診療内容・専門分野

精神神経科は、以下の分野の診察を行っています。

1) |
精神疾患の診断と治療 |
2) |
認知症疾患の診断と治療 |
3) |
健常者のメンタルヘルス(精神の健康)の促進 |
4) |
社会福祉施設との連携による患者さま、および、その家族への支援 |
5) |
睡眠障害の診断と治療 |
以下の症状で悩まれている場合には精神神経科にご相談下さい。

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気持ちが沈む、イライラする |
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被害的になったり、訳のわからないことを言う |
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不安で仕方がない |
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物忘れがひどくなった |
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夜うまく眠れない、昼間眠くて困る |
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特色

精神神経科医療をご希望なさる患者さんについて、初診として随時受け付けています。夜間の救急受診には、対応していません。また、精神神経科としての入院治療はできません。入院が必要な場合は、慈恵医大附属病院の他、千葉県、埼玉県の関連病院に紹介して、速やかな治療の導入をお願いしています。
メンタル不調についての受診は、10年前には考えられないほどに敷居が低くなりました。 内科や外科の受診のついでに、コンビニエンスストアやファストフード店のように、気楽に受診してもらえる総合病院ならではの精神神経科外来診療を目指して、少しでも地域の医療に貢献したいと考えています。

患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等

令和6年の外来初診患者数は627名で、外来延患者数は22,754名に及びました。診断内訳は、神経症性障害30%、気分障害20%、睡眠障害15%、統合失調症10%、認知症性疾患10%などの順に構成されていました。平成24年度から開始した睡眠時無呼吸症候群に対する終夜睡眠ポリグラフ検査入院を通じて、耳鼻咽喉・頭頚部外科、循環器内科との共同診療体制として診断や治療にあたっています。ナルコレプシーの診断に必要なMultiple sleep latency test (MSLT)も実施しています。平成25年度から、入院中の終末期がん患者さんに対する緩和ケアチームに参加しています。
令和2年度からは、入院患者さんに対する認知症ケアチームにも参加しています。令和3年度からの精神科リエゾン看護師の着任に伴って、常勤医と公認心理師からなる精神科リエゾンチームが発足して、入院患者さんに対する精神科リエゾン活動は、一層充実しました。
専門外来

睡眠障害

主な医療機器・設備

睡眠時無呼吸症候群に対する終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
中枢性過眠症に対する多回入眠潜時測定検査(MSLT)
救急、時間外診療の対応

夜間の救急受診は対応しておりません。 
その他

公認心理士による不眠症に対する認知行動療法を行っています。 
診療スタッフ

診療スタッフ |
専門 |
資格 |
診療部長/教授 |
山寺 亘
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神経症
睡眠医療 |
精神保健指定医
日本精神神経学会 精神科専門医・指導医、認知症診療医
日本睡眠学会 総合専門医・指導医
日本総合病院精神医学会 一般病院連携精神医学専門医・指導医
日本森田療法学会 認定医
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診療医長/講師 |
岩下 正幸 |
睡眠医療 気分障害 |
精神保健指定医 日本睡眠学会 総合専門医 |
診療医員 |
西川 慈子 |
精神科一般 睡眠医療 |
精神保健指定医 日本精神神経学会 精神科専門医 |
準診療医員 |
影山 美帆 |
精神科一般 |
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準診療医員 |
小林 珠代 |
精神科一般 |
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