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眼科


2024年4月現在

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診療部長:林 孝彰

診療スタッフ
診療部長 林 孝彰
診療医長
診療医員
田 聖花
中村 仁紀
医師数 常勤 6名
非常勤 2名
視能訓練士 常勤 4名

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診療内容・専門分野


当科では頻度が高い白内障、緑内障はもとより、加齢黄斑変性、網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜色素変性、錐体ジストロフィさらに、角結膜疾患・眼瞼疾患に至るまで広範囲に診療しております。また、神経眼科・ぶどう膜炎疾患も専門医が診療しております。なお、ご紹介いただきました患者さんに対しましては、迅速に対応できる体制をとっております。


特色


手術日は月曜午後、水曜1日、金曜午後で、白内障手術を中心に緑内障手術、硝子体手術、網膜剥離手術、角膜移植、羊膜移植を含む眼表面手術、眼瞼外眼部、抗VEGF薬の硝子体注射などさまざまな手術に取り組んでおります。また、白内障手術や外眼部手術に関しては、日帰り手術や1泊入院手術も行っております。


白内障 白内障手術の待ち時間は、時期によって多少異なりますが1ヶ月程度です。最新の小切開超音波乳化吸引術+折りたたみ眼内レンズ挿入術を行っており、術後視力は大変良好です。ご希望・必要に応じて、乱視矯正や保険適応範囲内の二重焦点の眼内レンズを挿入しております。緑内障の点眼加療を行っている患者さんに対しては、低侵襲緑内障手術として、流出路再建術(マイクロフックを用いた線維柱帯切開術)、iStent inject Wというインプラント挿入の同時手術を行っています。
網膜剥離 迅速に手術が行われる体制を整えており、良好な復位率を得ています。
糖尿病網膜症 蛍光眼底造影において早期診断を行い、適切な時期にレーザー光凝固を施行し、また進行した網膜症については専門の術者が硝子体手術を施行しております。
加齢黄斑変性症 抗VEGF薬(アイリーア、バビースモ、ルセンティス、ベオビュ、ラニビズマブBS)の硝子体注射をおこなっております。
黄斑浮腫 抗VEGF薬(アイリーア、バビースモ、ルセンティス、ラニビズマブBS)の硝子体注射をおこなっております。
緑内障 良好な視機能維持のために治療法を検討し、手術適応があれば低侵襲緑内障手術を選択します。濾過手術,チューブシャント手術が必要な症例については、本院と連携して治療を行います。簡便に眼圧下降を実現する選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)も実施可能です。
神経眼科疾患 神経眼科の専門医が診断を行い、治療法を検討しております。視神経炎に対するステロイドパルス治療や視神経脊髄炎(抗アクアポリン4抗体陽性)に対する血漿交換療法などを行っています。視神経炎でステロイド治療が効果不十分な場合、免疫グロブリンやサトラリズマブ療法、イネビリズマブ療法を行っています。眼瞼痙攣にボトックス治療を行っております。
ぶどう膜炎 内因性ぶどう膜炎(ベ-チェット病、原田病、サルコイドーシス)に対しては、ステロイド治療に加え生物学的製剤・抗TNF-α抗体製剤(レミケード、ヒュミラ)による治療を行っています。感染性ぶどう膜炎に対しては、前房水を用いた網羅的PCR法により9種類の病原体の有無を検索し、的確な治療を行っています。
眼表面疾患 羊膜移植を行っており、再発翼状片、角結膜悪性腫瘍、難治性角膜びらんなど角膜びらんに対応しております。保存角膜による角膜移植も可能で、角膜穿孔や周辺部角膜潰瘍、角膜デルモイドなどに対応しております。その他、初発翼状片や結膜弛緩症、眼窩脂肪ヘルニア、涙点閉鎖など眼表面小手術のほとんどに対応しております。角膜変性疾患の診断と治療の相談にも対応しております。
眼瞼疾患 眼瞼下垂手術、眼瞼内反症手術、眼瞼腫瘍切除術など行っております。
ロービジョン 視覚障害者手帳申請、難病申請、障害年金申請、遮光眼鏡、拡大鏡、ロービジョンケアのアドバイスを行っています。
遺伝性網膜疾患 杆体と錐体を分離した網膜電図、遺伝カウンセリング、遺伝子診断を実施しています。
遺伝性視神経疾患 レーベル視神経症および常染色体優性視神経萎縮の遺伝子診断を実施しています。
セカンドオピニオン 網膜色素変性、黄斑ジストロフィなどの難病に対して受けつけます。過去に網膜色素線条に合併した脈絡膜新生血管に対する治療、Stargardt(スタルガルト)病の治療の現状などの実績があります。

特殊検査・先進医療


フルオレセイン・インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査、超音波検査、ゴールドマン視野検査、ハンフリー視野検査、網膜電図検査、両眼視・斜視検査、光干渉断層計(OCT)、前眼部OCT、OCT angiography、前房水・硝子体液を用いた網羅的PCR法、遺伝性網膜・視神経疾患に対する網羅的遺伝子解析(本院と連携)、多局所網膜電図・黄斑部局所網膜電図検査(本院と連携)


患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等


2023年1月〜2023年12月実績

外来患者数 約1,300/月
延べ手術件数 (硝子体注射含む) 2,064件

手術件数(主なもの)

術 式 症例数
白内障手術 750例
低侵襲緑内障手術 115例
硝子体手術 126例
眼瞼手術 34例
角結膜手術 52例
羊膜移植術 3例
抗VEGF薬硝子体注射 970例

特殊検査・先進的医療

術 式 症例数
感染性ぶどう膜炎に対する網羅的PCR法 30例
遺伝性網膜・視神経疾患に対する網羅的遺伝子解析 50例

特殊検査・先進的医療


フルオレセイン・インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査、超音波検査、ゴールドマン視野検査、ハンフリー視野検査、網膜電図検査、両眼視・斜視検査、光干渉断層計(OCT)、前眼部OCT、OCT angiography、前房水・硝子体液を用いた網羅的PCR法、遺伝性網膜・視神経疾患に対する網羅的遺伝子解析(本院と連携)、多局所網膜電図・黄斑部局所網膜電図検査(本院と連携)


主な医療機器・設備


レーザー光凝固、YAGレーザー、白内障・硝子体手術装置、蛍光眼底造影装置、超音波検査装置、ゴールドマン視野計、ハンフリー視野計、網膜電図検査装置、両眼視・斜視検査、光干渉断層計(OCT)、前眼部OCT、OCT angiography


救急、時間外診療の対応


水曜日に夜間救急を受入れております。


診療スタッフ


診療スタッフ 専門 資格
診療部長/教授 林 孝彰
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黄斑変性
網膜変性
白内障
ぶどう膜炎
神経眼科

日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
身体障害者福祉法指定医
難病指定医
日本眼循環学会理事
日本臨床視覚電気生理学会理事
日本網膜色素変性症協会学術理事

診療医長 田 聖花 角結膜疾患・白内障
ドライアイ
日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
診療医員 中村 仁紀 網膜硝子体・白内障
眼形成
日本眼科学会専門医
難病指定医
身体障害者福祉法指定医
准診療医員 飯田 由佳

白内障
黄斑変性

緑内障

 
准診療医員 福永 直子

眼科一般
白内障

黄斑変性

 
レジデント 比嘉 奈津貴

 

 

関連リンク


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