慈恵看護教育130年記念式典・記念講演、記念祝賀会 報告

慈恵看護教育130年記念式典・記念講演

明治18年(1885年)に日本初の看護婦教育所である「有志共立東京病院看護婦教育所」が設立され、明治20年(1887年)に日本で初めての看護留学生を英国のセント・トーマス病院に留学させ、翌明治21年2月1日には記念すべき第1回の卒業生5名を送り出しています。本年、看護教育を始めてから130年を迎えました。これを記念して平成27年11月15日(日)、ホテルオークラにおいて、寬仁親王妃信子殿下のご臨席のもと、「慈恵看護教育130年記念式典・講演会、祝賀会」が執り行われました。

記念式典では、北素子看護学科長の司会の下、上間ゆき子慈恵看護専門学校副校長の事業経過報告、栗原理事長の式辞、寬仁親王妃信子殿下のお言葉、ご来賓の厚生労働省医政局看護課岩澤和子課長のご祝辞など、厳粛な雰囲気の中すすめられた。

記念講演では、寬仁親王妃信子殿下より「看護の心」と題し、これまでのご経験やボランティアでの電話相談から心温まるお話で看護職へのエールを頂いた。

  • 記念式典・記念講演風景
  • 記念式典・記念講演風景
  • 記念式典・記念講演風景
  • 記念祝賀会風景
  • 記念祝賀会風景
  • 記念祝賀会風景
  • 記念祝賀会風景

会場を移しての記念祝賀会では、髙橋則子附属病院看護部長の司会の下、松藤学長の挨拶、来賓からは東京都看護協会嶋森好子会長・日本看護学校協議会荒川眞知子会長よりご祝辞をいただいた。この祝賀会には寬仁親王妃信子殿下もご臨席下さり、終始和やかにご歓談された。
会場内は旧交を温める関係者の喜ばしい姿が多くみられ、皆、長い歴史の中で高木兼寛とナイチンゲールの思想が脈々と受け継がれていることに誇りと使命を感じ、新しい仲間とともに伝承していきたいと語っていた。

本学は創立以来受け継がれてきた「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神を高く掲げ、医学・看護学の教育・研究とその実践を通して人類の健康と福祉に貢献して参ります。

学校法人慈恵大学
理事長 栗原 敏