事業について

　本学に新たな感染症科・ICTと連携したシミュレーション教育組織を構築する。その組織を基盤としてVR等を用いて開発したシミュレーション教育と遠隔手法の教育研究を実施する。災害の一形態である未知なる感染症に対し即座に対応する為、感染状況に応じた感染症人材育成プログラムの独自開発を継続する。全国からアクセスが良い立地を活かし大学間連携、地域医療連携の教育拠点としてのプラットフォームを形成・情報発信を行う。

事業期間

2020年〜2021年度まで

事業計画について

1. 医学部医学科 1学年に医学基礎教育のため、医学総論実習で医療者としての感染防御教育の実施 3学年の一部科目での感染症教育のため、感染症特化型チュートリアルのVR教材を作成し実施 4,5,6学年各臨床実習科目において感染対策手技を身につけるため、医療面接、身体診察、採血などの感染対策を踏まえた基本的臨床手技シミュレーションと遠隔手法のブレンド教育を実施 臨床実習学生を対象に臨床推論強化のため、シミュレーション教育を実施

2. 医学部看護学科 病院や保健所へ就職する4学年が感染拡大下にある現場で活用可能な感染防御に関わる看護技術を習得するための補完技術演習 全学年で下記科目において教授する感染防御に関わる看護技術の習得、及び感染症患者/疑い患者への看護を理解するためのe-ラーニング、VRシミュレーション教育に必要な教材の準備 1学年：基礎看護学実習　2学年：生活過程援助実習 3学年：看護総合演習Ⅲ　4学年：看護管理論

3. 医療従事者 感染対策知識習得のため、e-ラーニングを実施 復職医師・看護師、新入職者を含む感染防御手技習得のため、標準・経路別予防策のシミュレーション実施を準備、R3年度に地域医療者を含め実施予定 感染防御を含めた救命技術習得のため、蘇生教育を実施 感染防御を含めた急変対応技術習得のため、多職種連携シミュレーションシナリオを作成、R3年度に地域医療者も含め実施予定 教育指導者を対象に指導能力向上のため、FDを実施

本事業に関する問い合わせ
東京慈恵会医科大学教育センター事務室
e-mail：edu.cen@jikei.ac.jp