充実した研修施設 附属4病院のご紹介

慈恵医大は4つの附属病院があり、初期研修においてはそれぞれ病院の特長、立地、規模等を最大限に活かした独立した研修プログラムを持っています。また附属4病院がお互いに研修協力病院として連携しており、特長ある診療科など選択科で自由に行き来することが可能です。(各附属病院の研修プログラムは各病院の研修紹介ページをご覧ください。こちらから)

専門修得コース(レジデント)においては附属4病院間でのローテーションがある診療科が多いですが、その他の関連病院も併せて関連の通勤圏内の施設が多く、各施設で充実した研修を受けることが可能です。各附属病院介についてご紹介いたします。 ※下記附属病院名をクリックしてください。

東京慈恵会医科大学附属病院(本院)

〒105-8471東京都港区西新橋3-19-18


東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センター

〒125-8506東京都葛飾区青戸6-41-2


東京慈恵会医科大学附属第三病院

〒201-8601東京都狛江市和泉本町4-11-1


東京慈恵会医科大学附属柏病院

〒277-8567千葉県柏市柏下163-1


東京慈恵会医科大学附属病院(本院)  1075床 外来3,011人 入院897人(1日平均)

附属病院では、建学の精神である「病気を診ずして病人を診よ」に基づいて、病気の治療のみでなく、病者の不安や悩みなどへの細やかな対応を行うなど、患者さんの立場に立った医療を実践し、質の高い安全な医療の提供をその基本としています。さらに、医育機関病院の使命である"よき医療人の育成"を実践しています。
 また、特定機能病院であり高度・先進的医療の開発と実践を行うとともに、コメディカルとのチーム医療を行うことにより、患者さんが安心して医療を受けられる環境が整っています。病棟は中央棟とE棟、PICUやNICUを有する総合母子医療センターなど1,075のベッドを有し、先端・高度手術を含め年間約15,000件の手術を行なっており日本でトップの手術件数となっています。外来も患者さんのニーズにあわせ母子医療センター、循環器外来やウイメンズクリニックなど、臓器別や機能別の外来を開設しており、全科当直のもと24時間体制の救急外来(ER)の医療サービスを提供しています。また世界に数台の検査機器などを設置し、最新の技術をもって診断が行える環境が整っています。

東京慈恵会医科大学葛飾医療センター  356床 外来1,071人 入院312人(1日平均)

歴史ある新病院:平成24年1月5日、「青戸病院」は「葛飾医療センター」としてリニューアルオープンいたしました。昭和21年の開院以来、葛飾、足立区、荒川区を含めた区東北部医療圏の中核を担っており、患者さんの約80%が葛飾区内から来院される典型的な地域密着型の病院です。

ほっとできる環境:東側には中川があり、食堂から春に美しい桜並木、夏に葛飾花火を間近に見ることができます。西側には東京スカイツリーや富士山を病棟から眺めることができます。すぐ近くの亀有や柴又は漫画や映画の舞台になった下町情緒豊かな街並みが広がる「ほっとできる」環境です。歩いて直ぐの研修医寮もそんな場所にあります。

高度な医療施設:「総合診療体制・救急医療体制を強化し地域密着型病院を目指す。同時に医療者への全人的・総合的教育を提供する。」をビジョンに掲げ、救急部・総合内科・小児科が一体化したプライマリーケアユニット、広々とした手術室、機能的なICUなどの重点化を図りました。急性期医療から高度専門医療の提供まで多様な医療ニーズに対応しています。優れた教育環境:開かれた医療センターとして講堂やシミュレーション教育施設を整備し「公開講座」や「メディカルカンファレンス」を通して、地域の健康サービスや医療水準の向上に積極的に貢献しています。慈恵医大唯一の電子カルテとオーダリングシステムが装備されており、診療および教育環境にも優れています。

参加するチーム医療:栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、感染対策チームなどコメディカルとのチーム医療に参加できます。また、入退院・医療連携センターは患者さんが安心して入院治療に臨めるようにコーディネートしています。地域の病院、診療所、在宅医療施設との連携の充実を図っています。

