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PPH

「痛みが少ない」PPHで、「おしりの悩み」にお別れを。


痛みが少ない治療法「PPH」とは?


PPHとは、ヨーロッパで生まれた直腸粘膜脱・内痔核の画期的な治療法です。2005年11月に厚生労働省により「先進医療」として承認され、2006年8月より東京慈恵会医科大学附属第三病院・外科でも直腸粘膜脱・内痔核に対するPPH治療を開始しました。
すでに全世界約65万人の患者さんがこの治療を受け、痔の悩みや苦しみから解放されています。
従来の手術では、神経の密な部分で手術をするため、術後に大きな痛みを伴いました。しかしPPHは、特殊な専用器具を使い、肛門よりもっと上の、痛みに対する神経がない部分で処理を行うため、痛みが極めて少なく、術後の疼くような痛みもほとんどありません。基本的には3泊4日という短い期間で早期退院と社会復帰が可能で、ご都合によってはより短期での治療も行っています。また皮膚を傷つけないため、術後の肛門の皮膚は見た目もきれいです。
直腸粘膜脱、内痔核でお悩みの方は、是非この治療をお勧めいたします。


痔核が脱出している状態です。 特殊な医療機器を使用して患部を正常な位置まで戻します。
同時に処理も行います。
痔核は消失し、術後の仕上りもきれいです。


画期的な治療法「PPH」のメリットとは?


従来に比べて治療後の疼痛がきわめて少ない
早期の退院・社会復帰が可能
皮膚に傷ができないため、術後の見た目もきれい
手術は約15分、3泊4日の入院治療を基本に、さらに短い入院期間でも可能です。

【注意】
PPHは、全ての痔の症状に対して有効ではありません。
ご相談の上、医師が症状に最適な治療法をご紹介します。


治療の流れ


【診療】
 
診療受付は外科外来にて予約制となっています
(※診療日は毎週月曜日です)
診療後、医師と相談の上、入院日の調整をさせていただきます。
【入院】
 
● 1日目
  下剤などで腸内をきれいにして手術に備えるため、前日入院を採用しています
● 2日目
  PPHによる手術(手術時間は約15分です)
※全身麻酔ではなく、比較的身体にご負担の少ない腰椎麻酔または、硬膜外麻酔での手術を基本としています
    ↓
  施術後、麻酔の影響がとれたら、通常の食事を開始します。
※摂取した食事が便になるまでに、通常24〜28時間程度かかります。
● 3日目・4日目
  排便を確認した後、退院
    ↓
  術後から、通常4週間〜6週間以内に完治いたします。
【備考】
 
[入院が難しい方へ]
  さらに短期での治療にも対応させていただいています。
お仕事、学校などでお忙しい方は気軽にご相談ください。
[再発防止へ]
  痔は生活習慣病とも言えますので、治療後、ライフスタイルの改善を行わなかった場合には、再発をする可能性があります。再発を予防するためにも、治療をきっかけにライフスタイルの改善を行いましょう。

治療費について


平成20年4月より、保険適応となっております。

成人の約3分の1は痔を患っています


痔を患っている人の数は、虫歯の次に多いといわれているほど一般的な病気です。食事や排便といった生活習慣や加齢、妊娠・出産などが原因で、誰でも痔になる可能性があります。症状が進行してしまうと、治療や治癒に時間がかかってしまう恐れがありますので、治療発見、早期治療で快適な毎日を送りましょう。