利用案内

育児中医師の短時間勤務制度

対象者:原則として小学校3年生までの子を養育する医師(レジデント含む、初期研修医除く)

【 特徴 】

1)

半日勤務を1単位として週5単位以上勤務すれば、本学に籍を置く教員として身分を維持できる。
ただし、本制度の適用を受ける間は原則として本学附属病院以外で就労してはならない

※月1回以上、宿直(又は日直)を行っている場合、又は新橋健診センター・晴海トリトンクリニックで勤務している場合はこの限りでない。医局公務による臨時の他施設就労については、診療部長判断により認める。

2) 時間外勤務と当直勤務は原則として免除される
3) 短時間勤務者は各診療部の定数には算入せず、プラスαの要員として位置付けられる
4) 給与は臨床経験を基に勤務日数に応じて決定し、賞与も支給
5) 週5単位以上の勤務があれば社会保険の加入も可能
6) 短時間勤務医師としての任用期間は研究歴に加算し、本学専門修得コース(レジデント)履修歴には条件付きで加算する

○例えばこのような働き方が可能です

例1: 週5単位

 
A M - -
P M - - - - - - -

例2: 週8単位

 
A M - -
P M - - - -

短時間復職特別支援

  1. 1)復職に向けた手技・技能の修得を目的とし、週1単位以上復職に向けた修練を行う。
  2. 2)原則として1年以内に常勤または短時間勤務5単位以上として勤務することを条件とする。
  3. 3)本制度適用期間は無給とする。(患者診察をした場合は日数に応じた手当を支給)
  4. 4)本制度適用期間は、研究歴および専門修得コースの履修歴には含めない。

一時保育施設(カンガルームプラス)

※(株)資生堂と法人契約を締結しております。詳しくは学内イントラネット(学外からは閲覧できません)をご確認ください。 

1)利用資格 本学に勤務する常勤教員(レジデント・大学院生含む、臨床研修医除く)
2)対象児童 生後57日の乳児からから小学6年生まで
3)保育時間 月〜金曜 午前8時半から午後6時まで

※やむを得ない場合、午後6時から午後6時半まで延長保育

※土曜、祝祭日、夏季休暇および年末年始期間中は休業

※土日祝利用につきましては、教員・医師人事室へご相談ください。

4)利用形態 一時保育(ベビーシッター)
5)利用定員 先着順(空き状況により利用できない場合もございます)

★ベビーシッター補助券対象外

★KODOMOLOGY男性社員向け体験型トレーニング「イクトレ」受講のご案内

Eton House(イートンハウスインターナショナルプリスクール)

東京(六本木・虎ノ門)、長野(軽井沢)で3校のインターナショナルプリスクール(認可外保育施設)を運営しております。利用希望される場合は教員・医師人事室までご連絡ください。
1)利用資格 本学常勤教員
2)対象年齢 15カ月から6歳  ※軽井沢校は3歳から6歳
3)利用案内 詳しくはこちらをご確認ください。
4)ホームページ

 

ベビーシッター補助券の配布

1)全国保育サービス協会の実施する「ベビーシッター派遣事業」を本学で運用しており、就労のために在宅保育サービスを利用する場合に1日1家庭につき1回2,200円の割引券が利用できる

2)利用資格 本学常用の教職員(ただし私立学校教職員共済制度の加入者であること)
3)対象児童 原則小学校3年生までの児童・乳幼児
4)主管課 総務部給与厚生課
5)発行申請 ベビーシッター割引券発行申請は学内イントラネット(学外からは閲覧できません)をご確認ください。

病児預かり室(ひまわりルーム)(本院)

1)利用資格 附属病院(本院)勤務の臨床系医師及び看護師  ※事前登録制
2)対象乳幼児 満1歳〜小学校就学前の乳幼児
3)受け入れ時間 朝9時から午後5時半まで ※初日は小児科受診の必要有り
4)定員 1日につき3名まで(原則として先着順の受付で定員になった時点で締め切り)
※コロナ禍では原則1名まで(兄弟や双子等同じ家族であれば2名までは預かり可能)
5)利用料金 無料
6)主管課 本院管理課
7)利用案内 「ひまわりルーム」利用案内は学内イントラネット(学外からは閲覧できません)をご確認ください。

病児保育室 (葛飾医療センター)

1)利用資格 葛飾医療センターに勤務する教職員
2)対象乳幼児 満1歳〜小学校3学年の年度末まで
3)受け入れ時間 朝8時半(診察)から午後4時半まで 
4)定員 1日につき2名まで(原則として先着受付順)
5)利用料金 無料
6)主管課 葛飾医療センター管理課(庶務係)
 

病児保育室  (第三病院)

1)利用資格 第三病院に勤務する教職員
2)対象乳幼児 満1歳〜小学校1学年の年度末まで
3)受け入れ時間 朝8時半から午後4時半まで ※預け入れ当日は救急室受診の必要有り
4)定員 1日につき3名まで(原則として先着受付順)
5)利用料金 無料
6)主管課 第三病院管理課
 

病児保育室  (柏病院)

1)利用資格 柏病院に勤務する教職員
2)対象乳幼児 満1歳〜小学校6学年の年度末まで
3)受け入れ時間 朝9時から午後5時半まで 
4)定員 1日につき3名まで(原則として先着受付順)
5)利用料金 無料
6)主管課 柏病院管理課(庶務係)
 

女性医師専用ロッカールーム(附属病院のみ)