アットホームな教育環境:研修施設として丁度よい規模であり、アットホームな雰囲気の中、充実した研修生活をすごせます。大学病院の経験豊富な専門医が直接の指導医となります。そして、指導医によるクルズス、救急カンファレンス、CPC、研修医勉強会も盛んで、様々な疾患を診療し多くの手技を経験す
る事も可能です。

見学に来てください:働きやすい病院であり、地域医療への貢献が体感できる病院です。皆さんが研修されること病院職員一同が歓迎します。

 

東京慈恵会医科大学附属第三病院  581床 外来1,385人 入院461人(1日平均)

第三病院は東京都狛江市にあり小田急線狛江駅と調布市の京王線国領駅の中間に位置して新宿へ30分という利便性のよいところにあります。広い敷地内には慈恵医大の国領キャンパスもあり医学科国領校、看護学科、看護専門学校やグランド・体育館・プールなど学生の施設もあり都内でありながら木々の緑に囲まれた恵まれた環境です。その木々に囲まれた病院に隣接してゆったりとした研修医寮があり、24時間利用できる大浴場「白樺の湯」も完備しています。
 現在の病床数は581床で24時間稼動の東京都の二次救急医療担当病院として循環器疾患を含む重症救急患者は集中治療病棟で治療に当たっています。大学附属病院ですが地域の医療ニーズに応える急性期病院としてcommon diseaseから専門的疾患まで幅広く対応していますので総合的臨床能力を磨く研修には最適です。また、約160名の医師が在籍し各診療部ともに指導医のサポート体制は充実していますし、総合診療部のスタッフが中心になって研修医の皆さんのいろいろな相談にのっています。他に病院の特徴として大学病院には数少ない結核専門治療病棟も近代的にリニューアルし、高次元医用画像工学研究所と連携するハイテクナビゲーション手術室も併設されています。初期研修は医師としての基礎とマインドを築く非常に大切な期間です。患者さんや同僚から信頼される医師となられるために充実した研修が送れるように全病院スタッフがサポートいたします。
なお、研修終了後は専門医資格の取得を目指して慈恵医大の後期専門習得コースに移行する方が多いですが途中で大学院へ入学し基礎研究および臨床研究を履修する方もいます。
将来の進路においても様々な道が開かれていますので当院での初期研修に皆様の応募を期待しています。

東京慈恵会医科大学附属柏病院  624床 外来1,483人 入院529人(1日平均)

附属柏病院は、都心部への通勤圏として多くの人口を抱える千葉県東葛北部地域に位置しています。地域の中核病院として、交通外傷・心肺停止をはじめとする3次救急へも対応し、平成24年4月1日より千葉県の救命救急センターの指定を受けています。また、高度医療・急性期医療の充実を目指して、平成20年度には手術室の増床、ICUの増床、CCUを含む循環器内科・心臓外科をワンフロアーに集約させました。
その他、平成20年2月には地域がん診療連携拠点病院の指定を受けるなど、さまざまな分野で地域の中核病院としての役割を担い、地域医療機関と連携し身近な医療から高度な医療まで、患者さんの立場に立った医療を提供しています。
都市部近郊の大学附属病院であっても各科とも症例は非常に豊富です。どの診療科を回っても様々な症例を担当することができ、診断初期の段階から経験できます。また、病院の医局はオープンスペースとなっており、科ごとの垣根が低くローテーション中ではない診療科の先生にも気軽に相談することができます。2ヵ月に一回、「研修協議会」として、研修医全員と病院長・看護部長・事務部長および各科の指導責任者との話し合いの場があります。研修プログラムを遂行するスタッフと直接意見交換できる場があるのも当院の特徴です。指導医陣も充実しており、医学教育分野では著名な古谷伸之准教授が研修副委員長を務め、当院が元祖である「研修手帳」を用いた手厚い指導が受けられます。研修医が全員で行なう「研修医勉強会」が毎週開催されており、忙しいながらも充実した2年間となることをお約束します!