東京慈恵会医科大学
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書籍案内

創設者 高木兼寛に関する本
〜本学の精神をより理解していただくために〜

1. 吉村 昭「白い航跡」 講談社 1991 上・下 2冊
 吉村氏自身がこの本の帯で「脚気予防法を確立し、日本海軍の脚気発生を皆無としたのは高木兼寛の比類ない大功績で、それが日清戦争の諸海戦、そして日露戦争の日本海海戦の圧勝につながり、日本を勝利国としたと言っても過言ではない。」と述べており、また「明治初年、海・陸軍人戦病死の最大原因と恐れられた脚気の予防法確立に生涯を捧げ、かたわら東京慈恵会医科大学を創立した人類愛にみちた生涯を描く」とある。

2. 松田 誠「脚気をなくした男 高木兼寛伝」 講談社 1990
 筆者は本学医化学講座(現:生化学講座第1)の主任教授を長く勤め、現在は名誉教授である。松田は高木兼寛の業績を「その第一は、かつて死病とおそれられ、重大な病気であった脚気の予防・治療法を確立し、帝国海軍から脚気患者を撲滅したことである。第二は、無料でかかれる施療病院を設立したこと、そして第三と第四は、東京慈恵会医科大学と、日本ではじめての看護婦教育所を創設したことである。」と述べている。

3. 「日本の「創造力」近代・現代を開花させた470人」 第5巻 NHK出版 1992
この251から264ページにわたり、「東京慈恵会医科大学---- 最初の医学博士となった高木兼寛」の記事がある。

4. NHK取材班編「ライバル日本史4 抗争」 角川書店 1996(角川文庫 10177)
241から264 ページに、「日清・日露 軍医鴎外の大敗北 高木兼寛 vs 森鴎外」が興味深く描かれている。

■定期刊行物

東京慈恵会医科大学雑誌
 この雑誌は本学の学術団体「成医会」の刊行物である。明治15年(1882)に創刊されており、平成14年(2002)には第117巻となり、長い歴史を誇っている。初め、「成医会月報」と呼ばれたもので、日本最古の医学雑誌の一つである。また発刊4年目からは英文論文も掲載しているので、日本最古の英文医学雑誌でもあった。英米そのほかの医育機関、研究所等に寄贈し、その刊行物との交換が長く続いた。この月報は大正8年(1919)から「成医会雑誌」に、さらに昭和26年(1951)からは現在の「東京慈恵会医科大学雑誌」(慈恵医大誌)に改められた。現在は隔月刊和文誌として定期的に刊行されており、内容は主に若い研究者の学位論文であるが、総説、留学先紹介など依頼原稿の掲載を積極的に行なっており、本学の研究活動や成医会会員の活躍などを紹介する役割をも担うことを目標としている。平成14年(2002)より電子ジャーナル版を刊行し本学医学情報センターのホームページでの閲覧を可能とした。

Jikeikai Medical Journal
 「成医会月報」は、英文論文の掲載を長く続けたので、欧米では高く評価されていたが、その後、漸次和文誌に移行したため、残念ながらその国際交流の機能を失った。そこで、昭和29年(1954)に至り、再び本大学の研究業績を広く海外に紹介するために、この「Jikeikai Medical Journal」を発刊することになった。英文による論文掲載を原則とし、季刊として刊行されている。年間約50の論文を掲載し、欧米諸大学、諸研究機関にも広く送付されている。また、第49巻(2002年)より表紙デザインを変更し、雑誌の大きさも国際版に拡大、本文は2段組にして刷新をはかった。当該巻より電子ジャーナル版を刊行し、本学医学情報センターのホームページでの閲覧を可能にした。投稿の門戸は広く開放されており、投稿規定の第一条には次のように書かれている。「本誌は東京慈恵会医科大学に所属する教職員による優れた論文を掲載することを主とするが、本学外 定期刊行物からの論文の投稿をも歓迎し、医学研究の進展に寄与することを目的とする。原則として英文による論文を掲載する。」

東京慈恵会医科大学教育・研究年報
 創立100年を記念して昭和56年(1981)に創刊された。発刊の主旨は、本学の各研究者がお互いの研究をよく知り、可能であれば共同研究を推進できるように、研究成果を提供しあうことにあった。周知のように、近年の医学研究は益々専門化するとともに、隣接領域の知識をより理解し難いものにしている。このような状況を解決する一つの方法は、隣接領域の研究者同士が、知識を交換し、共同研究を推進することである。特に同一施設内での共同研究は、時間の制約も少なく、情報の交換も極めて容易であるため大いに期待できる。そのための第一歩は、本学における各分野の研究業績を整理し、これを出版、発行、配布することである。そのことによって、大学内で提携できる研究課題を知りうるばかりでなく、また他の研究機関が本学の研究状況を知って、本学と提携できる研究課題についての予備知識を得ることもできるはずである。現在までにすでに20号を発行しているが、このような期待に十分応えている。内容としては、大学全体、各講座・研究室における1年間の教育・研究業績の主なものが約200ぺージにわたって収録されている。

Research Activities
 平成元年(1989)に、「東京慈恵会医科大学教育・研究年報」の英語版として刊行された。先の「Jikeikai Medical Journal」と同じく、欧米諸大学、諸研究機関100ヶ所以上に送付されており、文字通り本学の毎年のactivitiesを広く全世界に紹介しようとするものである。


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