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薬剤部




院外処方せんについて


1.医薬分業とは


医薬分業とは、患者さんが診察を受けた後、医師から発行された処方せんを持って患者さんが街の保険薬局へ行き、薬の専門家である薬剤師から薬の説明を受け、薬を受け取るというものです。なお、病院の1Fお薬お渡し窓口隣りにFAXコーナーを設け、保険薬局へ処方せんを送信するお手伝いをしています。


2.院外処方のメリット


薬局を自由に選ぶことが出来ます。「かかりつけの薬局」を決めておかれると便利です。かかりつけ薬局では患者さん個人の「薬歴管理」を作成してもらうことが出来ます。薬歴管理により、複数の医療機関から処方された薬の相互作用や同じ作用の薬の重複投与を防ぐことができます。 薬の服用にあたり、正しい服用方法や留意点など詳しい説明を受けることができます。保険薬局の薬剤師に薬についてご相談ください。


3.一般名処方について


当院では、令和7年11月20日より一般名処方※を開始しています。
※一般名処方とは、お薬の「有効成分」をそのまま処方箋に記載する処方のことです。
処方箋表記 : 【般】+「有効成分名称」+「剤形」+「含量」

一般名処方を行うことで、調剤薬局において「先発医薬品」「後発医薬品」(ジェネリック医薬品)のいずれも選択することができます。
(ただし、患者さんの希望で先発医薬品を選択した場合、別途、選定療養費の負担が発生する場合があります。)
また、一部の医薬品では安定供給が難しい状況が続いております。このような場合でも、同じ効果をもつ他の医薬品への変更がスムーズに行えます。

「薬の安定供給」および「後発医薬品の使用促進」のため、国の政策として推進されておりますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。

詳しくは、下記厚生労働省のホームページをご覧ください。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進について(厚生労働省)


4.院外処方せんの有効期間


処方せんの有効期間は処方発行日を含めて4日間です。処方せんを紛失または有効期間を過ぎると薬をお渡しできませんのでご注意ください。


5.検査値の記載について


当院では、「医薬品適正使用の推進」および「QRコードを用いた安全性の向上、業務効率化への期待」を目的に下記について院外処方せんに掲載しています。

  • (1) 直近3ヵ月以内の検査値
  • 記載される検査値は過去3ヵ月以内に測定された直近の値です。(3ヵ月以内に測定された値がない場合は、空欄になります。)
    また、患者さんの希望や処方医の判断で記載されない場合があります。

    院外処方せんに記載されている検査値一覧表   

  • (2) QRコード
  • 処方せん右下に記載されたQRコードは調剤録への薬剤情報等の転記ミス防止や業務の効率化に活用されます。