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■柏病院臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
消化器・肝臓内科
診療部長
小井戸 薫雄
臨床研修到達目標(選択研修科目履修1〜3ヵ月分)
1. 一般目標(GIO)
 
1) 内科基本研修で身につけた医療人として必要な基本姿勢・態度と一般内科医として必要とされる診察法・検査法・診療手技の向上をはかる。
2) 消化管、肝・胆・膵、腹膜の構造と機能およびこれらに関る各種疾患の病態生理を理解し、正しい診断と適切な治療に到達する能力を習得する。
2. 行動目標(SBO)(経験目標)
 
1) 一般的事項
A.基本的検査、処置

(1) 腹部の診察(直腸指診を含む)ができる。
(2) 腹部単純X線検査を適切に指示し、結果を解釈できる。
(3) 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
(4) 注射法(皮内・皮下・筋肉・点滴注射、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
(5) 救急処置一般ができる。
(6) 輸血(成分輸血を含む)の効果と副作用について理解し、適切に実施できる。
(7) 病態に応じて適切に輸液、高カロリー輸液ができる。
(8) 経管栄養の適応を選択し、適切に実施できる。
B.一般的処置

(1) 胃管を挿入し、胃洗浄と管理ができる。
(2) イレウス管を挿入し、管理ができる。
(3) 浣腸、高圧浣腸ができる。
(4) 腹腔穿刺を目的に応じて実施し、排液の管理ができる。
(5) 局所麻酔法を実施できる。
(6) 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
C.薬物療法・療養指導

(1) 薬物の作用、副作用、相互作用について理解できる。
(2) 薬物の適応を決定し、適切に薬物治療ができる。
(3) 病態に応じた療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄など)ができる。
2) 診断、治療手技
A.血液、尿、糞便

(1) 血算・白血球分画から結果を解釈できる。
(2) 血液生化学検査(肝機能、膵酵素、線維化マーカー)の項目を適切に指示し、結果を解釈できる。
(3) 血液免疫血清学的検査(肝炎ウイルスマーカー、自己抗体、腫瘍マーカー)を適切に指示し、結果を解釈できる。
(4) 便検査(性状、潜血、虫卵)から結果を解釈できる。
(5) 腹水検査から結果を解釈できる。
(6) 細菌学的検査・薬物感受性検査の適応を判断し、結果を解釈できる。
(7) 細胞診・病理組織検査の適応が判断でき、結果を解釈できる。
B.消化管

(1) ヘリコバクター・ピロリの感染診断を行い、除菌治療の適応を決め、除菌治療を実施し、除菌の判定をすることができる。
(2) 消化管造影X線検査を実施し、結果を解釈できる。
(3) 内視鏡検査(消化管)を適切に指示し、結果を解釈できる。
C.肝・胆・膵

(1) 腹部超音波検査を実施し、結果を解釈できる。
(2) 肝・胆・膵の画像検査(腹部X線CT、腹部MRI、腹部血管造影X線、核医学)を適切に指示し、結果を解釈できる。
(3) 肝生検の介助と施行後の管理を行い、結果の解釈ができる。
D.治療手技

(1) 食道バルーンタンポナーゼによる止血ができる。
(2) 消化管疾患に対する内視鏡下治療の介助と治療後の管理ができる。
(3) 肝癌に対する経皮的局所治療、経血管カテーテル治療の介助と治療後管理ができる。
3) 疾患
A.消化管

(1) 食道疾患:食道炎、食道癌、食道裂孔ヘルニア、食道憩室、食道静脈瘤
(2) 胃・十二指腸疾患:急性胃炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、胃良性腫瘍(ポリープ、粘膜下腫瘍など)、十二指腸憩室、マロリー・ワイス症候群
(3) 腸疾患:腸炎(腸管感染症、細菌性食中毒を含む)、虫垂炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、腸結核、薬物起因性腸炎、大腸ポリープ、大腸癌、イレウス、過敏性腸症候群、虚血性腸炎、憩室炎
(4) 肛門疾患:痔核、痔瘻
B.肝・胆・膵

(1) 肝疾患:急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝硬変、薬物性肝障害、アルコール性肝障害、肝内胆汁うっ滞、体質性黄疸、脂肪肝、伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、肝膿瘍、肝嚢胞、肝癌、肝良性腫瘍
(2) 胆道疾患:胆石症、胆嚢炎・胆管炎、胆嚢腺筋腫症、胆道腫瘍、膵・胆管合流異常、先天性胆道拡張症
(3) 膵疾患:急性膵炎、慢性膵炎(膵石症)、膵嚢胞、膵癌
C.腹腔・腹壁

(1) 腹腔疾患:急性腹膜炎、癌性腹膜炎
(2) 腹壁疾患:ヘルニア
プログラム
1. 1ヶ月目
  指導医の下、消化器・肝臓内科入院患者の担当医となり、その内科管理を習得する。
1) 受け持ち患者に対して、的確に医療面接・身体診察・臨床検査を実施し、的確な病態把握を常に心がける。
2) 受け持ち患者の検査(消化管造影、内視鏡、腹部超音波、肝生検、腹部血管造影など)の準備と介助を行う。
3) 当直勤務を経験する。
2. 2ヶ月目
  指導医の下、消化器・肝臓内科入院患者の担当医として、引き続きその内科管理を習得する。上記の1)から3)に加え、
4) 消化管造影X線検査を実施し、結果の解釈を行う。
5) 腹部超音波検査を実施し、結果の解釈を行う。
3. 3ヶ月目
  指導医の下、消化器・肝臓内科入院患者の担当医として、引き続きその内科管理を習得する。上記の1)から5)に加え、
6) ヘリコバクター・ピロリ感染の診断と除菌治療を習得する。
7) 食道バルーンタンポナーゼによる止血を経験する。
8) 肝疾患患者に対する肝生検の介助と施行後管理を習得し、結果の解釈を行う。
9) 内科救急処置を習得する。

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