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形成外科

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診療部長:宮脇剛司

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 宮脇 剛司 map
診療副部長 松浦 愼太郎
診療医長 石田 勝大
医師数 常勤14名、非常勤6名

診療内容・専門分野

顔面、躯幹、四肢の先天異常、熱傷および外傷の治療、皮膚・軟部組織・骨の腫瘍切除と切除後の機能・形態再建を行っています。

唇裂・口蓋裂
 初回よりチーム治療
頭蓋部癌切除術後再建
 咽頭、喉頭、上顎、舌、口腔底、下歯肉、頭蓋底
頭蓋・顎・顔面
 顔面骨折、眼瞼下垂症、外鼻変形、顎変形症、頭蓋縫合早期癒合症(アペール、クルーゾン)、ロバン
乳房再建
  乳癌術後、ポーランド症候群
泌尿生殖器形態異常
  尿道下裂、膣閉鎖
四肢先天異常
 多指、合指、多合指、欠指、裂手、巨指、斜指、屈指、橈側列/尺側列形成不全、中足骨短縮症、
四肢外傷
  切断指肢、挫滅創
手の外科
 骨折、神経・腱断裂、変形、拘縮、腱鞘炎、リウマチ手
レーザー
  太田母斑、扁平母斑、 血管腫、外傷性刺青
顔面神経麻痺
 筋・神経移植による再建 
下肢静脈瘤
  硬化療法、高位結紮
糖尿病性下腿潰瘍、壊疽
  温存療法
耳介異常
  小耳症、埋没耳、立ち耳、折れ耳

特色

集学的治療を要求される機能・形態再建は、東京慈恵会医科大学の各診療部の協力を得て行うことを基本姿勢としています。唇裂口蓋裂は小児科・耳鼻咽喉科・歯科・リハビリテーション科と、頭蓋・顎・顔面外科は小児科・脳神経外科・歯科・眼科・耳鼻咽喉科・内分泌外科と、四肢先天異常・外傷は整形外科・リハビリテーション科とともに患者さんの臨床所見の総合的な検討のもとに治療を行っています。また、放射線画像診断部、病院病理部などの専門分野の診断技術を活用し、疾患治療の確実な成果を得ております。多数科の専門的な意見を総括して患者さんとご家族に対して画像や写真をお見せしながら疾患の詳細な説明を行い、綿密な計画のもとに治療を行っています。

さらに形成外科的治療手技のひとつである微小手術(マイクロサージャリー)や低侵襲手術(内視鏡的手術)を用いて身体組織への侵襲の少ない再建を行っています。とくに咽喉頭・上顎・口腔・頭蓋底の再建、乳房再建、会陰・下肢の再建では、最先端の手術手技による再建を行っています。

表在性皮膚病変で保険診療適応疾患として認められている皮膚色素斑、血管異常に対しレーザー治療を行っています。作用機序の異なる数種のレーザーを導入し、客観的色調測定機器を用いて安全な方法で確実な成果を得ております。特に乳幼児期から積極的なレーザー治療を行うことが望ましい血管腫、太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑は、患児にできる限り不快な経験を与えないように、入院、全身麻酔のもとにレーザー照射を行なっています。

重度四肢先天異常、重度頭蓋顔面先天異常に対しては、出生前診断に始まり、患者さんが成人を過ぎるまでの期間を通して適切な集学的治療が行えるように、すべての資料の保存と患者さんならびにご家族への説明が定期的に行なえるシステムのもとに、総合母子健康医療センターを中心に診療を行っています。

特殊検査・先進医療

  1. 頭蓋顔面一体移動による再建外科、顔面骨・頭蓋骨の観血的移動術(高度先進医療)により形態的かつ機能的な再建を行っています。手術による機能・形態の改善をシミュレーションソフトを用いてコンピューター分析し今後の更なる治療技術向上に役立てています。
  2. 外傷などによる外鼻変形と鼻中隔弯曲症の患者さんに対する耳鼻咽喉科との合同手術を行っています。現在、外鼻・鼻中隔矯正術(OSRP: Open Septorhinoplasty)によって外鼻と鼻内を一回の手術で修正しています。OSRPによって、外鼻形態だけでなく、鼻中隔矯正術では改善の困難な鼻閉の治療も可能になりました。特に鼻中隔前弯や鼻弁狭窄に伴う鼻閉の改善に外鼻形成術は大変有効な治療です。
  3. レーザー治療はデジタル彩色計による客観的なデータに基づいて行っています。
  4. 電気生理学的検査(末梢神経、筋疾患に対する筋電図、知覚検査)、ドップラ、レーザードップラ血流計、赤外線サーモグラフィーによる血行の評価により治療法を選択しています。
  5. 軟骨培養や組織内粘膜培養などの基礎研究の成果により、再建外科においてできるだけ自分の組織を犠牲にしない手術法を取り入れています。また、人工骨や人工皮膚(真皮)を用いた再建を行っています。さらにこれらの再建に関する基礎的研究も行っています。
  6. 先天性疾患の正しい診断と、その治療のために、患者さんとご家族の承諾のもとに先天異常疾患のDNA解析を行っています。
  7. 術後合併症としてみられる四肢リンパ浮腫の予防、改善のために、二期的再建を行っています。また骨盤内手術と同時に一期的にリンパ管静脈吻合を行い、良好な結果を得ています。
  8. デュピュイトラン拘縮に対する手術療法に加え、2016年より手外科専門医によるコラゲナーゼ注射の治療を開始しました。

患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等

病床は26床で、年間の初診患者数は約2500例、手術件数は約1000例を数えます。

専門外来

救急・時間外診療の対応

顔面、四肢外傷は救急部と連携して24時間態勢で対応しております。特に手部の深達性損傷や切断に対しては整形外科と協力し、常時受け入れ態勢をとっております。

診察情報

東京慈恵会医科大学形成外科学講座ホームページ