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結核病棟について(患者の皆様へ)


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結核病棟について


結核(多くは肺結核)の治療のための病棟です。


入院適応について


結核菌を他人へ感染させてしまう可能性の高いかたが入院の適応です。
具体的には、喀痰塗抹陽性(痰を顕微鏡でみて結核菌が確認される)のかたは入院が必要となります(勧告入院)。
塗抹陰性のかたは原則的には外来での治療が可能ですが、他人への感染のリスクが高いかた(他の病気のために入院中で、抵抗力の低いかたがそばにいる場合など)、合併する他のご病気に対して入院治療が必要な方、結核治療に伴う副作用などにより入院にて調整が必要な方、などは喀痰塗抹陰性でも入院が必要になることもあります。


治療について


基本的には内服で治療します。薬剤耐性を防ぐため、医療基準に沿って3〜4種類の薬を使用します。
治療期間は標準6(〜9)ヶ月ですが、個々の病状、合併症、薬剤耐性、副作用などによって長くなることがあります。多剤耐性結核の場合は治療がかなり困難で、外科治療などを行うこともあります。そのような場合には他の施設へ紹介して治療を依頼することもあります。 耐性化を防ぐためには、決められた量の薬を決められた期間きちんと服用することが最も大切です。入院中はもとより、退院後も内服の指示を守りましょう。


入院期間について

他人への感染性がほぼなくなった場合、退院できます。基本的には喀痰塗抹陰性を複数回確認することが条件となりますが、個々の病状によって大きく変わってきます。
2007年結核予防会の統計では入院期間の平均は4ヶ月程度ですが、基礎疾患がなく薬剤耐性もない方ではさらに短い場合があります。


入院生活について

空床状況にもよりますが、入院初期の感染力が強い期間は個室での管理が原則です。
ある程度たって治療が順調であれば大部屋へ移っていただくことになります。
治療上の観点から病室の移室がございますので、ご理解下さいますようお願い致します。
基本的には売店を含めて外出禁止ですが、一定の治療期間が経過しており病状が安定していれば院内敷地内の庭の散歩等に参加できます。


治療費について

結核治療には感染症法による公費負担制度があります。喀痰塗抹陽性のかたは治療費のほぼすべて、陰性のかたでも一部が補助されますが、負担の詳細に関しては保健所・自治体などにお問い合わせください。


面会について

面会は可能ですが、面会者のかたは感染予防のためにN95マスクという特殊なマスクを着用していただきます。マスクの購入・着用方法に関しては病棟看護師にお尋ねください。
※なお、当院の結核病棟は、15歳以下(中学生以下)の方は、ご面会を制限させていただいております。