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■専門修得コース(レジデント)募集案内
1.プログラムの目的と特徴
■プログラム責任者:丸毛 啓史
 整形外科では,学内,学外を問わず,広くレジデントを募集しています.当科では,整形外科専門医を最短期間で確実に取得するために,日本整形外科学会が定めた専門研修カリキュラムに沿った研修を行えるシステムを構築しており,レジデントが整形外科の各専門分野を履修できるようにローテーションを組んでいます.また,定期的に行われる総括責任者との面談により,進捗状況を評価点検しながらプログラムを進めていきます.
2.プログラム概要
【専門修得コース1年目 (卒後3年目)】
基本的に,最初は附属病院(本院)のレジデントとして研修を行います(表1).
手・肘関節,肩関節,脊椎・脊髄,膝関節,股関節,足・足関節,骨軟部腫瘍,関節リウマチ,骨代謝,外傷,スポーツなどの各臨床部門をローテーションし,専任講師の指導のもと,外来,手術,病棟回診に参加して専門医として必要な画像診断,検査法を学ぶとともに,治療(保存療法,手術療法)の実際を経験します.
指導医のもとで整形外科外来,処置外来,スポーツ・ウェルネスクリニック外来,急患室などで整形外科的プライマリケアを学びます.
各専門領域の専任講師によるレジデント向けクルズス,ミニレクチャーにより実践的な知識や技術を学びます.
指導医のもとで経験した症例について,学会あるいは研究会で発表し,その論文を作成します.
モーニングカンファレンス(週2回),全体カンファレンス,病棟カンファレンス,医局会,抄読会,各臨床研究班によるテーマ別勉強会(各週1回)に参加します.その他,放射線科・病理合同骨軟部腫瘍カンファレンス,リウマチ・膠原病内科カンファレンス,リサーチカンファレンス,地域連携セミナー,講座主催日本整形外科学会認定教育研修会等が定期的に実施されており,これらに参加し学習します.
【専門修得コース1年目後半〜3年目 (卒後3〜5年目)】
附属病院(本院)に加えて,他の大学附属病院(葛飾医療センター,第三病院,柏病院)と整形外科医4名体制以上の当講座関連病院(国立病院機構宇都宮病院,国立病院機構西埼玉中央病院,神奈川リハビリテーション病院,東京都保健医療公社豊島病院,厚木市立病院,富士市立中央病院,東急病院等)での勤務を半年から1年の周期でローテーションし,各施設の指導医のもと,専門医が習得すべき運動器疾患の診断,治療を行うための基本的手技を習得します(表1).
各臨床研究部門がそれぞれ習得すべきと定めた手術,検査について,必要とされる件数を経験し,最短期間での整形外科専門医の取得を目指します.
葛飾医療センター,第三病院,柏病院,および講座関連病院で研修中も,医局会,抄読会,テーマ別勉強会には参加し,最新の知見について学びます.
学会活動に積極的に参加し,随時,学術集会での発表を行い,その論文を作成します.
大学院リサーチレジデント希望者は,原則として附属病院(本院)で臨床研修を行いながら学位論文をまとめます.この場合,少しスケジュールがタイトになりますが,最短期間での専門医取得を目指します.なお,大学院への進学は,専門医取得後でも可能です.
運動器としての働きの中心となる骨・関節・靱帯,筋・腱・神経の基礎科学を学ぶことは,運動器の機能や病態を理解するために極めて重要であると考えています.レジデント終了後に基礎科学を学ぶ意欲のある若手医師に対しては,分野を問わず,本学基礎講座をはじめとし,国内外の優秀な指導者のもとへ,積極的に留学させています.

【表1】専門修得コース 研修施設ローテーション例(2010年度の例)

レジデント 1年次
初期
1年次
前期
1年次
後期
2年次
前期
2年次
後期
3年次
前期
3年次
後期
A 本院 厚木 富士 本院 第三 宇都宮
B 本院 葛飾医セ 柏/柏救急* 西埼玉 本院 第三
C 本院 本院 葛飾医セ 第三 柏救急/柏* 西埼玉
D 本院 宇都宮 厚木 本院 神奈リハ 柏救急/柏*
E 本院 西埼玉 宇都宮 厚木 本院 神奈リハ
F 本院 第三 本院 柏/柏救急* 西埼玉 葛飾医セ
G 本院 富士 西埼玉 神奈リハ 葛飾医セ 本院
H 本院 柏救急/柏* 神奈リハ 富士 厚木 本院
I 本院 神奈リハ 本院 葛飾医セ 宇都宮 富士
J 本院 本院 第三 宇都宮 富士 厚木

※最終Phase(3年次後期)は希望により選択

【専門医取得後の進路】
専門医取得後の進路については,各個人の希望に沿った指導を行う.Subspecialtyの指導医を目指す場合には、現存のいずれかの臨床研究部門に属し、より専門的で高度な診療に参加し、指導医としての資質を醸成する.
3.一般目標
整形外科専門医に必要な知識と基本的技能を修得し,実践できるようにする.個々の疾患に対する治療の歴史的推移を理解する.
4.到達目標・経験目標
「日本整形外科学会専門医制度研修カリキュラム」の目標を習得する.
1) 運動器疾患の理解に必要な運動器の生理学的および病態生理学を習得する.
2) 運動器疾患の正確な診断,安全な治療を行うための基本的手技を習得する.
3) 運動器救急疾患・外傷に対応できる基本的診療能力を習得する.
4) 外傷以外の重要な運動器疾患について理解,習得する.
・. 骨系統疾患
神経・筋疾患
脊椎・脊髄疾患
骨・関節の感染症
慢性関節疾患
関節リウマチと類縁疾患
代謝性骨疾患
骨軟部腫瘍
肩関節の疾患
手関節・手指の疾患
肘関節の疾患
股関節の疾患
膝関節の疾患
足関節と足趾の疾患
5) リハビリテーションの意義,義肢,装具の実際について習得する.
6) 医療記録の正確な記載と,その管理責任について理解,習得する.
7) 研究,発表の際に必要とされる倫理的に正しくまとめる能力を習得する.
5.プログラムの運営,管理について
それぞれ,受け持ち患者や執刀,もしくは助手として参加した手術症例について,症例記録を作成し,随時,指導者がチェックし,これを半年に1度程度,総括責任者をはじめとするレジデント指導者スタッフによる点検,指導を行うとともに,各レジデントが公平に研修を行えるよう,各人のローテイトする研修施設について調整する.
6.患者数,症例数
外来患者数(のべ):50631名/年,210〜250人/日(平成19年度)
新入院患者数:1121名/年(平成19年度)
年間手術件数:1014件(平成19年度),965件(平成18年度)
7.学会認定施設の状況
日本整形外科学会認定研修施設
日本手の外科学会認定研修施設
関連ホームページ
  本院 整形外科
  整形外科学講座

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