1)利用資格 附属病院に勤務する女性医師(初期研修医は除く)
2)台数 264台完備

搾乳スペース

2号館4階女性医師ロッカールーム内に搾乳スペースがございます。
机とイスをご用意しております。お気軽にご利用ください。
搾乳スペース

休憩室

2号館4階女性医師ロッカーの向いにあります。
体調不良の場合は横になって休憩することが可能
対象者:女性全教職員

研究活動復帰支援制度

この制度は、ライフイベント(出産・育児)による研究活動の一時中断を余儀なくされる本学の女性教員または40歳以下の教員に対して、円滑な研究活動への復帰とその後のキャリアの継続を支援することを目的としており、研究代行者の雇用費用、子供の急な発病に伴う臨時病児保育費用なども支援しております。研究活動復帰支援研究費の詳細は、研究推進課(71-2184)にお問い合わせください。

利用者の声

兼務制度のご案内

所属元の教員としての身分を保有したままセンター(総合医科学研究センター・学術情報センター・教育センター)の業務に従事することが可能な制度。詳しくは教員キャリア推進室までお問い合わせください。

利用者の声

小児科 女性医師より

○短時間勤務制度を利用して…

私はH13年卒で8年目後半の時に休職し出産、2歳半の子供がいます。まだ学年的にもう少し勉強できる気がしていた時に、教授からも復帰のお誘いをいただき、子供が1歳半の時に短時間勤務で大学に復帰させていただきました。
仕事面では本当に沢山勉強させていただき満足しています。また生活面でも週に3日のみの勤務でしたので、特に負担になることはなかったです。子供は慈恵が提携している院外保育所でお世話になりました。

○院外保育所を利用して…

少人数制でとてもきめ細かく面倒を見ていただきました。 いわゆる生活のことだけでなく、知育の面でも様々な取り組みをしていて、とてもたくさんのことを吸収して帰ってきていました。
人数も少ないためいわゆる感染症が流行るということもあまりありませんでした。家の近くの保育園ではないため、皆住んでいるところが離れていて帰りにお話をしたり、休日にお会いするということはできませんでしたが、イベント時などにお話を伺うこともできて情報交換にはなりました。

○病児預かり室を利用して…

保育園に行き始めてどうしても病気になることは前より増えました。 病児預かり室は職場の中にあり、何かあればすぐに様子を見に行けるためとてもありがたいシステムだと思います。
実際、お昼に持っていったお弁当が足りない(うちは熱が出ても食欲は落ちなかったため)などの連絡があればすぐに何かを買って持っていったりすることもありました。人数制限がありますが、今まで何度も利用していて一度も引っかかったことはありません。

○今後出産・育児といったライフイベントを迎える女性医師へ

入局した時にはもちろんこのようなシステムはなく、出産や育児はどうするのかな、と思いながらも8年半は当直や朝早い、夜遅いといった生活をこなしてきました。いったん辞めてしまうと大学への復帰は怖気づいてしまい、学年的にまだまだ学びたいこともあり今後ずっとこのままなのかは迷っていました。
私のいた小児科学教室では子供がいる医師も(男女問わず)多く、短時間勤務への理解はとてもあり、実際戻ってみたところ、とても働きやすく、楽しく仕事と家庭の両立をさせていただきました。
やってみれば何とかなるものです。みなさんも少しでも次のステップのことを考えているのであれば、是非一度女性医師キャリア支援室で相談していただければと思います。

画像診断部 女性医師より

○短時間勤務制度を利用して…

制度上、当直免除や勤務時間数が定められており、同僚やコメディカルへきちんと自分の勤務形態を説明し、理解してもらうことで、気兼ねすることなく働くことができました。
この制度を利用したことで精神的にも体力的にもとても助かり、仕事と家庭を両立することができたので、子どもたちにとっても良かったのではないかと思います。

○院外保育所を利用して…

スタッフの皆さんの対応がとても手厚く、何かあればすぐに連絡をいただけるので安心して利用することが出来ました。土曜日やお盆はお休みのため利用できないという難点はありますが、それでも利用できてよかったです。

○今後出産・育児といったライフイベントを迎える女性医師へ

若い女性医師は本学の制度をよく知らない人がまだまだ多いようです。
将来出産や育児といったライフイベントを迎え、仕事と家庭の両立が難しくなってきたとき、利用できる制度は活用し、是非慈恵でキャリアを継続していって欲しいと思います。

眼科 女性医師より

○短時間勤務制度を利用して…

産後6か月の復職ということもあり、8割勤務からの復帰は育児と仕事の両立面で丁度良かったと思います。
授乳期でもあったので、昼休みの搾乳の必要がなくなった10か月から完全復帰をしましたが、それまでのステップとしては、慣れない育児と思い出しながらの研修をする状況下にはありがたい勤務制度だと思います。
いきなりの完全復職しかなかったら、ずっと遅い復帰にせざるを得なかったと思います。
金銭面でも家計の助けになりました。

○今後出産・育児といったライフイベントを迎える女性医師へ

徐々に働くママドクターを支援する環境も整いつつあるので、できる限りいろいろな方面からのサポートに甘えながら仕事を続けてほしいと思います。
どうしても周囲の人たちに迷惑をかけてしまうことが多く、仕事も同期よりもゆっくりペースになってしまいますが、「わがまま一つ、がまん一つ」で割り切っていいと思います。
このフレーズは上級医の男性医師から掛けていただいたもので、とても励みになっています。

↑ページのトップへ