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産婦人科


2024年04月現在
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診療部長:山田 恭輔

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 山田 恭輔
医員数 産婦人科専門医 7名
産婦人科専攻医 7名

診療内容・専門分野


診療部長: 山田 恭輔

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医

日本産科婦人科学会認定産婦人科指導医
日本婦人科腫瘍学会認定婦人科腫瘍専門医
日本臨床細胞学会認定細胞診専門医 等

【診療内容】
産婦人科診療には、周産期医療(産科)、婦人科腫瘍、生殖医療(不妊・不育)、さらに最近注目されている女性医学(女性ヘルスケア)の4つの分野があります。当院では総合的診療能力の向上に努め「女性の全てのライフステージに対応できる産婦人科」を目指しています。

【産科】
正常の妊娠・分娩管理はもちろんのこと、合併症をもつ妊婦さんも他科との連携の上、可能な限り受け入れる体制を整えております。また東京都周産期ネットワークグループの周産期連携病院としての重責を担っており、多摩地区周産期コーディネーターを通じ、周辺施設より積極的に母体搬送をお受けしています。
分娩制限は設けておりません。里帰り分娩も積極的に受け入れております。里帰り分娩をご希望される場合は妊娠20週までに分娩予約の受診、妊娠34週までに里帰りをして頂くことをお願いしております。通常の妊婦健診は医師のみでなく、助産師・看護師による保健指導・相談を行っております。また母親・両親・産後学級を開催し、妊娠中から産後にわたって皆様の疑問にお答えしております。


ソフロロジー出産

分娩方法は自然分娩を基本としていますが、新しい試みとしてソフロロジー出産の導入を準備しています。ソフロロジーは痛みの少ない出産として「無痛分娩」と混同されることがありますが、その内容は異なります。多くの産科施設で行われている無痛分娩は主に硬膜外麻酔を使って出産の痛みを軽減させる「麻酔分娩」であるのに対して、ソフロロジーは麻酔を使用しないので「自然分娩」のひとつです。熊本大学産婦人科の松永昭博士により改良された本邦のソフロロジー式分娩法に改めて注目し、妊婦さんが自己を主体として行えるスムーズな分娩を目指していきたいと考えています。

【婦人科】
良性腫瘍(卵巣のう腫・子宮筋腫・子宮腺筋症・など)に対する手術では、下腹部を横に切開する慈恵医大の伝統的な樋口式横切割を実施し、適応例には腹腔鏡下手術を積極的に行っております。 月経困難症、不妊症、卵巣がんの発生にも深く関連する子宮内膜症に対しても、患者さんの状況に応じた管理を積極的に行っております。
悪性腫瘍(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなど)に対しては、治療ガイドラインに基づく標準療法をすすめています。さらに特定非営利活動法人 婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG: Japanese Gynecologic Oncology Group)の臨床試験に参画し、最適な化学療法の実施に取り組んでいます。

【内分泌・生殖】
2017年から開設した不妊外来では、スクリーニング検査としてのホルモン検査、タイミング法・人工授精(AIH)といった一般不妊治療に対応しております。子宮卵管造影検査や配偶者の方の精液検査も行っております。卵巣腫瘍や子宮筋腫を合併している不妊症の方に対しては、腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術を行うこともできます。

【女性医学】
多摩地区の高齢化に伴い増加している骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤など)に対しては、保存的・外科的治療を状況に応じて行っております。
更年期症候群に対しては、ホルモン補充療法・漢方薬治療を行っています。また、若年婦人科がん患者さんにおいては、手術・放射線・化学療法後の卵巣欠落症状、骨塩減少症・骨粗鬆症に対する管理も充実させております。

外来治療について


外来受付時間 月〜土曜日 午前8時〜11時30分まで
(特に予約のある場合はこの限りではありません。)
初診の方 他の医療機関からのFAXによる予約を受けています。紹介状の手続きについて
予約外の方もお受けいたしますが、お待たせします。ご了承下さい。
再診の方 原則として予約制をとっております。

患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等


  • 1日外来平均患者数は約60人、病床(40床)です。
  • 年間分娩数は約120件で、帝王切開率は30%程度です。
  • 年間婦人科手術件数は約320件、そのうち良性腫瘍が約255件(腹腔鏡・子宮鏡下手術約170件含む)、悪性腫瘍が約65件です。
  • 悪性腫瘍初回治療件数は、子宮頸がん約20件、子宮体がん約25件、卵巣・卵管・腹膜がん約25件でした。悪性腫瘍に対しては手術、化学療法あるいは放射線療法を組み合わせた積極的治療を行っております。

救急・時間外診療の対応


夜間および休日も24時間365日対応し、救急患者さんの対応に当たっております。
かかりつけの患者さん以外の初診の方も状況に応じて診察いたしますので、受診希望の際は病院へご一報下さい。
なお、緊急対応等でやむをえない場合はお受けできないこともありますのでご了承下さい。


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