.一般的処置
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(1) |
胃管を挿入し、胃洗浄と管理ができる。 |
(2) |
イレウス管を挿入し、管理ができる。 |
(3) |
浣腸、高圧浣腸ができる。 |
(4) |
腹腔穿刺を目的に応じて実施し、排液の管理ができる。 |
(5) |
局所麻酔法を実施できる。 |
(6) |
創部消毒とガーゼ交換を実施できる。 |
C.薬物療法・療養指導
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(1) |
薬物の作用、副作用、相互作用について理解できる。 |
(2) |
薬物の適応を決定し、適切に薬物治療ができる。 |
(3) |
病態に応じた療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄など)ができる。 |
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2) |
診断、治療手技 A.血液、尿、糞便
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(1) |
血算・白血球分画から結果を解釈できる。 |
(2) |
血液生化学検査(肝機能、膵酵素、線維化マーカー)の項目を適切に指示し、結果を解釈できる。 |
(3) |
血液免疫血清学的検査(肝炎ウイルスマーカー、自己抗体、腫瘍マーカー)を適切に指示し、結果を解釈できる。
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(4) |
便検査(性状、潜血、虫卵)から結果を解釈できる。 |
(5) |
腹水検査から結果を解釈できる。 |
(6) |
細菌学的検査・薬物感受性検査の適応を判断し、結果を解釈できる。 |
(7) |
細胞診・病理組織検査の適応が判断でき、結果を解釈できる。 |
B.消化管
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(1) |
ヘリコバクター・ピロリの感染診断を行い、除菌治療の適応を決め、除菌治療を実施し、除菌の判定をすることができる。 |
(2) |
消化管造影X線検査を実施し、結果を解釈できる。 |
(3) |
内視鏡検査(消化管)を適切に指示し、結果を解釈できる。 |
C.肝・胆・膵
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(1) |
腹部超音波検査を実施し、結果を解釈できる。 |
(2) |
肝・胆・膵の画像検査(腹部X線CT、腹部MRI、腹部血管造影X線、核医学)を適切に指示し、結果を解釈できる。 |
(3) |
肝生検の介助と施行後の管理を行い、結果の解釈ができる。 |
D.治療手技
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(1) |
食道バルーンタンポナーゼによる止血ができる。 |
(2) |
消化管疾患に対する内視鏡下治療の介助と治療後の管理ができる。 |
(3) |
肝癌に対する経皮的局所治療、経血管カテーテル治療の介助と治療後管理ができる。
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3) |
疾患
A.消化管
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(1) |
食道疾患:食道炎、食道癌、食道裂孔ヘルニア、食道憩室、食道静脈瘤 |
(2) |
胃・十二指腸疾患:急性胃炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、胃良性腫瘍(ポリープ、粘膜下腫瘍など)、十二指腸憩室、マロリー・ワイス症候群 |
(3) |
腸疾患:腸炎(腸管感染症、細菌性食中毒を含む)、虫垂炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、腸結核、薬物起因性腸炎、大腸ポリープ、大腸癌、イレウス、過敏性腸症候群、虚血性腸炎、憩室炎
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(4) |
肛門疾患:痔核、痔瘻 |
B.肝・胆・膵
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(1) |
肝疾患:急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝硬変、薬物性肝障害、アルコール性肝障害、肝内胆汁うっ滞、体質性黄疸、脂肪肝、伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、肝膿瘍、肝嚢胞、肝癌、肝良性腫瘍 |
(2) |
胆道疾患:胆石症、胆嚢炎・胆管炎、胆嚢腺筋腫症、胆道腫瘍、膵・胆管合流異常、先天性胆道拡張症 |
(3) |
膵疾患:急性膵炎、慢性膵炎(膵石症)、膵嚢胞、膵癌 |
C.腹腔・腹壁
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(1) |
腹腔疾患:急性腹膜炎、癌性腹膜炎 |
(2) |
腹壁疾患:ヘルニア |
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