形成外科診療プログラム－専門修得コース（レジデント）－

■専門修得コース（レジデント）募集案内

研修内容

(1)

一般目標

機能・形態再建の知識と技量を習得する形成外科専門修得コースは、身体各部、臓器の専門診療科とのチーム医療の重要性を認識し、かつチーム医療の場で主要な役割を担い、達成できることを目標とする。

専門医修得コースの特徴

1.	外表先天異常、特に顔面・四肢先天異常の疫学的知識を習得し、患者、家族へのインフォームドコンセントと代表的疾患の治療を専門医の指導の下で行う。
2.	形成外科的手術攻略法の最も基本となる微小外科手技を人工血管、実験動物で習得し、臨床に参加する。
3.	創傷治癒機序、再生医療の基礎的研究をレジデント期間に行い、関連学会に発表、投稿する。
4.	総合母子健康医療センターでチームアプローチによる頭蓋顎顔面疾患、重度染色体異常の集学的治療に参加する。

日本形成外科学会専門医資格認定試験に応募、合格し得る知識と技量を修得する。

習得期間：

形成外科学会認定施設において専門医の指導の下で初期研修の2年を含め6年間行う。

知識・技量：

形成外科的治療対象疾患の診断と治療手技の習得

(2)

行動目標

専門医修得に必須の学会活動への参加

外科基本的治療手技の習得

1.	皮膚軟部組織、腱、神経、血管、骨のatraumaticな取り扱いを習得
2.	微小血管吻合手技による血管、神経の吻合と組織移植手技の習得
3.	皮膚・軟部組織悪性腫瘍の診断と治療を計画し行う。
4.	頭蓋・顎顔面先天異常の診断、分類と治療を計画し行う。
5.	頭蓋・顎顔面外傷の診断、分類と治療を計画し行う。
6.	手足外傷、先天異常の診断、分類と治療を計画し行う。
7.	表在性皮膚疾患に対するレーザー治療の適応と治療計画を行う。