調布市大学プラットフォームについて
調布市大学プラットフォーム「調布市相互友好協力協定締結大学連携」

Ⅰ.【基本方針】

調布市、調布市産業界と調布市の複数大学間の連携による調布市大学プラットフォーム「調布市相互友好協力協定締結大学連携」を形成し、調布市と大学間の相互友好協定をもとに、文化、教育、学術、スポーツなどの分野で援助、協力し相互発展を図ります。

Ⅱ.【地域の現状】

東日本大震災、台風・豪雨などの自然災害や少子高齢化、経済社会などのめまぐるしい変化は、人々の生活に大きな影響を与えている。社会全体の不安感や孤立感が増す厳しい現状のなか、現在では全国各地で多様な市民活動が活発におこなわれているが、地域社会においては、「家族」や「いのち」にかかわる問題や社会状況の中から生まれてくる様々な問題に関する解決が求められている。これらの解決のため、市民と行政、さらに高等教育機関のパートナーシップの構築や市内で学ぶ学生が広く市政に参加できる環境づくりなどの「参加と協働のまちづくり」の推進が必要とされています。
東京都調布市は、推計人口234,429人(2017年8月1日)、東京都の多摩地区の東端に位置し、区部と境界を接している隣接5市の内の一つであり、都心に近く(都心である新宿駅との距離は約20km)住環境の整った住宅地である。近年、市内を東西に横断する京王線の地下化が行われ、駅前エリアの再開発が進んでいるが、反面、大手企業の移転も行われました。このように、自然の豊かさも残る住みやすい街ではあるが、街並みは大きく変わり、市民の生活環境も変化していく中においても市民交流の機会を重ねていく必要があるが、これらを推進する仕組みは十分であるとはいい難いのが現状です。

Ⅲ.【地域の課題】

平成26年3月の「調布市将来人口推計」では、調布市の将来人口が今後も緩やかに増加することが予想されているが、2024(平成36)年の230,185人をピークに減少に転じ、老年人口(65歳以上人口)が増加していく一方で、年少人口(15 歳未満人口)と生産年齢人口(15〜64 歳人口)が減少し、少子高齢化が進んでいく見通しとなっている。一方、平成27年8月の「調布市結婚・出産・子育てに関する市民意向調査」及び「平成27年度調布市民意識調査」の調査結果によると、現在の合計特殊出生率と希望出生数との差があることや20代から40代の市内在住者の転出意向が比較的高いことが明らかとなりました。
2020年東京オリンピック・パラリンピックを間近に控え、2019年ラグビーワールドカップとともに世界最大級のスポーツイベントが2年連続で調布市において開催される。日本が国際社会の中での存在感を示そうとする中で、様々な障がいのある方、高齢の方、子育て・養育中の方々、外国人の方々など、何らかのサポートが必要な方々を含め、全ての人が安全で快適に過ごせる共生社会の構築を目指すことは急務である。さらに、日本においても大学等の高等教育機関に在籍する障がい学生数が年々増加している現状がある中で、大学における障がい学生支援の環境・整備の状況が十分ではないことが課題となっている。研究においては、地域の課題を研究に繋げ、大学が地域の課題解決を支援する活動が不足しています。

Ⅳ.【調布市大学プラットフォームが取り組む課題】

調布市

  1. 少子高齢化
  2. 特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)と希望出生数との差がある
  3. 20代から40代の市内在住者の転出意向が比較的高い
  4. 様々な障がいのある方、高齢の方、子育て・養育中の方々、外国人の方々などへのサポート
  5. スポーツ国際大会の開催

    ・2020年東京オリンピック・パラリンピック
    ・2019年ラグビーワールドカップ

産業界からの要望

  1. 調布市ならではのお土産つくり
  2. イベント(お祭り等)での人手不足
  3. インバウンド対応の不備

大学

  1. 地域活性化及び地域の安全への取組の不足
  2. 子育て・幼児の支援、小・中・高校との連携充実
  3. 障がい者、高齢者支援の不足
  4. 地域連携高等教育の開発と推進

Ⅴ.【調布市大学プラットフォームのビジョン】

少子高齢化の進行と総人口の減少は、まちの活力の低下につながり、特に、生産年齢人口の減少による地域経済の縮小や、老年人口の増加による社会保障関係経費の増加などが懸念されます。調布市大学プラットフォームは、調布市等と一体となり、このような人口動向を踏まえ、調布市との協働により、『2020年に向けた調布市アクション&レガシープラン2017』『調布市基本計画(まちづくりの基本目標)』『調布市人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略』等の視点も取り込み、地域の課題の解決に向けて活動します。

Ⅵ.【中長期計画のロードマップ】

ビジョン実現のため、調布市大学プラットフォームは、10年にわたって培われた調布市と包括連携協定大学との各専門分野における多彩な事業連携の基盤を発展させた高等教育機関プラットフォームとして、その専門性をさらに高め、多くの個人、多様な団体・企業と協働し、ネットワークをさらに広げながら、地域における高等教育機関の社会貢献活動としてのセンター機能を充実していきます。調布市基本構想(2013〜2022年)の「まちの将来像」=「みんなが笑顔でつながる・ぬくもりと輝きのまち調布」の推進力として機能するための活動を強化し、大学の地域貢献活動を推進した上で、中長期計画を策定し、さらに地域と大学の相互貢献モデルを目指すものとします。
また、調布市大学プラットフォームは調布市を中心として、三鷹市、府中市の大学が参画しており、将来的には調布市との活動を、三鷹市民、府中市民への社会貢献に波及していきます。

Ⅶ.【中長期計画項目・年度別ロードマップ】

Ⅳ.【調布市大学プラットフォームが取り組む課題】を踏まえ、それらの課題解決のために、次のように中長期計画の取組を設定し、2018年から2022年までの年度別ロードマップを策定しました。

No. 中長期計画の取組 年間件数 2018 2019 2020 2021 2022
1 子育て支援活動の実施 2
2 高齢者支援活動の開催 2
3 音楽・芸術文化交流等の教育活動の実施 2
4 障がい者支援活動の実施 2
5 健康推進の教育活動の実施 2
6 小・中・高校生への教育活動 2
7 学生ボランティア教育の開発、推進 1
8 リスクマネジメント活動の実施 2
9 学生募集の共同活動 2
10 共同FD・SDの開催 1
11 社会人を対象としたキャリア形成の活動 1
12 地域への就職促進の活動 1  

:検討     :一部実施     :実施

Ⅷ.【中長期計画の評価】

Ⅶ.【中長期計画項目・年度別ロードマップ】に示す中長期計画の各取組に関する進捗状況・評価、計画全体に係る点検・評価を、定例会で行い、調布市大学プラットフォームのホームページで公表していきます。

Ⅸ.【実施体制】

調布市大学プラットフォームの実施体制は、調布市、調布市商工会などの産業界、調布市相互友好協力協定締結大学の8大学(電気通信大学、東京外国語大学、桐朋学園芸術短期大学、明治大学、白百合女子大学、ルーテル学院大学、東京慈恵会医科大学)で構成されます。年4回の定例会議を開催し、中長期計画の各取組の企画、実施を検討し、議決します。また、中長期計画の各取組の評価を行い、中長期計画の見直し、各取組の改善を推進します。これらの審議を円滑に実施するため、事務局を設けます。事務局は、連携大学の一部と調布市のスタッフが参画し、産業界との連携の窓口となります。

以上

問合せ
東京慈恵会医科大学教育センター事務室
Mail:edu.cen@jikei.ac.jp